「 #sakishimaっ子 がいるから頑張れる」販売員からデザイナーに転身して生まれたsakishima tokyo

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毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。

 

今回は、元販売員からデザイナーになるために勉強し、企業デザイナーを経て、オリジナルブランドsakishima tokyoを立ち上げた岩島さんに、ブランドを作ることになったきっかけやSNSの活用について教えていただきました。 

アパレル販売員からデザイナーに「作る以外方法がなかった」

ーアパレルの販売員をされていたと聞いたのですが、販売員からデザイナーになりたいと思ったきっかけは何だったんでしょうか?

 

販売員になろうと思ったことにもきっかけがあって、自分の見た目にコンプレックスを感じていて、自信がもてなかったんですけど、私にとってお洋服がコンプレックスを解消してくれた心の拠り所だったんです。

 

私が販売員として提案したお洋服がきっかけで、お客様の自信に繋がったり、お洋服が楽しいと思ってくれたらいいな、自分がお洋服を通じて感じたことを感じてくれたらいいなと思って販売員を始めました。

 

接客をしているうちにどんどん顧客様ができてきて、私から買いたいと言ってくれる方が増えてきたんですが、その方々に似合うコーディネートを考えれば考えるほど、こういうお洋服があったらいいのにという思いが強くなってきました。

 

既製品では物足りない、ないなら作るしかない、とデザイナーになる決意をして、26歳でモード学園に入学しました。なので、元々デザイナーになろうと思っていたわけではなくて、販売員をやっている中できっかけがあったんです。

 

 

ーモード学園に入学後も販売員も続けていたんでしょうか?

 

それまでやっていた販売員の仕事は退職して東京に出てきたのですが、土日はアルバイトとして販売員をしていました。

 

学校は4年制だったのですが、4年間は楽しいと言いながらもとても大変でした。私は常に上位1%に入ろうという気持ちでやっていたので、夜通し課題をやっていることもありました。課題は適当にやろうと思えばできるんですけど、服が好きで入学したのに、それだとダメだなと思って。

 

服ができるまでの過程すべてが楽しくて、好きだったので頑張れました。これまで、勉強が苦手だったのですが、好きなことだと頑張れるし、1番になれるんだなって。上位1%になれない時も悔しさがモチベーションになっていました。

「自分のブランドを作りたい」

ーモード学園卒業後は、どうされたんですか?

 

就職して、企業のデザイナーとして4年間働いてました。

 

その後、自分のブランドを持ちたくて、会社を辞めて、sakishima tokyoを始めました。企業のデザイナーとしても、やりたいことをやらせてもらっていたのですが、自分のブランドがほしいと思うようになったんです。

 

 

ー何かきっかけがあったんですか?

 

デザイナーとして働き始めたら、コレクションブランドをやりたいという夢ができました。

 

でも、企業の中にいると、何をするにも稟議書が必要で、小回りもきかない。お金を出す出さないを決めるのも自分ではありません。

 

ファッションショーをするようなコレクションブランドをやるためには、進路を変えざる負えなかったんです。

 

ーsakishima tokyoを始めて、その目標に近づいていると感じますか?

 

近づいていると言えるのかわからないですが、目標さえ失わなければ、遠回りになったとしても叶うと思うんですよね。

 

まっすぐな道ではないんですが、副業を頑張りながらやりたい職業をしている人もいる中で、今はsakishima tokyoだけで生活できています。でも、そこで満足してはいけなくて。その一歩先、叶えたいところに向かうためにはどうすればいいのかをは毎日考えていますね。馬鹿にされることもあるんですけど、私はやるぞ!と。

「#sakishimaっ子 がいるから、今の私がいる」

ーハッシュタグ #sakishimaっ子 を作った理由を教えてください。

 

sakishima tokyoを着てくれるお客様の総称を作りたかったんです。ハッシュタグを作るまではエゴサーチでお客様の声を見ていたんですが、ハッシュタグを作ればいいんじゃないかと思い、候補を出してTwitterのアンケート機能で選んでもらいました。

 

 

sakishima tokyoのことを思っている瞬間、どんな気持ちなんだろうというのが知りたかったんですが、みなさんの投稿がすごく励みになっていて。#sakishimaっ子がいるから、今の私がいる。デザイナーという肩書をいただけているのは、#sakishimaっ子のおかげです。お守りみたいなタグですね。

 

ーハッシュタグをつけて投稿してもらえるように何か工夫はしているんですか?

 

特に言ってはないんですよね…みなさん、つけてくださるんです。つけるのを忘れてたとしても、後からつけてくれてたり。

 

ただ、ハッシュタグをつけた投稿は全部見ていて、いいねもしています。

 

ー投稿したら見てくれる、見てくれるならまた投稿したくなるといういい循環ができてるんですね。よく投稿してくれる方はわかりますか?

 

わかりますね。去年は3回展示会をしたんですが、関東以外にも北海道や鹿児島など全国各地からたくさん来ていただいています。展示会でお会いすると、顔とTwitterのアカウントもほぼ一致するので、投稿を見て、お客様の顔が浮かびます。販売員をやっていたのもあって、お客様は覚えるのは得意なのかもしれません。

 

ー展示会では接客もされるんですか?

 

もちろんします!なるべく、きちんとお話をしたいと思っていて、予約制にしています。遠方からわざわざ展示会に来てくれるって、本当に好きでいてくれているんだなと思うので、嬉しいです。私と話したいと思って来てくれる方もいるんですが、みなさんお洋服を実際に見たいと思って来ていただいているのも嬉しいですね。

 

ー展示会に来てくれた方をTwitterに書かれていましたね。

 

 

 

来ていただいたお客様のことは全部メモしています。
過去に何を買っていただいたかも書いていて、展示会で「どの色がいいですか?」と聞かれた時も、あの商品を持っているからこっちがいいですよ、と一言添えると「そうですね!」と喜んでいただけます。

 

ーきめ細かい対応で、お客様も嬉しくなりますね!今は展示会ができない状況だと思うんですが、どのようにお客様とコミュニケーションをとってますか?

 

Instagramのライブ配信をするようにしています。

 

ありがたいことに、自室でもあるアトリエからの配信でも見ていただけるんです。だいたい1回30分くらい配信しているんですが、sakishimaっ子が質問やコメントをしてくれるので、助けられています。みんなやさしいんですよね。

 

ーお客様とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

 

自分の発信は、あまりプライベートすぎることは投稿しないようにしています。あとは、sakishimaっ子であっても、sakishima tokyoだけが好きなわけではないので、投稿を追いかけたり、深入りしないようにしています。

 

#sakshimaっ子 は、縛るものではなくて、楽しい場所でありたいなと思っていて。帰ってこれる家みたいな、やさしい世界でありたいですね。

 

ー定期的にノベルティを配布されていますが、ノベルティはどういう役割なんですか?

 

 

一定以上の金額をご購入いただいた方にお配りしているんですが、好きなブランドのノベルティほどほしいものはないと思いませんか?

 

お洋服なので、販売してから一定期間が経ったり、在庫の関係でセール価格になってしまう。それはしょうがないことだと思うので、プロパー価格で買ってくれた方には特典としてノベルティをお渡ししたいなと思って。

 

私が小さい頃、雑誌の付録やおまけでもらえるものにとてもワクワクしたんです。本体とは違う、購入した方にしか得られないワクワクをお届けしたいなって。なくてもいいけど、あったら嬉しいものを配布したいというお節介な気持ちでやっています(笑)

 

ー#sakishimaっ子を見ていると、お客様もノベルティを喜んでいらっしゃるなと感じました。

 

そう信じたいですね。ノベルティが豪華ですね、とよく言ってもらえます。もらって嬉しいものを渡したい、じゃないと嬉しくないじゃないですか。

 

ノベルティもオリジナルで、いちから考えたものにしています。私が手の中に入れてニヤニヤしたいので、手に収まるサイズのものが多いですね。

「やりたいと思うなら、やった方がいい」夢を叶えるのに遅すぎることはない

ー雑誌やドラマに衣装提供されていますが、どういうきっかけがあったんでしょうか?

 

スタイリストさんからInstagramを見てご連絡をいただくことが多いですね。それだけだと、待ちの状態になってしまうので、ドラマや映画、雑誌を見て、クレジットからスタイリストさんの名前を調べて直接連絡したり、紹介してもらうこともあります。

 

ーご自身でスタイリストさんにアタックされているんですね!

 

ドラマ、ファッション誌、カルチャー誌、音楽雑誌は今まで載せていただいて、去年はアイドルさんの衣装も作らせていただきました。1点しかないものは今後もやっていきたいと思っています。

 

アイドルさんの衣装制作は、納期が短くて大変だったんですが、必ず世間に披露されるものなので、身を削ってでもやりたいですね。その瞬間で、持っている力を出しきらないといけないので創作意欲が湧いてくるんですよね、改めてお洋服を作るのが好きだなって思いました。

 

ー衣装提供をすることで認知度があがったと感じましたか?

 

媒体によると思いますが、それでも取り上げていただくことで、sakishimaっ子やブランドを好きでいてくれる方へのアピールに繋がると思っています。

 

 

これまでの衣装提供だと、テレビドラマの反響が大きかったですね。着用いただいたアイテムがびっくりするくらい売れました。これからも外部へのアピールに繋がることは、なんでもやりたいなって思っています。

 

ーこれからブランドを始めたい方、デザイナーを目指す方にアドバイスをいただけますか?

 

やりたいと思ったら、やった方がいいです。悩んでいるよりも一歩を踏み出してみる。私の場合は、その一歩が会社を辞めて、モード学園に入ることでした。26歳での入学だったので、周りの同級生よりはだいぶ年上だったんですが、やりたいことに年齢は関係ないと思います。ただ、勉強は絶対に必要です。

 

あとは、自分の周りの人、親や友人の協力は必要だと感じます。周りの人は自分のことをわかってくれているので、相談して「それ、やってみなよ」と言われるなら間違いない。

 

応援してくれて、支持してくれる人がいて夢は叶うと思うので、周りの人に応援してもらえるなら、あとは一歩を踏み出すだけですね。

 

sakishima-tokyo.stores.jp

 

文:ストアーズ・ドット・ジェーピー広報 加藤千穂
写真:sakishima tokyo提供

 

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