流行の早いアパレル業界では様々な新しい用語が生まれます。
コレクションブランドやファッションブランドなどでよく耳にする2019A/W、2019F/W、2020S/Sなどを聞いたことないでしょうか?
このS/S、A/W、F/Wはアパレルでは重要な販売指標になり、S/S、A/W、F/Wの販売周期によって売り手側、買い手側が動いています。ここではアパレルを販売するショップは知っておきたい、アパレルの販売サイクルについてご説明をしたいと思います。
ぜひご参考にしてください。
- S/S・ A/W・ F/Wって何?
- S/S・ A/W・ F/Wの販売時期は?
- S/S ・ A/W ・ F/W以外の閑散期とは?
- 販売サイクルに合わせて販売以外でやることはあるの?
- シーズン中に気をつけたいこと
- さいごに
S/S・ A/W・ F/Wって何?
S/Sは春を意味するSpringと、夏を意味するSummerの頭文字で春夏物を意味します。A/Wは秋を意味するAutumnと、冬を意味するWinterの頭文字で秋冬物を意味します。
またF/Wも同じ秋冬物の意味になり、アメリカではFallと使われヨーロッパではAutumnが使われる違いになります。
S/S・ A/W・ F/Wの販売時期は?
アパレル業界では季節ごとの販売時期が大きく2つに分かれます。
- S/S(春夏物)は大体3月〜7月中旬
- A/W、F/W(秋冬物)は大体9月下旬〜11月
の期間にシーズン物のアイテム販売時期になります。さらに細かくすると
- 3月~4月中旬 春物
- 6月~7月中旬 夏物
- 9月下旬~10月中旬 秋物
- 11月 冬物
の4つに区分されます。この期間に合わせて多くのブランドが洋服を作り、販売を行っています。
この販売周期に合わせて販売計画を立てることで、在庫リスクを軽減することもできますので、ぜひ実践してみてください。
S/S ・ A/W ・ F/W以外の閑散期とは?
アパレル業界では2月8月は閑散期と言われることがあります。理由は季節の変わり目でみんなが何を買っていいかわからない、または次の季節のアイテムが出てくる前に買い控えをしているなどの原因が挙げられます。
多くのブランドでは、2月8月にはセールを行ったり、期間中に買っていただいたお客様に、次のシーズンでも使えるクーポンを配布するなど、閑散期の対策を行ってます。
またその閑散期を使って、次のシーズンの情報をSNSやホームページなどで発信して買い手側の購買意欲を沸かせるような取り組みも効果的です。
販売サイクルに合わせて販売以外でやることはあるの?
販売以外で、気をつけたいことはショップ全体のデザインです。ブランドによっては季節に合ったカラーを使ったり、新作アイテムが入ったイメージ画像を使い春夏秋冬と4回ほど、ショップ内のバナーなどを総入れ替えをしています。
最低でもS/SとA/W(F/W)の年2回で良いのでショップ全体のリニューアルをすると、シーズン中に出した新作アイテムの売れ行きも良くなる可能性があります。
シーズン中に気をつけたいこと
作った洋服や商品が売れると嬉しいですよね。順調に売り上げが上がってくると、『もっと売り上げを作りたい!』『売れるうちに作らなきゃ!』『意外と商品が少なかったかもしれない!』という感情で売り上げを作る為に、追加生産を多くしてしまい、在庫不良を起こしてしまう可能性があります。
生産が1日2日でできる環境であれば上手く売り上げを作ることができますが、生産に2週間〜3週間かかってしまうと、販売周期から外れ、季節ニーズがない状態で販売をしなければいけなくなる可能性もあります。
在庫を増やす際は、生産にかかる時間と販売サイクルを考慮して計画を立てましょう。
さいごに
アパレル業界で忘れてはいけないのが、販売側と買い手側の需要と供給のタイミングをしっかり合わせることです。追加生産や新作を作る際は生産期間、販売ニーズ期間を事前に考えて行い、しっかり売り上げを積み重ねていきましょう!
また、ネットショップの開業については、『2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』で詳しく解説しています。
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