毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。
今回は「好きなもの」と「得意なこと」を掛け合わせてオリジナルのブランドを立ち上げたFrench D.O.Jの高橋さんにお話を伺いました。
-まずは高橋さんについてお伺いしたいと思います。
私はもともと商社で輸入業務を担当していました。そのときのスキルを活かして、今はフリーランスで翻訳や通訳のお仕事をしています。フリーランスのお仕事は案件を受注するという特性上、波がありますから、自分でコントロールできる仕事も兼業でやりたいと思っていました。
そこで自分のできることを考えたときに前職で培った輸入のスキルを活かし、お店をやろうと思ったのです。
お店をやるなら自分の好きなことができたら良いなと思って、French D.O.Jというフレンチブルドッグのグッズを取り扱うブランドを立ち上げることにしました。
- なぜフレンチブルドッグだったんでしょうか?
昔フレブルを飼っていました。飼う前はあまり犬が好きではなかったのですが、飼ってからはフレブルの可愛さにメロメロになってしまい、フレブルのグッズを身に付けることも多くなりました。人から貰うものもフレンチブルドッグのグッズが多くなり、気をつけないと、気づけば頭、Tシャツ、靴下、靴、カバンまでフレブルの日もあったりします(笑)犬を飼っていない今でも、フレブルは大好きで、いつでもどこでもフレブルと一緒にいたいという気持ちが強く、アパレルやカバンの製作をしています。
もちろんワンちゃん用のグッズを作りたいという気持ちはあるのですが、今はフレブル飼っていないので、試して販売ができないのです。自分が気に入ってないものを販売するのは嫌なので、協力してくれるワンちゃんと飼い主さんがいればやりたいですね。もしいらっしゃればお声掛けください!
- カラフルなロゴが特徴的ですが、ショップのコンセプトを教えていただけますか?
「海外デザイナーによるデザイン」&「街にも一緒に出かけられるシンプルさ」&「ぶさかわいくない、クールでカッコいい」フレブルのお店というのをコンセプトとして意識しています。
日本ではフレブルというと「ぶさかわいい」というイメージが強いですよね。私はそこに違和感があって許せないときがあるのです。どう見ても可愛いじゃないですか。「ぶさ(いく)かわいい」というのが納得いかないのです。French D.O.Jを通して「フレブルは可愛い、決してぶさ(いく)かわいい のではない」ということも広めたいです(笑)
昔からカバンが好きなのと、フレブルといつも一緒にいられるという意味で、カバンを多く取り扱っていますが、将来的にはマグカップなどの小物系もやりたいと思っています。
- なぜネットショップという手段を選ばれたのでしょうか?
はじめは実店舗での販売も視野にいれていたのですが、やはり初期コストがかかりすぎるのでネットショップを開設することにしました。
前職の業務の中で、ネットショップについて調べるという案件があったため、ネットショップに関する知識はありました。また資金的にもスケジュール的にも現実的だったのがネットショップでした。友人にデザイナーや梱包屋さんもいたことから比較的取り組みやすかったのです。
販売形態を決めてからデザインなども含めて2ヶ月くらいでオープンまでこぎつけました。どうしても年賀状に間に合わせて周りの人たちにブランド立ち上げを知って欲しかったのです。
- STORESをお選びいただいたのはなぜでしょうか?
もともとネットショップに関する知見はありましたが、すぐに新しいものが出てくるので開設のタイミングで再度複数サービスを比較しました
その中でもSTORESは非常に使いやすく、デザイン性も高かったです。説明書がなくてもすぐ使い方がわかりますし、本当に簡単なのですよ。友人にも「こんなに立派なネットショップをいつ作れるようになったのか」と驚かれます。
唯一懸念点として訪問者数を増やせるかという心配がありましたが、大型モールに出しても埋もれてしまいますし、まずは楽しみながら頑張ってみようと考えています。
今ではtwitterやブログなどを使って出来るだけ意識的に発信をしていて、集客を頑張っています。Instagramからの訪問が多いかと予想していたのですが、French D.O.Jの場合はtwitterからの訪問が多いですね。
月●万などの初期コストもありませんから、無理せず、自分のスタイルを崩さずに等身大でできるのがSTORESの良いところだと実感しています。
- 一番大変だったことを教えていただけますか?
ロゴデザインが一番大変でした。ロゴはお店の顔ですから、素敵なものがよくて、時間をかけました。日本のフレンチブルドッグのデザインは「ぶさかわいい」が主流でキャラクター的なタッチが多いですから、そうではない、インパクトのあるカッコいいロゴがよかったのです。
日本ではあまり見ない鮮やかな色使いのデザインにしたかったので、海外の方にお願いしようというのは一番初めから決めていました。たまたまドイツ人の友人がデザイナーだったので、お店を始める前に直接会いに行って、ロゴ製作のお願いをしました。
実際に依頼するといくら友人とはいえ、イメージを伝えるのが非常に難しくて苦労しましたね。プレゼン資料も作ったのですが、なかなか伝わらなかったり、デザイン画が出来上がると今度は良いものがありすぎて選べなかったり・・・。色々な大きさに変えて、近くから見たり遠くから見たりして、実際に商品になったときのイメージを膨らませながら、とにかくコミュニケーションを取り続けました。最終的には満足のいくロゴができたので、時間をかけた甲斐があったなと思っています。
現時点で一番苦労しているのは商品撮影ですね。外注すれば簡単ですが、安いところでも4方向で7,000円程度かかるので、全商品頼むとかなりコストがかかります。初期費用が回収できるまでは外注しないポリシーでやっているので、自分で頑張っています。
ショップオーナーさんと繋がれる場所であるTACOSイベントで「自宅で&スマホで撮る、商品写真の撮り方講座〜100均アイテムでオシャレに撮影!〜」を開催して頂けたのは非常にありがたかったです。あとはセンスが問われる部分になりますので、練習・研究を続けるのみですね。
最近ではおしゃれな場所で写真を撮ったり、周りにあるおしゃれなものを活用したりしています。
出川先生 @degawakoh の 真っ赤な口紅の写真💄 をイメージして撮ってみました。全く同じ色は見つからなかったのですが、どうでしょうか…?#storesTACOS pic.twitter.com/Blb0mC5CSJ
— French D.O.J ♡フレメロ♡ (@FrenchdojO) 2019年6月4日
- 実際にお商売をはじめてみていかがですか?
まさか自分がこうしてお店を始めるなんて思ってもみませんでしたが、非常に楽しいです。誰の許可を得る必要もなく、自分の好きなときに、好きなことを工夫しながらできますから。まだまだお店で生計が立てられるほどにはなっていないですし、1年目で爆発的に売れるだろうとも思っていないのですが、自分のペースに合わせて、やれる範囲のことを、やりたいようにやれるのが良いなと思っています。
-今後挑戦したいことはありますか?
オリジナル商品を作りたいです。ドイツのミュンヘンに行く予定があるので、何かインスピレーションが湧けばいいなと思っています。もしくは輸入の経験を活かし、仕入れ先を探して契約したり、良い商品があったら仕入れたりしたいと思っています。
- これからお商売をはじめようかと迷っている人に一言いただけますか?
とにかくやってみるのが大事。やりたいと1mmでも思うのなら、挑戦するべきです。2分でネットショップが開設できる、というのは嘘ではないですし、リスクもほとんどないので、やらない理由がないですね!
写真:French D.O.J French D.O.J
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