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ECサイトとは?基礎知識・ECサイト構築から運営の流れ、おすすめサービスまで解説

ecサイト

 

インターネットであらゆるものが購入できる現在、ECサイトに力を入れる企業は年々増えています。ECサイトを構築するとなると専門知識が必要であったり、高いコストがかかったりするイメージがありますが、実際は誰でも手軽に始めることが可能です。

 

そこで今回は、ECサイトの概要や市場規模、運営、構築方法を解説します。初めてでも簡単に運用できるおすすめサービスもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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ECサイトとは?

ECとは「Electronic Commerce(エレクトロニックコマース)」の略称で、直訳すると電子商取引という意味になります。ECサイトは商品を売買するサイトのことを指し、「Eコマース」や「ネットショップ」とも呼ばれています。

ECサイトはインターネット上のお店になるので、パソコンやスマートフォンから手軽にアクセスすることが可能です。欲しい商品をカートへ入れ、決められた決済方法で支払いをすると商品が自宅に届くというシステムになっているため、わざわざお店まで出向く必要がありません。

 

また、商品を売る側も実店舗を借りる必要がなく、自宅やオフィスで手軽に商品を販売することが可能です。

ECサイトの市場規模

インターネット社会となる現代では、ECサイトの市場規模も年々拡大しています。BtoCのECサイトについては、2010年の時点で市場規模が約7.8億円だったのに対し、2019年の時点で約19.4億円にまで拡大しており、その差はおよそ2.5倍です。

 

ECサイトの市場規模

EC化率

2010年

7兆7,880 億円

2.84%

2011年

8兆4,590 億円

3.17%

2012年

9兆5,130 億円

3.40%

2013年

11兆1,660 億円

3.85%

2014年

12兆7,970 億円

4.37%

2015年

13兆7,746 億円

4.75%

2016年

15兆1,358 億円

5.43%

2017年

16兆5,054 億円

5.79%

2018年

17兆9,845 億円

6.22%

2019年

19兆3,609 億円

6.76%

出典:経済産業省

 

また、ECサイトの分野としては物販系の伸び率が最も高く、衣類・服装雑貨等が1.9兆円、生活家電・AV機器・PC・周辺機器が18,239億円、食品・飲料・酒類が1.8兆円で上位を占めています。

 

ECサイトの分野

2918年

2019年

伸び率

物販系

9兆2,992 億円

10兆515 億円

8.09%

サービス系

6兆6,471 億円

7兆1,672 億円

7.82%

デジタル系

2兆382 億円

2兆1,422 億円

5.11%

統計

17兆9,845 億円

19兆3,609億円

7.65%

出典:経済産業省

 

物販系分野の分類

2018年

2019年

市場規模

EC化率

市場規模

EC化率

衣類・服装雑貨等

1兆7,728 億円

12.96 %

1兆9,100 億円

13.87 %

生活家電・AV機器・

PC・周辺機器

1兆6,467 億円

32.28 %

1兆8,239 億円

32.75 %

食品・飲料・酒類

1兆6,919 億円

2,64 %

1兆8,223 億円

2.89 %

生活雑貨・家具・インテリア

1兆6,083 億円

22.51 %

1兆7,428 億円

23.32%

書籍・映像・音楽ソフト

1兆2,070 億円

30.80 %

1兆3,015 億円

34.18%

化粧品・医薬品

6,136 億円

5.80 %

6,611 億円

6.00 %

自動車・自動二輪車・パーツ等

2,348 億円

2.76 %

2,396 億円

2.88 %

事務用品・文房具

2,203 億円

40.79 %

2,264 億円

41.75 %

その他

3,038 億円

0.85 %

3,228億円

0.92 %

出典:経済産業省

ECサイトの種類

ECサイトには大きく5つの種類があり、それぞれ展開の仕方が異なります。ECサイトで成果を出すためには、自社のビジネスモデルに適した方法で展開することが重要です。

単店舗型

自社商品を売るための独自サイトになります。

BtoB型

売上アップや営業業務の効率化を目的とした企業間取引のECサイトで、クローズ型とスモール型の2種類があります。

クローズ型は閲覧できる人が制限されており、取引先のユーザーしか閲覧することができません。一方、スモール型には制限がなく、新規顧客を獲得するために活用されます。

オムニチャネル型

さまざまな販売経路を統合したECサイトです。例えば、実店舗とECサイト、SNSとECサイトといったように、複数のチャネルを統合して一元管理することで売上アップや業務の効率化が実現できます。

ショッピングモール型

1つのECサイトで複数のお店を展開するECサイトです。例えば、大手企業の場合は衣類や生活雑貨、食品、家具など、複数のブランドを展開している場合があります。こういった場合、ブランドごとにECサイトを構築するよりも、1つのECサイトでまとめて展開した方が相乗効果で売り上げが上がりやすくなります。

越境・グローバル

日本国内ではなく、海外に向けたECサイトになります。日本のECサイト市場は年々高まりつつありますが、世界的に見るとアメリカや中国の勢いが圧倒的に上です。そのため、近年ではグローバルサイトを展開する企業も増えてきています。

また、日本製の商品は世界中のユーザーから高く評価されているため、海外展開することでさらなる売り上げアップが期待できます。

ECサイトの主な機能

ECサイトを運営する際に押さえておきたいのが機能性です。

機能性は単に高ければ良いというものではありませんが、ユーザーの利便性を確保するためには必要最低限の機能は搭載させる必要があります。

ショッピングカート機能

購入したい商品をまとめるための機能です。

欲しい商品をショッピングカートへ追加することで、複数の商品をまとめて購入できます。また、ショッピングカート機能に必要な要素としては、商品を見せる「商品機能」、商品を購入する「購入機能」です。

セキュリティ機能

ECサイトではユーザーの名前や住所、クレジットカード番号などを取り扱うため、セキュリティ機能は必須です。基本的なセキュリティ対策としてはSSLが一般的ですが、取り扱う商品や情報によってはより強固なセキュリティが必要になります。

決済サービス機能

商品を購入する際に決済を行う機能です。決済方法はクレジットカードや電子マネー、コンビニ決済などさまざまな方法を選択できますが、それぞれにおいて業者との契約や手数料が必要になるため、多ければ良いというものでもありません。

受注・売上管理

受注件数や売上高を管理する機能です。この機能があると日ごとや商品ごとのデータが確認できるため、過剰在庫や機会損失を防止することができます。また、ユーザーがきちんと入金したかどうかを確認するためにも必須の機能だといえるでしょう。

ECサイトで成果を出すには

ECサイトをただ運営しているだけでは売上は上がりません。しっかりと成果を出すためには、以下2つのポイントを押さえることが大切です。

使いやすいサイトづくり

ECサイトを利用してもらうには、ユーザーにとって使いやすいサイトをつくる必要があります。

例えば、初めてでも直感的に操作できるボタン配置や見やすいデザイン、困ったときにすぐ問い合わせができるかどうなど、ユーザー目線で考えることが重要です。

 

また、顔が見えないECサイトではちょっとしたことで不快感を与えたり、信頼を損ねてしまったりする可能性があります。そのため、問い合わせがあった際などは迅速に対応し、自社サイトのファンになってもらうことを意識しましょう。

ツールを活用した販促活動

ECサイトへの集客方法としてはブログやSNS、PPC広告、アフィリエイト広告、コンテンツマーケティングなどを活用するのが効果的です。商品や客層に適した集客方法を選択するとともに、広告効果を検証しながら改善、運用を行なっていきましょう。

集客をしてネットショップにお客さまを集めよう。おすすめの集客方法6選。

ECサイトのつくりかた

ECサイトのつくりかたには、大きく4つの種類があります。

ショッピングモール

ショッピングモールは1つのECサイトで複数のお店を展開するECサイトのことで、登録するだけで自分のお店を出店することができます。自分でECサイトを立ち上げる必要がなく、決済や集客などもショッピングモール側が対応してくれますが、自由度は低めです。

ショッピングカートASP

ショッピングカートASPとは、ネットショップのページ作成機能や決済機能、受注システムなど、ネットショップ運営に必要な機能を一式で提供しているものです。会員登録するだけで、すぐにネットショップを開設できるサービスが多いです。STORES も、ショッピングカートASP型です。

 

ショッピングモール型と違い、独立したネットショップを開設できます。決済方法や取引ルールなども、ある程度自由に決められます。また、自分で集客する必要はありますが、顧客リストを確保できるというのも大きなメリットです。

CMS

サーバーとドメインを用意して、CMSと呼ばれるサイト構築システムをインストールすることで、ネットショップを開設する方法です。WordPressやECキューブなどが代表的です。

豊富なデザインテンプレートによるカスタマイズや、プラグイン(拡張機能)による機能追加など、自由度の高いネットショップ構築・運用が可能です。

フルスクラッチ

何もない状態からECサイトを構築する方法です。プログラミング知識が必須になりますが、デザインや仕様などをすべて自由に決められるのが大きな魅力です。自分でできない場合は、業者に費用を払って依頼できますが、制作費用は高めになります。

ECサイト運営の仕方

ECサイトの運営業務は、大きく分けて以下の4つになります。

商品管理

商品の仕入れや発注、在庫管理といった、商品に関する一連の業務になります。商品の欠品で売り上げを取りこぼしたり、逆に在庫を抱えすぎたりしないよう、適切に調整を行うことが大切です。

サイト管理

商品の売り切れや入荷済み、新商品の登録など、常に最新情報を掲載できるようサイトを管理していきます。サイト管理には商品以外に季節ごとのイベントやキャンペーン、コンテンツ作成、アクセス分析なども含まれるため、マーケティングの知識があると便利です。

サポート業務

問い合わせやクレーム対応など、ユーザーに対するサポート全般を指します。ユーザーと直接やり取りをする重要な業務となり、対応の仕方によってはユーザー離れを引き起こす可能性があるので注意が必要です。また、迅速かつ的確に対応するためにも深い商品知識が必要です。

売上管理

銀行口座の紹介やクレジットカード決済の入金確認、販売管理データの消し込みなど、売り上げに関する一連の業務になります。

おすすめECサイト構築サービス業者10社

ECサイトのつくりかたにはショッピングモール、ショッピングカートASP、CMS、フルスクラッチの4種類があるとご紹介しましたが、ECサイト構築サービスを利用すればより安く、手軽にECサイトを運用することが可能です。
ここでは、ECサイト構築サービスのおすすめ10社をご紹介します。

STORES

stores

毎月1,000社以上が導入している話題のECサイト構築サービスです。初期費用無料で導入できるほか、高い機能性が人気となっています。

 

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BASE

BASE

さまざまなカテゴリに対応できるデザインと、豊富な決済方法が大きな特徴です。操作もとてもシンプルなので、自社のイメージにピッタリなECサイトをデザインすることができます。

 

BASEの詳細はこちら

WIX Stores

WIX Stores

500種類以上のテンプレートから好きなデザインを選択・編集することができます。送料やショップ規約が手軽に設定でき、ECサイトと決済システムを一元管理できるのも魅力です。

 

WIX Storesの詳細はこちら

minne

minne

国内最大のハンドメイドマーケットで、20~40代の女性ユーザーが多いサービスです。月額使用料が無料なほか、海外配送も業者側でコストを負担してくれます。

 

minneの詳細はこちら

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング

初期費用、毎月の固定費、売り上げ手数料がすべて無料となっているほか、圧倒的な集客力が魅力のサービスです。分析ツールや統計情報を活用した戦略的な店舗運営も可能で、初心者でも始めやすくなっています。

 

Yahoo!ショッピングの詳細はこちら

カラーミーショップ

カラーミーショップ

ディスク容量やフリーページ数によって3つのプランが用意されているので、自社に合ったコストで運用できるのが特徴です。運営ノウハウも充実しており、学びながらECサイト運営ができます。

 

カラーミーショップの詳細はこちら

Shopify

shopify

世界175ヵ国で利用されているECサイト構築サービスです。ECサイト運用に必要な機能に加えて、独自ドメインの設定や配送料自動計算機能、100種類の決済サービスなど、機能が充実しています。

 

Shopifyの詳細はこちら

ショップサーブ

ショップサーブ

自社本店のECサイト用に設計された構築サービスで、売り上げ分析や集客促進に優れているのが大きな特徴です。また、商品の入れ替えが一括でできたり、サイトの成長に合わせてさまざまな機能を拡張できたりします。

 

ショップサーブの詳細はこちら

futureshop

futureshop

18年の実績を持つECサイト構築サービスです。月額の料金はやや高めですが、CMS機能が搭載されているためカスタマイズ性に優れており、困ったときはいつでもサポートを受けることができます。

 

futureshopの詳細はこちら

MakeShop

makeshop

万全のサポートと豊富な機能を低価格で利用できるECサイト構築サービスです。定期購入やギフト対応、卸販売などにも対応可能で、どんなお店でも思い通りのECサイトを立ち上げることができます。

 

MakeShopの詳細はこちら

STORES の導入事例

ここでは、STORES の導入事例として、広島のセレクトショップ 84(はちよん)をご紹介します。

stores 事例

 

84(はちよん)は10年前に始められたお店で、食品や日用品を取り扱うセレクトショップです。コロナ禍をきっかけにECサイトを立ち上げようと考えたものの、決済業者の申し込みやシステムの複雑さがネックになり、なかなか手を出せずにいました。

 

その間いろいろなECサイト構築サービスを比較し、料金体系や設定方法、使い方などが最もシンプルだと感じた STORES の導入を決意。ECサイトに「STORES」というロゴも入らないほか、控え目でシンプルなデザインも気に入っていただけています。

 

STORES 導入後は新規のお客様が増え、今では全国から注文を頂くようになりました。

 

また、お店を開けられないときでもECサイトで売り上げを出せるようになったため、コロナ禍に対する不安もだいぶ軽減されたようです。また、STORES のおかげで業務がかなり効率化され、これまで以上に集客対策や売上分析ができるようになっています。

 

事例の詳細はこちら↓

【STORES 導入事例】まるで実店舗のような雰囲気のネットショップ。全国のお客さま、ひとりひとりに手書きのメッセージを添えて思いを届ける 活用事例

 

また、STORES のサービス詳細は以下からご確認いただけます。

STORES の詳細はこちら

ECサイトは、ECサイト構築サービスで開設しよう

ここまで、ECサイトの基礎知識やサイト構築・運営の方法、おすすめサービスなどをご紹介してきました。

ECサイトの構築や運営は難しく感じるかもしれませんが、最近は手軽にショップを開設できるサービスがたくさんあるので、ハードルはそこまで高くありません。

 

記事でご紹介したおすすめECサイト構築サービスの中から気に入ったものを選び、ECサイトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

なお、ネットショップの開業方法については、『2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』で詳しく解説しています。

 

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