毎月10,000件のショップがお商売を始めている STORES(ストアーズ)には、個性豊かなショップオーナーさまがたくさんいらっしゃいます。
今回は、数々のメディアにも取り上げられている人気の餃子を製造・販売している餃子のかわしもオーナーの井上さんにお話を伺いました。
家族の介護をきっかけにネットショップをスタート
-餃子のかわしもさんについて教えてください。
「餃子のかわしも」は、長崎の海と山に囲まれ、自然に恵まれた地にある小さな工場です。自家製の生地を、一つ一つ手伸ばしして、気持ちを込めて包んだ自慢の餃子を製造・販売しています。
おすすめの餃子は、一番ベーシックなかわしも餃子でまずは最初に食べていただきたい餃子ですね。餃子愛好家の方には、かわしもラム餃子を気に入っていただき、美味しいと広めていただいたおかけで人気の商品となっています。
餃子は、本店の『里山かわしも』、母屋の『里山かわしも』でもご購入いただけます。
-ネットショップを始めたきっかけを教えてください。
元々は飲食店を経営していて、中華料理も勉強していたためお店でも餃子を出していました。いつかは餃子だけを販売したいと思っていましたが、飲食店をやっていても、製造業の許可を得ないと製造・販売は行えないんですよね。そういった様々な問題があったこともあり後回しになっていたのですが、家族の介護が必要になったのをきっかけに、実家の敷地内に小さな工場を作りそこで製造・販売することにしました。
私の友人が、ネットショップを利用していて、私も餃子の製造・販売がしたいということを話したところSTORES をすすめられ、利用することにしました。
-製造・販売と同時に STORES を利用いただいたということですが、使い勝手はいかがでしたか?
世の中には様々なECサイトがあると思いますが、STORES は物を販売するという目的に対して、スタート時点では細かい設定が必要ないためすごくわかりやすくて、スタートしやすかったです。
ネットショップは場所に関係なく始めることができ、全国からお客さまの声が届くというところが良いなと今も感じています。
機能面では、STORES のInstagram連携がとても便利で助けられました。
Instagramを見て注文をいただくことも多いですし、Instagramでフォロワーさんがお店のことを広めていただいていたりと、特にこの1年はInstagramの影響が大きかったように感じます。
苦労が多かった2年間。Instagramをきっかけに認知度拡大!
-順調にネットショップを軌道にのせているような印象ですが、大変だったことはありますか?
大変なことはもう、たくさんありましたよ!特に、最初の2年間はとても苦労しました。
ゼロからのスタートですので集客にすごく苦労し、生活するのも苦しいくらいでした。
自分のサイトだけでは集客に限界があり、お金をかけて宣伝することも検討しました。地元で広告を載せたり、知人にサンプル品を送ったりもしましたが、全国の人へ広めるのはとても難しいことでしたね。
知人にすすめられてInstagramをはじめたのが約1年前です。Facebookやブログの更新もあったためなかなか手をつけられていなかったのがInstagram。STORES にはInstagram連携もあるし、Instagramもはじめてみようかなと思ってはじめたのですが、そこから認知が広がりました。
いろいろ試した中でInstagramが一番効果がありました。
今思えば2年間は土台づくり、だからこそ3年目にInstagramを始めたときに自信をもっておすすめできたような気がします。2年前であれば、「かわしも餃子、美味しいですよ」ぐらいにしか言えなかったと思うのですが、2年間下積みがあったので、「かわしも餃子、美味しいでしょ!」と自信を持って言えるようになりました。
製造業に関わらず、どんな業種の方も同じだと思いますが、お店をオープンしたからすぐに商品が売れるというわけではありません。お店のことを知っていただかないと売れないんですよね。そういった状況の中で自分でどうアンテナをはって情報を手に入れていくのかというのがポイントだと思います。
-Instagram以外では何か工夫していることはありますか?
餃子の調理の仕方、食べ方は一緒に同封しています。
あとは、私の工場でしかできないことをやることでしょうか。正直、餃子はいろんなお店で販売されていますし、大手さんもいます。同じようなことをしていると、大手さんには敵わないですよね。だからこそ、私の工場でしか作れないような餃子を作ることは意識しています。
-コロナ禍の影響はありましたか?
コロナの影響で、店舗の売上が少なくなり、ネットショップは伸びました。ネットショプの方は、Instagram連携やコロナの影響もありこの1年で売上が3〜4倍に伸びました。
先日、全国放送でかわしも餃子を取り上げていただいて、更に反響があったおかけで、現在は店舗はお休みをしており、餃子の製造・販売だけでやっていけるのか試しているところです。
私のところは3年前に製造・販売をネットショップを使って始めていたので、こういうコロナ禍でも実店舗の売り上げは下がってもネットショップの売り上げが上がっているのでまだ良かったです。しかし、コロナを機にネットショップを始めようとする飲食店さんは大変だと思います。というのも、製造業の許可を得るために、例えば、厨房とは別に製造のスペースを作る必要があったりとやらなければならないことも多いですからね。
製造業をはじめるためには、製造業の許可を得る必要があり時間もかかるのですが、扱うのが食品ですし後々のことを考えると最初にクリアにしておく方が良いと思いますよ。
かわしもの餃子があるといつもよりもっと食事が楽しくなる存在になってほしい
-最後に、今後の展望や挑戦したいことを教えていただけますか?
ネットショップをはじめたときから、全国の皆さまに「かわしも餃子」をもっと知っていただきたいという目標を持ってこれまで続けてきました。
今後もこれまで同様、「かわしも餃子」をもっと広めたいという目標は変わりませんが、加えて、もっとお客さまとの交流を増やす工夫をしたいですね。そして購入いただく環境を整えていきたいと思っています。
例えば送料にしても、お客さまの負担をより軽くしたいと考えていますが、運送会社さんに交渉するためには実績もあげなければいけません。セット商品を作るなどラインナップも増やしたいです。
かわしもの餃子があるといつもよりもっと食事が楽しくなる存在になってほしい。特別じゃなくてもいいのですが、餃子は身近な食べ物なので、ちょっとあるだけで、食卓がいつもより楽しく、いつもよりもっと会話が増えるような、私たちが作る餃子がそういう存在になってくれるとうれしいです。
写真:餃子のかわしも 提供
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