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「新しく夢が叶った」デザインで親しみやすくなる音楽をテーマに商品作りをする - Contra-Store -

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毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。

 

今回はデザイナーのお仕事をしながら、好きな楽器をモチーフにブランドを始めたContra-St(コントラスト)の青山さんに、ブランドを始めたきっかけやお仕事をしながらブランド運営をするメリットや工夫について伺いました。

もっと気軽に自分のデザインを使ってもらいたい

ーまず始めに、青山さんのご経歴について教えていただけますでしょうか?

 

5歳の頃からピアノを習い始め、中学のオーケストラ部でコントラバスを始めました。「なぜコントラバスを選んだのか?」数えきれないくらい質問を受けるのでここでもお答えすると、演奏する人が他にいなかったのを知らずに、先輩に勧められるがままに引き受けたからです。

 

コントラバスはとにかく運ぶのが大変、伴奏がメインでピアノよりも華やかさに欠けるので、大変なのに退屈なのが辛かったのですが、魅力に気づいてからは離れられなくなるくらい今では大好きな楽器です。

 

 

大学進学時に音楽の道も考えたのですが、図案を考えることが好きでデザインにも興味があったので、美大受験をして多摩美術大学の情報デザイン学科に入学しました。卒業後は制作会社に勤め、WEBデザインをメインにデザイナーとして働き、2社を経て、今年の春からフリーランスのデザイナーになりました。

 

ーContra-Storeは2013年から始められていますが、デザイナーとして働きながら、なぜContra-Storeを始めたのでしょうか?

 

音楽に関連したデザインをしていると、音楽仲間に「うちの楽団のチラシデザインもお願いしたい」という要望をいただくことが増えていきました。予算やタイミングの関係ですべてを引き受けることができなかったので、もっと気軽に自分のデザインを使ってもらえる方法がないかを考えていたところ、商品を作り、販売することにたどり着いたんです。

 

ーなるほど!商品として販売することで、より多くの人に届けられますよね。
Contra-Storeのコンセプトを教えていただけますか?

 

デザインをする上で大切な明度差を意味するコントラストの「Contrast」と、自分の演奏するコントラバス「Contrabass」、このふたつをつなげる道の「Street」をイメージして、音楽をメインとしたデザインをする「Contra-St」という名前で活動しています。

 

Contra-St のテーマが「デザインで親しみやすくなる音楽」であり、Contra-Store は、Contra-St のデザインを日常的に使える身近なもので楽しんでもらうお店(Store)です。

 

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クラシック音楽は知識がないと難しそう、演奏会に行くきっかけがないというイメージを持たれることが多く、また、演奏者からするとデザインのバリエーションが少ないジャンルでもあります。自分でも演奏活動をしているという経験を活かして、本当はおもしろくて親しみのあることが伝わる、そして演奏者目線でも満足できるデザインを心がけています。

 

ーたしかにクラシック音楽は難しそうなイメージがありますが、Contra-Stさんの商品は音楽に詳しくない私でも素敵だな、こんな楽器があるんだなぁと思いました!Contra-Storeを運営していて嬉しかったことはありますか?

 

商品であれば誰でも購入し使うことができるので、「こんなデザインを今まで待っていた」「デザインがきっかけでクラシック音楽に興味が湧いた」「昔、楽器を演奏していたので懐かしくなった」という意見をいただく機会が増えたことです。

  

 

お客様は、わたしのような音楽愛好家から、音楽教室の先生、音楽家の方、様々な音楽が好きな方がいらっしゃいます。音楽の仕事をすることも 夢見ていたので、自分がデザインした商品を音楽家さんに使っていただけることは、新しく夢が叶っているようでうれしいです。

 

また、春はコロナウィルスの影響で参加が決まっていたイベントが開催中止になり、売り上げ面でも大きな影響を受けましたが、Contra-Storeのおかげでイベントに向けて作っていた新作を販売することができました。イベントには参加できないお客様からも「通販があってありがたい」というご意見を日頃からたくさんいただいています。

Contra-Storeがデザイナーとしてのポートフォリオになる

ーデザイナーのお仕事をされながら、ご自身のブランドを運営することは大変な面もあるかと思いますが、両方を手掛けていることで感じるメリットはありますか?

 

ブランドはあくまで自分の好きなものを作るのが前提です。デザイナーの仕事ではクライアント様のご要望を元に進めていく過程で、様々なご意見や、今まで知らなかった専門の知識や、トレンドを教えていただくこともあります。それをブランド運営にも役立てることができますし、ブランド運営で得たブランディングやマーケティングの知識を、クライアントワークに展開することもあります。

 

また、商品をご覧になった方からデザインのお仕事を依頼いただくことも多いので、両立していることで、それぞれが支え合うことができていると思っています。

 

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ー両立する上で工夫されていることはありますか?

 

どちらも「Contra-St」の活動という意識を持って活動しています。商品のデザインを見て依頼をしてくださる方は、Contra-StoreやSNSで発信しているもののテイストを求めてくださる方も多いので、Contra-Store が仕事のポートフォリオの役割にもなっていて、その方が提案もとてもスムーズに進みます。

 

ーご自身のブランドがデザイナーのお仕事にも役立っていて、理想的なお仕事の形ですね。ブランドの認知を広げるために、実施していることはありますか?

 

SNSの発信です。Twitter、Instagram、Facebook を主に使っています。商品紹介や、新作、予約商品の告知をすると、必ずと言っていいほどオーダーに繋がりますし、今の活動でもとても大切な部分です。

 

百貨店での催事やデザインフェスタなど、たくさんのお客様がいらっしゃるイベント販売の時は、Contra-Store のURLを記載したカードも配るようにしています。

 

ーSNSは頻繁に更新されていますよね。SNSの投稿で工夫されていることはありますか?

 

商品のデザインはシンプルに、文字もほとんど入れないので、作った経緯や、デザインに込めた思いなど、商品をみるだけではわからない部分をSNSを通して図解や文章、写真で伝えるようにしています。

 

www.instagram.com

 

「趣味でコントラバスを弾くデザイナー」という少し特殊な立ち位置はしつこいくらいにアピールポイントにしています(笑)。オーケストラやクラシック音楽の意外な一面やおもしろいエピソードを発信し、それをきっかけに商品を見てもらうこともありますね。

音楽が好きな世界中の人に届けたい

ー数あるネットショップ作成サービスの中でSTORESを選ばれたのはなぜでしょうか?

 

ネットショップを比較検討しているときに、「STORES」という名前を見て、Contra-St の St を Store にしよう、とひらめいたのが最初のきっかけです!独自ドメインは必須と考えていたのですが、メールやお知らせの発信者名が「STORES」であれば「Contra-Store」とも違和感が少ないのではと考えました。

 

あとはテンプレートがすごくすっきりとしたデザインなので、商品が主役に見えるのがよかったです。スタンダードプランになり、手数料が下がったのも嬉しかったですね。最初は月額料金の値上げに戸惑いましたが、今では月間の目標を立てて前向きにがんばれるきっかけにもなりました。

 

ーありがとうございます!最後に、今後の展望や挑戦したいことを教えていただけますか?

 

クラシック音楽という限定的なジャンルのため、日本国内だけでなく「クラシック音楽が好き、興味がある、世界中の人」がお客様になります。少しずつ海外からのお問い合わせやオーダーも増えておりますので、国内にこだわらず、お客様の幅を広げていきたいです。

 

そのために、SNSでは英語での発信もしています。国内で反応の大きかったものは、海外でも同じように盛り上がっているので、言語や国が違っていても、「楽しい」「おもしろい」「かわいい」「ほしい!」の感覚は同じなのかなと思っています。

 

 

文:STORES Magazine編集部
写真:Contra-St 提供
 
 

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