ネットショップを開設するにあたって重要になるのが「決済方法」の選択です。
多くのお客様が使用できる決済方法が用意されていないと、せっかく購入目前まで進んでいただいたのにページを離脱してしまう…なんてことも考えられます。
だからこそ、初めてネットショップを開設しようとお考えのオーナー様にとって「どの決済方法をストアに採用するべきか」というのは非常に悩ましい部分になってくるのではないでしょうか?
オーナー様がどんなストアを運営したいのかによって、導入すべき決済方法は変わってくるため、決済方法の選択は重要な部分となってきます。
そこで今回は、ネットショップで使用されている主な決済方法や主なネットショップ運営サービスでの導入状況、使用に伴う手数料をまとめました。「この決済方法があるサービスが使いたい」とお考えのオーナー様はぜひ参考にしてみてください!
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ネットショップでの各決済方法利用率の割合
具体的な各決済方法の比較に入る前に、まずはお客様がネットショップを利用する際、どのような決済方法を使っているのかを割合で見てみましょう。
(引用: 総務省 平成27年通信利用動向調査)
こうして見るとクレジットカードの利用率が約70%と、お客様にとってクレジットカードが人気の決済手段であることが伺えます。
しかしネットショップを運営していく上で、決済方法にはクレジットカード決済だけ用意しておけばいいというものでもありません。決済方法を複数用意しておくことによるメリットも存在するんです。
ネットショップには決済方法を複数用意しよう
ネットショップに決済方法を複数用意する理由として1番大きいのは「お客様の利便性が向上する」という点。
魅力的な商品を多く用意していたとしても、決済方法が限られてしまうと、お客様の希望する決済方法がないことから離脱を招いてしまう可能性があります。
実際にネットプロテクションが公開しているネットショップ市場のデータを参照しても、希望する支払い方法がなかった場合、75.4%のお客様が「他のサイトにて購入する」または「購入をやめる」という行動を起こしています。
反対に幅広い決済方法を用意しておくことでお客様の利便性が向上し、結果として離脱率の低下にもつながります。
そのため、多くのネットショップが多種多様な決済方法を導入しているんです。
具体的な決済方法の例を挙げると
- クレジットカード
- コンビニ決済
- 銀行振込
- キャリア決済
- 代金引換
- 後払い
- PayPal決済
- Amazon Pay
- 楽天Pay
と、大手ネットショップサービスが提供している決済方法だけでも多く存在します。
しかし「ここに載っているものを全て導入しよう!」とやみくもになってはいけません!
それぞれの決済方法のメリットやデメリット、主要なネットショップ運営サービス(STORES ネットショップ 、BASE、メルカリ、Amazonマーケットプレイス、楽天市場、Yahoo!ショッピングの6つ)での導入状況をしっかりと理解して、「どの決済方法を導入すればいいのか」を把握しましょう!
クレジットカード決済
クレジットカードは今や実生活でも欠かせないと言える決済方法の一つ。
クレジットカードは実生活はもちろん、ネットショップでも多くの人に利用されている決済方法で、マーケティングリサーチキャンプの行った ネットショッピング実態調査 では、お客様の73.9%がネットショップの決済にクレジットカードをもっともよく使っているという調査結果が示されています。
クレジットカードを使うことでお客様はインターネット上で決済を済ませることができるほか、オーナー様も商品代金の未納が起こる心配がないため、お互いにとって非常に便利な決済方法になっています。
便利である一方、クレジットカードは18歳以上(高校生除く)にならないと発行できないため、未成年のお客様が多くいるショップへの導入はあまり効果が期待できないというデメリットも存在します。
ネットショップ運営サービスによっては決済手数料が発生してしまう場合もありますが、それを考慮してもクレジットカードを決済手段として導入するメリットは大きいのではないでしょうか。
クレジットカード決済を導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
主要ネットショッピング運営サービスにおけるクレジットカード決済の導入状況をまとめました。
なおこの記事の中にある表はすべてスクロールして閲覧する事が出来ます。
サービス | 対応状況 | 対応カードブランド | 手数料 |
---|---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ |
VISA・MasterCard・American Express・JCB・Diners ※1 |
代金の3.6%か5% ※2 |
BASE | ◯ | VISA・MasterCard・JCB・American Express | 代金の3.6% + ¥40 ※2 |
メルカリ | ◯ | VISA・MasterCard・JCB・American Express・Diners Club・Discover | 代金の10% |
Amazon | ◯ | Visa・MasterCard・JCB・American Express・Diners Club・銀聯 | ¥0 ※4 |
楽天市場 | ◯ | Visa・MasterCard・JCB・American Express・Diners Club |
代金の3.6% ※5 |
Yahoo!ショッピング | ◯ | Visa・MasterCard・JCB・American Express・Diners Club | 代金の3.24% ※6 |
※1: ※クレジットカード決済利用には審査が必要です。(詳細はこちら)
※2: 月額2,980円(税込)のネットショップ ベーシックプランに加入している場合、手数料は3.6%になります。フリープランの場合5%になります。
※3: 別途商品のジャンルに応じた販売手数料が発生します
※4: 別途システム利用手数料3%がかかります
※5: 別途アフィリエイト原資、サービス使用料などを負担する必要があります
ネットショッピングでもっとも利用されている決済方法であるだけに、どのネットショップ運営サービスもクレジットカードに対応しています。
コンビニ決済
コンビニ決済はその名の通り、コンビニのレジや多機能端末を使い、商品購入時に表示される支払い番号を使用して商品代金を支払う決済方法です。
クレジットカードを用意することなく、コンビニのレジで現金払いができるので、クレジットカードを持っていないお客様にもご利用いただけます。
また、セブンイレブンやローソンなど全国展開を行なっているコンビニチェーン店で支払いが可能なので、多くのお客様にとって損のない決済方法です。
多くの場合支払いが確認されないと商品を発送しない・できない仕組みになっているので、商品代金が未納になる心配がないのもメリットの一つとなっています。
コンビニ決済を導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
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オーナー様 |
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各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 対応店舗 | 手数料 |
---|---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ | ローソン、ファミリーマート、セイコーマート、コンビニPOSレジ(オンライン決済) |
代金の5% ※1 ※2 |
BASE | ◯ | ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・セイコーマート | 代金の3.6% + ¥40 ※3 |
メルカリ | ◯ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・デイリーヤマザキ・セイコーマート | 代金の10% |
Amazon | ◯ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・デイリーヤマザキ・セイコーマート | ¥0 ※4 |
楽天市場 | ◯ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・セイコーマート | ※5 ※6 |
Yahoo!ショッピング | ◯ | セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・デイリーヤマザキ・セイコーマート | ※5 ※6 |
※1: 別途お客様に¥200/件の支払い手数料をご負担いただきます。
※2: 月額2,980円(税込)のネットショップ ベーシックプランに加入している場合、手数料は3.6%になります。
※3: 別途システム利用手数料3%がかかります。
※4: 別途商品のジャンルに応じた販売手数料が発生します。
※5: 販売した商品の金額によって手数料が異なります。
※6: 別途アフィリエイト原資、サービス使用料などを負担する必要があります。
コンビニ決済も全てのネットショップ運営サービスが対応しています。セブンイレブンでの決済に対応していない STORES ネットショップ ・BASEを除くと、各運営サービスで対応しているコンビニはほぼ変わりません。
銀行払い・銀行振込
銀行払い・銀行振込は商品の購入後、お客様にショップ指定の口座に商品代金を振り込んでいただく決済方法です。
振込手数料はお客様にご負担いただく必要がありますが、先ほどのコンビニ払いと同様クレジットカードを用意する必要がないので、クレジットカードを持っていないお客様にもご利用いただけます。
また多くの場合、振込先の口座はネットショップ運営サービス所有となっており、サービス側が入金を確認したのちに同額をオーナー様の口座に振り込むかたちになっているので、商品代金が未納になる心配もありません。
現在主流となっている銀行払いの例としては
- 窓口・ATM払い
- Pay-easy払い
- ネットバンキング払い
の3通りがあります。それぞれ
- 窓口・ATM払い: 商品代金を窓口やATMで支払う方法
- Pay-easy払い: オンラインサービスPay-easyを利用して商品代金を支払う方法
- ネットバンキング払い: 各金融機関のネットバンキングを利用して商品代金を支払う方法
となっています。
「銀行振込対応」と謳っているサービスであっても、Pay-easyを利用した決済のみに対応している場合、ネットバンキング払いができない場合などがあるため、導入にあたっては注意する必要があります。
銀行払い・銀行振り込みを導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 対応種類 | 手数料 |
---|---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ | 窓口・ATM・ネットバンキング | 代金の5% ※1 |
BASE | ◯ | 窓口・ATM・Pay-easy・ネットバンキング | 代金の3.6% + ¥40 ※3 |
メルカリ | ◯ | Pay-easy | 代金の10% |
Amazon | △ ※2 | - | - |
楽天市場 | ◯ | 窓口・ATM・Pay-easy・ネットバンキング | ※4 ※5 |
Yahoo!ショッピング | ◯ | Pay-easy・ネットバンキング | ¥150 ※5 |
※1: 月額2,980円(税込)のネットショップ ベーシックプランに加入している場合、手数料は3.6%になります。
※2: フルフィルメント by Amazonを利用した場合のみ対応しています。
※3: 別途システム利用手数料3%がかかります。
※4: 販売した商品の金額によって手数料が異なります。
※5: 別途アフィリエイト原資、サービス使用料などを負担する必要があります。
各サービスを比較すると、Amazonのみが銀行振込(ネットバンキング・Pay-easyを服む)に対応していないという結果になりました。その他の運営サービスでも、Pay-easyや窓口・ATM払いの有無が違いになっています。
キャリア決済
キャリア決済とは、お客様が商品代金を毎月の携帯電話料金にプラスしてお支払いいただく決済方法です。
現在ドコモ、au、ソフトバンクの携帯大手3社がそれぞれサービスを提供していますが、一方で最近流行している「格安SIM」を使用しているお客様はこの決済方法を使用することはできません。
この決済方法を使用する場合、お客様はインターネット上で決済を済ませることができるほか、オーナー様も商品代金の未納が起こる心配がありません。
JCBの調査によると、現在では16.7%のお客様がキャリア決済を「月に1回以上利用している」と回答しているため、キャリア決済は導入することでお互いにとって非常に便利になる決済方法と言えます。
キャリア決済を導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 対応種類 | 手数料 |
---|---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ | d払い・auかんたん決済・ソフトバンクケータイ支払い | 代金の5% ※1 ※2 |
BASE | ◯ | d払い・auかんたん決済・ソフトバンクケータイ支払い | 代金の3.6% + ¥40 ※3 |
メルカリ | ◯ | d払い・auかんたん決済・ソフトバンクケータイ支払い | 代金の10% ※4 |
Amazon | △ ※5 | d払い・auかんたん決済 | - |
楽天市場 | ◯ | auかんたん決済 | 代金の2.65% ※6 |
Yahoo!ショッピング | ◯ | d払い・auかんたん決済・ソフトバンクケータイ支払い | 代金の4.48% ※6 |
※1: 別途お客様に¥200/件の支払い手数料をご負担いただきます。
※2: 月額2,980円(税込)のネットショップ ベーシックプランに加入している場合、手数料は3.6%になります。
※3: 別途システム利用手数料3%がかかります。
※4: 別途お客様に¥100/件の支払い手数料をご負担いただくほか、お客様の利用回数に制限があります。
※5: フルフィルメント by Amazonを利用した場合のみ対応しています。
※6: 別途アフィリエイト原資、サービス使用料などを負担する必要があります。
各運営サービスを比較すると、現状ではBASEとAmazonの2つがキャリア決済未対応という結果になりました。また楽天市場はauかんたん決済のみに対応しているなど、サービスによって導入状況はまちまちと言えます。
代金引換
代金引換払いはその名の通り、注文した商品の受け取り時に商品代金を支払う決済方法です。代金と引き換えに商品を受け取る特性上、商品代金の未納が起こらないので、オーナー様にとっては導入するメリットの高い決済方法となっています。
ネットショップユーザーの52.4%が、決済方法に代金引換を選択する理由としては「品物が届いてからの支払いとなるため、安心だから」(出典: ネットショッピング実態調査)と答えているように、代金引換では商品の未発送といった事態が起こらないことから、お客様にとってもメリットの高い決済方法になっています。
加えて、代金引換はクレジットカードを使用したりコンビニへ代金を支払いにいく必要もないので、特に年配のお客様に使用されるケースが多いのも特徴です。
一方、前述した特性上マンションなどに設置されている宅配ボックスを利用できない、配達時間に合わせて在宅していなければいけないといったデメリットも存在します。
代金引換を導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 手数料 |
---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ ※1 | ¥0 |
BASE | × | - |
メルカリ | × | - |
Amazon | ◯ | ¥0 ※2 |
楽天市場 | × | - |
Yahoo!ショッピング | × | - |
※1: ネットショップ ベーシックプランのみ対応しています。
※2: 販売した商品の金額によって手数料が異なる他、お客様に¥324/件の代引き手数料をご負担いただきます。
代金引換については現状 STORES ネットショップ ・Amazon以外の運営サービスは未対応という結果になりました。
また代金引換に対応している STORES ネットショップ の場合も、ベーシックプランの契約が必要である他、オーナー様が各配送業者と直接対応・契約する必要があります。
後払い
後払い決済は、商品がお客様に配達された後にお客様がコンビニや銀行にて商品代金の支払いを行うという決済方法。
この決済方法を利用することで、お客様は
- 商品の状態を確認してから代金を支払える
- 手元にお金がない状況でも商品を購入できる
などのメリットを受けることができます。
また2016年11月にネットプロテクションが行った調査によると
- ネットショップで商品を購入する人の約12%が後払い決済を希望している
- 後払いを利用したい人の76%が後払い決済がないことで離脱してしまう
と、お客様にとって後払い決済は非常にニーズの高い決済方法となっています。
後払い決済を導入しているネットショップ運営サービスは、ほとんどの場合サービス側が商品の到着時点でオーナー様に代金を補填する形をとっています。
そのため商品代金の未納が起こった場合でもオーナー様に損害は生じない仕組みとなっています。
これらのメリットから、最近では様々なネットショップが後払い決済を導入するようになっています。
後払い決済を導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 手数料 |
---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ | 代金の5% ※1 |
BASE | ◯ | 代金の3.6% + ¥40 ※2 |
メルカリ | ◯ | 代金の10% ※3 |
Amazon | × | - |
楽天市場 | × | - |
Yahoo!ショッピング | × | - |
※1: 月額2,980円(税込)のネットショップ ベーシックプランに加入している場合、手数料は3.6%になります。
※2: 別途システム利用手数料3%がかかります。
※3: 別途お客様に¥200(月の初回利用時)の支払手数料をご負担いただきます。
後払い決済については、Amazon・楽天市場、Yahoo!ショッピングの3サービスが現状では非対応となっています。
PayPal
PayPal決済は、オンライン決済サービスであるPayPalを利用して商品代金をお支払いいただく決済方法です。
お客様がPayPalアカウントを所持している場合、購入のたびにクレジットカードの情報を入力していただく必要がないので、とても安全な決済方法としてお使いいただくことが可能です。
日本ではあまり馴染みのないサービスですが、海外では非常に普及しているオンライン決済サービスなので、海外発送を行おうと考えているオーナー様にとってぜひ導入していただきたい決済方法となっております。
またPayPalは売り手保護制度という、ネットショップで商品を販売するオーナー様を守る仕組みも整備されているので、オーナー様にとっても便利かつ安心な決済方法となっています!
PayPal決済を導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 手数料 |
---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ | 代金の5% ※1 |
BASE | × | - |
メルカリ | × | - |
Amazon | × | - |
楽天市場 | × | - |
Yahoo!ショッピング | × | - |
※1: 月額2,980円(税込)のネットショップ ベーシックプランに加入している場合、手数料は3.6%になります。
各運営サービスを比較すると、PayPal決済に対応しているのは現状STORESのみ。
唯一PayPal決済に対応している STORES ネットショップ でPayPal決済を利用する場合、決済に使用できるカードの種類が大幅に増加します。
通常のクレジットカード決済でご利用いただけるカード
- VISA
- MasterCard
- America Express(AMEX)
PayPal決済経由でご利用頂けるカード
- VISA
- MasterCard
- American Express(AMEX)
- JCB
- Discover
- 銀聯カード(Union Pay)
そのため、より多くのお客様に自分のネットショップでお買い物をしていただく機会にもつながります。
Amazon Pay
Amazon Payを導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 手数料 |
---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ ※1 | 代金の4% ※2 |
BASE | × | - |
メルカリ | × | - |
Amazon | ◯ | - |
楽天市場 | × | - |
Yahoo!ショッピング | × | - |
※1: ネットショップ ベーシックプランのみ対応しています。
※2: Amazonとの直接契約が必要です。
各運営サービスを見てみると、Amazon以外にAmazon Payを利用できるのは現状 STORES ネットショップ のみ。
また STORES ネットショップ の場合もベーシックプランの契約が必要である他、所定の審査を経た上でAmazonと個別に契約する必要があります。
楽天ペイ
楽天ペイを導入するメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
お客様 |
|
|
オーナー様 |
|
|
各ネットショップ運営サービスでの導入状況
サービス | 対応状況 | 手数料 |
---|---|---|
STORES ネットショップ | ◯ | 代金の5% ※1 |
BASE | × | - |
メルカリ | × | - |
Amazon | × | - |
楽天市場 | ◯ | - |
Yahoo!ショッピング | × | - |
ターゲット別:導入しておきたい決済方法まとめ
ネットショップでよく使われている決済方法と、主要ネットショップ運営サービスでの導入状況を紹介してきました。
ここからはストアのターゲット別におすすめの決済方法をまとめて紹介していきます!
中高生向け商品を販売しているネットショップ
10代の中高生のネットショップ利用率が急増している現在。中高生向けの商品を多く取り扱っている、またはこれから取り扱おうとしているショップも多いのではないでしょうか?
中高生向け商品に限らず、ストリートファッションなど20代向けの商品を多く販売しているストアには、携帯代金に上乗せして代金を支払えるキャリア決済、コンビニ決済など、クレジットカードを利用しなくても代金の支払いができる決済方法を優先的に用意しておきましょう。
とはいえ最近はデビットカードやLINE Payカード・au WALLETカードなどプリペイドカードといった、18歳未満でもクレジットカードブランドを持つクレジットカードのように使えるカードが所有できる時代。
これらを所有している人たちの利便性を考慮すると、クレジットカード決済を用意しておくことはベターな選択です。
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一般層向け商品を販売しているネットショップ
対象年齢の広い商品を販売しているショップの場合、クレジットカード決済の利用率は一気に上昇します。
こういった場合はメインの決済方法としてクレジットカード決済を用意しつつ、気軽に立ち寄れて代金が支払えるコンビニ払いや、携帯代金に上乗せして代金が支払えるキャリア決済を導入するといいでしょう。
またAmazonアカウントや楽天会員IDを所持している方のためにAmazon Pay・楽天ペイを用意しておくのも有効な手です。
この決済方法がおすすめ! |
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年配のお客様が多いネットショップ
インターネットの普及した現在では「外に出ないで買い物ができる」といったメリットから、ネットショップを利用して商品を購入する年配のお客様も増加しています。
しかし、そういった年配のお客様の多くはクレジットカードの複雑な仕組みを理解していなかったり、そもそもクレジットカードを信用していないといった場合が多く、現金払いのできる決済方法を求めています。
そのため年配のお客様が多いショップや、年配のお客様をターゲットにしている商品を販売しているショップの場合、コンビニ決済や銀行払い・代金引換など現金での支払いが可能な決済手段を中心に、クレジットカードなどの手段なども多く用意しておきましょう。
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海外向け商品を販売しているショップ
世界中から注文ができるネットショップのメリットを生かして、海外向けの商品を販売しているショップも近年増加しています。
こうしたショップの場合、外貨をそのまま受け取ることはできないので、クレジットカード決済などの導入は必須になってきます。
そこで注目したいのが、今回の記事でもご紹介したPayPal決済は日本国内ではあまり馴染みのない決済方法かもしれませんが、海外では圧倒的な知名度と普及率を誇っているんです。
そのため海外向け商品を販売しているストアでは、PayPal決済は確実に対応させておきたいところ。あわせてクレジットカード決済も対応しておくといいでしょう。
この決済方法がおすすめ! |
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まとめ
ネットショップで多く使われている決済方法やそのメリット・デメリット、各ターゲット別に導入しておきたいおすすめの決済方法について紹介してきました。
最後に各決済手段と、ネットショップ運営サービスでの対応状況をまとめた表を掲載します。
運営サービス/決済サービス | STORES ネットショップ | BASE | メルカリ | Amazon | 楽天市場 | Yahoo!ショッピング |
---|---|---|---|---|---|---|
クレジットカード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
コンビニ払い | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
銀行払い | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
キャリア決済 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ◯ |
代金引換 | ◯ | × | × | ◯ | × | × |
後払い | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × |
PayPal | ◯ | × | × | × | × | × |
Amazon Pay | ◯ | × | × | ◯ | × | × |
楽天ペイ | ◯ | × | × | × | ◯ | × |
こうして比較してみると、どのネットショップ運営サービスもクレジットカード・コンビニ払いをメインに対応しつつ、それ以外の決済方法で他のサービスと差別化を図っていると言えます。
ここまで様々な決済手段を見てきましたが、利用率の高いクレジットカード決済の導入はもはや避けられない状況となっていますよね。
このクレジットカード決済に加えて、様々な世代のニーズにあった決済手段を複数用意しておくことで、お客様の利便性が向上し、結果として離脱率の低下や売り上げのアップにつながっていくのではないでしょうか。
決済方法や運営サービスの導入には、今まででご紹介した各手数料や、決済手段の対応状況を参考にしてみてください。
今回の記事が「どの決済手段を導入すればいいんだろう?」という悩み解決の手助けになればと思います!
なお、ネットショップの開業については、『2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。