「有田焼や佐賀県の認知度に繋げたい」有田陶器市の中止がきっかけでネットショップを立ち上げた貝山窯

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毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。

 

今回は、佐賀県有田町の窯元 貝山窯の藤本さんに、卸販売中心から小売を始めたこと、ご自身でネットショップを立ち上げた際に気をつけたことなどについてお伺いしました。

自分がつくった器を一般のお客様にも見ていただきたい

ー貝山窯について教えてください。

 

私の祖父が立ち上げた窯元で、旅館・ホテルなどで使う割烹食器(業務用食器)を中心に製作しています。小売店では見かけない用途のものだったり、お店のコンセプトにあわせた特殊なものなど、家庭では使わないものが多いですね。

 

 

ーこれまで一般のお客様への小売はされていなかったのでしょうか?

 

今まで小売という小売はしていませんでした。
有田焼の流通経路は、窯元が焼き物をつくり、それを卸業者が旅館やホテル、首都圏のバイヤーに売り込みにいくという分業制をとっています。

 

首都圏での催事に出店しようと思うと1週間〜2週間の期間、窯をあけないといけないので、製作に集中するためにも販売はお任せしている方が効率がいいんです。

 

ー有田陶器市に出店されていますが、イベントの時だけご自身で販売されているのでしょうか?

 

そうですね、有田陶器市も4年前から出店するようになりました。それまではお客様とお話して販売することはなかったのですが、業務用食器は特定の場所でしか見る機会がないので、自分がつくった器を一般のお客様にも見ていただきたい、使っていただきたいと思うようになったのがきっかけです。今では、有田陶器市やテーブルウェア・フェスティバルに出店しています。

 

 

有田陶器市に出店した初年度はまったく知名度がない状況でしたが、出店を重ねながらSNSでの発信を続けることで、認知度があがり、指名買いいただくことが増えてきました。

 

ーイベントなどでは直接お客様とお話される際に気をつけていることはありますか?

 

どういうものを求めているかをまず伺うようにしています。自分のブランドを押し売りして買っていただくよりも、親しみを感じてもらえるように世間話から始めて、「どのような器をお探しですか?」と聞くことが多いですね。商品説明は二の次にしています。

ネットショップで世界観や商品のよさを表現できた

ー今年は新型コロナウイルスの影響を受けて、有田陶器市が中止になりましたが、中止が決まった時はどんなお気持ちでしたか?

 

人と人が会うことができない状況になったので、どうやって販売していくかは考えましたが、暗中模索の状況でした。

 

その後、Web有田陶器市の開催が決まり、開催期間まで1ヶ月もなかったのですが、元々やっていたハンドメイドマーケットでは世界観の表現が難しいと思っていたこともありSTORESでネットショップを立ち上げることにしました。

 

 

ーWeb有田陶器市のために、違う商品を準備されたんですね。

 

はい、今までも卸しには流通していないオリジナル商品をネットでは販売していました。業務用食器は色や形が特殊な商品が多いので、ご家庭でも使っていただける商品にアレンジしています。

 

 

また、有田焼のイメージは藍色、赤や金色で絵柄を書かれた染付のイメージが強いと思うのですが、私の代ではそのような有田焼をつくるのはやめました。有田焼の窯元は100社以上あるので、差別化して貝山窯のブランドイメージを構築するために現在のスタイルになっています。

 

ー写真もご自身で撮影されたんですか?

 

はい、自分で撮影しました。プロのカメラマンにお願いすることも考えましたが、費用も時間もかかってしまうので、周りの方にアドバイスをいただきながら進めました。一眼レフのカメラの購入も考えましたが、編集技術がなかったので、最終的にはiPhoneで撮影・編集しました。

 

カメラマンの方に頼めばもっといい写真を掲載出来たんですが、途中で商品を追加したり出来たので、結果的には自分で作業してよかったと思います。自分自身がネットショップで購入する時に、まず写真を見てクリックすることが多かったので、商品の角度や色味は特に気を遣いました。

 

 

ー数あるネットショップ作成サービスの中で、STORESを選ばれた理由はなんでしょうか?

 

デザイナーに依頼されている窯元もいましたが、費用対効果があうのかという不安がありましたし、自分がどういうショップにしたいのかイメージができない中で頼むのも難しいと思ったので、まずは自分で作ってみようと思いました。

 

その中で、知識がなくても世界観が表現できるデザインテンプレートの豊富さに魅力を感じてSTORESにしました。商品をどう見せられるか、プレビューで試しながらデザインテンプレートを選べ、すべて無料なのもよかったです。他のサービスに比べて手数料が安いことも決め手になりました。

 

撮影からネットショップの立ち上げまで、自分のできる範囲で始めたネットショップですが、少しは世界観や商品のよさを表現できたかなと思います。

 

ー写真もショップの雰囲気もとても素敵だと思います!ネットショップを始める際に、他に大変だったことはありますか?

 

「割れる」というデメリットを持った商品なので緩衝材には気を遣いました。また、配送会社をどうするかの検討に時間がかかりました。磁器という商材にあった商品の発送にはどの配送会社を選べばいいのか。配送にかかる時間や、破損した場合の保障内容などを比較検討しましたね。

 

ーありがとうございます。今後もネットショップは続けられますか?

 

これからもネットショップでの販売は続けていきたいと思っています。これまでの割烹食器の卸も続けていきますが、有田焼を多くの方に知ってもらいたいという気持ちがあります。貝山窯をブランディングし知ってもらうことで、有田焼や佐賀県の認知度にも繋げて、先では有田にも来てもらいたいですね。

 

そのためには、知ってもらえる場所に出来る限り自分が出向いていきたいと思っています。卸を通した販売だとエンドユーザーであるお客様が求めていることが商品に反映しづらいので、お客様に会って、サイズ感や柄など、どういうものが求めらているのかを伺う機会をつくっていければと考えています。

 

またSNSでの発信も強化していきたいと考えています。窯の雰囲気や制作過程、思いなどを伝えるのに向いていると思うので、発信を続けながら、より多くの人に貝山窯、有田焼を知っていただければ嬉しいです。

 

kaizangama.stores.jp

 

文:ストアーズ・ドット・ジェーピー広報 加藤千穂
写真:貝山窯提供

 

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