たくさんのショップがお商売をはじめている STORES(ストアーズ)には、個性豊かなショップオーナーさまがたくさんいらっしゃいます。
ネットショップをはじめる理由は千差万別。今回は、新型コロナウイルスの飲食店への影響を機に3名の和牛好きの友人が集まり「自分たちが通い続ける焼肉店さんを応援したい」とネットショップを立ち上げた「おうちで和牛」の運営に携わる肉バカこと小池さん、東京肉レポートこと旦さん、ヤキニクフリークさんにお話を伺いました。開設までの道のりや、これからネットショップを通して実現したいことは何なのか、ぜひご覧ください。
和牛業界のために、衛生面・法律面をクリアした「ネットショップ」をつくる
ー「おうちで和牛」をはじめたきっかけを教えてください。
運営に携わるメンバー3人はもともと友人で、和牛を通して出会ったんです。ブログやSNSで焼肉について発信していたり、通う店が同じだったり。和牛を通して自然と仲が深まっていきましたね。
おうちで和牛をはじめたきっかけは「新型コロナウイルス」の影響です。足しげく通っていた焼肉店、肉好きが高じて親交が深まった精肉店。いつも満席だったお店が「コロナの影響でお客さんが8割減った」というお話を聞いて、何かできないかと3人で毎晩のようにZoom会議をおこない、議論していました。コロナ禍での影響について親交のある焼肉店のオーナーを招いて実施した視聴者参加型のインスタライブ「和牛サミット」や、生産者・精肉店・焼肉店と日々情報交換を重ねてきました。
そんなときに焼肉店が自店で扱うお肉を販売しているのをSNSで見かけたのです。苦肉の策で頑張っているのを見たときに、応援したい気持ちと同時に、衛生面や法律的な部分の対応がグレーで、このままでは何か問題が起こったときに業界全体が危ないと思ったのです。
そこから和牛業界を支援するために、衛生面・法律面をクリアした形の「ネットショップ」をはじめることを決めました。そのあとは3人で協力して販売の仕組みをつくりながら、自分たちが大好きな焼肉店や精肉店に「おうちで和牛」の思いやアイデアを伝え、協力いただけないかとお願いをする日々がはじまります。
ー 協力してくれるお店はすぐ見つかりましたか?
親交のあるお店へお声がけしていたので、お話は聞いてもらえました。ただ販売するためには色々とクリアしなければいけない課題があったのです。たとえば焼肉店の「タレ」。これってお店からすると作り方や原料を外に出したくないんですよね。でも、オンラインで販売するためには、法律の関係で原料を表示しないといけないんです。だから最初はほとんどの方が出したくないとおっしゃるのですが、店主の方の気持ちに向き合って何度も話をしていくと、最後はOKを出してくれる方が増え、取り扱いができるようになりました。
ー お店それぞれのこだわりを「オープン」にするのは相当大きな決断ですよね。
はい。もともとメンバーと付き合いがあった方が多いので、「この3人がやるっていうのなら」と協力してくれた焼肉店さんがほとんどです。
また、「オープン」にする、という点でいうと、このサービスの仕組み自体をオープンにしています。というのも、私たちはこの業界やサービスを独占したいとは思っておらず、むしろグレーな方法で販売している方に真似してもらいたいんです。例えばグレーな方法で販売をして、一度食中毒などが起こってしまえば、提供元のお店だけでなく、その業界自体にも影響が出てしまいますよね。そんな悲劇を起こさないためにも、衛生面・法律面をちゃんとクリアした方法で安心・安全に販売する仕組みを自分たちがつくり、その方法をオープンにすることで他の飲食店の方が通販をはじめる時に役立てばと思っています。自分たちができることは小さいかもしれませんが、ちょっとずつ広がっていくことを願っています。
ふだんは接することがない和牛の生産者まで「美味しかった」を届ける
ー 現在運営は小池さん、旦さん、ヤキニクフリークさんの3名でおこなわれているのですか?
そうですね。それぞれ得意分野があって、協力店と話を進めていく担当、ブランディングやPRをする担当、あとはオンラインストアの運営担当と大きく分かれています。その他はオンライン上で常にアイデアを出しあったり、お店に伺ったりと協力して進めています。
ー 販売するお肉や焼肉店さんはどのように選ばれているのでしょうか?
最近は焼肉店さんからお声がけいただくことも増え、とてもありがたく思っています。その反面おうちで和牛は、焼肉店さん・精肉店さんとこれまで築いてきた信頼関係で成り立っているので、「自分たちが本当に良い」と思うお店と一緒に進めていくことを貫いています。ここはとても難しいところではありますが……。でも、このこだわりがおうちで和牛でお買いものをしてくれるお客さまへの信頼にも繋がると思っています。
ー お客さまとの関係でいうと、Instagramでもにぎわっていますね。
そうなんです。現在はおうちで和牛の販売開始の告知をSNSで発信しているので、リピーターの方がよく楽しみに見てくださっています。また、実際に購入してくださったお客さまが「#おうちで和牛」、「@ouchi_de_wagyu」で感想を投稿してくれるのですが、このハッシュタグやメンションのおかげで焼肉店さん・精肉店さん、そして生産者さんまで声が届くんですよね。おうちで和牛がハブになることで、ふだん接することがない生産者さんまで「美味しかった」が届けられるというのも、嬉しいことですね。
和牛業界を長期で支えるために、「家で和牛を食べる文化」をつくりたい
ー素敵なエピソードをありがとうございます!数あるネットショップ作成サービスの中で STORES を選ばれたのはなぜでしょうか?
先ほどもお話したように「おうちで和牛」は「応援したい」というところからはじまったんです。ですので、ゼロからプラットフォームをつくるような大きな設備投資は難しく、できるだけコストをかけずに進めたいと思っていたんです。その時に無料でスタートできる STORES を見つけました。他のサービスも検討していたものの、STORES だと表現できるデザインの幅が広いのもあって、最終的に選びましたね。
ー最後に、今後の展望や挑戦したいことを教えていただけますか?
私たちはお肉を販売して、焼肉店の売上が一時的に回復することよりも、今後もおうちで和牛のサービスを継続することで、長期に渡ってサポートすることが大事だと考えています。コロナが落ち着いて、お店の売上が以前と同じ水準に戻った時に、コロナ禍での借金やマイナス分を補填できる形、つまりおうちで和牛を通して今までのマイナス分を補うような売上を生み出すことで、焼肉店を恒久的にサポートできると考えています。
また、焼肉や和牛はもともと飲食店で食べることが多かったと思うのですが、これからはおうちで和牛を通して、「家でも和牛を食べる文化」をつくっていけたらなと思っています。おうちのフライパンで焼く方が多いことも考えて、よりお肉を美味しく食べられるように商品も開発しています。今では私たち自身も家でお肉を食べることが増えましたし、沖縄から北海道までたくさんの方に購入いただいています。本当に美味しいので一度食べてみて欲しいです!
2020年11月14日(土)から販売する商品として、世界中のトップシェフがこぞって訪れる名店で、食べログ焼肉ランキング全国1位を獲得したお店「よろにく」と、創業108年の歴史を誇る精肉店であり、10年連続ミシュラン一つ星の「すき焼き割烹日山」を支える日山畜産と、「おうちで和牛」がコラボした逸品が購入できるとのこと。よろにくは、一口ご飯の肉巻きや、お肉をすき焼きのように卵黄に絡めるという食べ方を提案した元祖となるお店で、焼肉を世界基準の料理にまで持ち上げた功労者と称される名店です。そんなお店の味がご自宅で楽しめるこの機会に、ぜひ美味しいお肉をご賞味ください。
また、販売する名店の焼肉セットは毎回完売になるほど大人気のため、おうちで和牛のインスタグラム(@ouchi_de_wagyu)と運営の3名のインスタグラムを是非フォローして、販売情報を見逃さないようにチェックしてみてください!
写真:おうちで和牛 提供
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