ネットショップの開業・開設を考えている方のために、ネットショップ業界で10年以上サ ービス提供を続け、毎月 10,000 店舗を開設してきた STORES が、ネットショップ成功の極意をご紹介。これからネットショップを立ち上げたいと考えている方は必見です。
- 【初心者】ネットショップをはじめよう!〜開業準備編〜
- まずは商品を決めよう!ネットショップで取り扱うおすすめ商品もご紹介
- ネットショップにわかりやすい名前をつけよう!
- ネットショップのロゴを作ろう!
- ネットショップをデザインするときのコツを理解しよう!
- 商品撮影に必要な機材を準備しよう!知っておきたいネットショップの商品撮影テクニック
- ネットショップのアイコンやバナー作りの作成ポイントを理解しよう!
- ネットショップの商品配送方法を決めよう!おすすめの配送方法もご紹介
- ネットショップの送料を決めよう!知っておくべき知識は?
- ネットショップの決済方法を決めよう!おすすめの決済方法ランキングご紹介
- 利用するネットショップ開業サービスを決めよう!おすすめの無料・有料のサービスを一挙にご紹介!【徹底比較】
- 【初心者】ネットショップをはじめよう!〜開業実践編〜
- 【中級者】ネットショップに集客しよう!
- 【上級者】ネットショップを大きくしよう!
- まとめ
【初心者】ネットショップをはじめよう!〜開業準備編〜
まずは商品を決めよう!ネットショップで取り扱うおすすめ商品もご紹介
ネットショップを開業する場合、まず知っておきたいのは取り扱う商品を選ぶポイントです。
売れる商品を選ぶには?
すでに売りたい商品を持っている場合には、それぞれのモールで売られている同じジャンルの商品の売り方を調査することで、さまざまな工夫のポイントを把握することができます。
ネットショップで取り扱う商品は非常に多岐に渡ります。そのため、市場調査を行い、ユーザーのニーズを把握して売れる商品を見極めていかねばなりません。
売れる商品を選ぶ方法としては、楽天市場、ペイペイモール(Yahoo!ショッピング)、Amazonなど、大手インターネットショッピングモールの売れ筋ランキングをチェックするのがおすすめです。
複数のモールのランキングを確認し、自分が取り扱うに当たって興味を持てる商品を選ぶと良いでしょう。なお、各モールで売れている商品テイストは大きく異なるので、1つのモールだけでなく、満遍なく調査するのがポイントとなります。
おすすめの商品ジャンル
例えばペイペイモール(Yahoo!ショッピング)を参照すると、以下のようなものがよく売れている傾向があると言えます。
- 食品
- スイーツ
- ファッション
- アパレル
- ギフト商品
- 季節性の商品
このように、各モールの売れ筋商品のランキングをチェックしつつ、取り扱う商品や売れている商品にどのような傾向の違いがあるのかを調査していくと良いでしょう。
売れる商品の特徴
以下のような特徴を持っている商品も売りやすいとされています。それぞれの特徴をご紹介していきましょう。すでに売りたい商品がある場合は、これらの特徴に該当するポイントがあるかどうか確認してみてください。
- 定期購入が見込める商品
毎月購入が必要になる日用品や、長い期間に渡って利用する化粧品やサプリメントなど、定期購入が見込める商品はニーズが途切れないのでおすすめです。
- 地域限定商品
販売されている地域が限定されている商品は、現地に購入しにいけないユーザーからのニーズがあるため、おすすめだと言えます。
- 専門商品
一部の属性のユーザーにニーズがある専門的な商品は、競合するネットショップも少なくなるのでおすすめです。具体的にはパソコン周辺機器、OA機器などが挙げられます。
オリジナルハンドメイド商品
アクセサリーやアパレルグッズなどのオリジナルのハンドメイド商品は、他のネットショップと商品が被らないため、差別化をすることができるのでおすすめです。
- 格安商品
生活雑貨、日用品、事業者向けの卸商品などの低価格商品は、高価な商品と比べて買い手がつきやすく、ニーズも常にあるのでおすすめです。仕入れコストを抑えることでさらに格安で提供することが可能です。
- レア・マニアック商品
アニメやゲームなどのレアグッズ、ジオラマやミリタリーグッズなどのマニアックな商品も、一定のユーザー層に熱烈なニーズがあるのでおすすめです。
- コンプレックス商品
育毛剤やダイエット商品などのコンプレックスに関連する商品や、他人に購入したことを知られたくないプライベートな商品などはネットショップで購入されやすい傾向があるのでおすすめです。
▼参考関連ページ
ネットショップで売れるものを把握しよう【おすすめ商品を紹介】
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/netshop-recommenditems
ネットショップで売れるものを見極めよう!
ネットショップを運営する際には、どんな商品が売れるのかを分析し、見極めることが非常に重要となります。ここでは、ネットショップで売れるものの特徴や、粗利を上げるための工夫の方法についてお伝えしていきます。
すでに売りたい商品がある方は、ここで紹介する売れるものの見極め方を参考に、ご自身が取り扱おうとしている商品にどれくらいの勝機があるのかを確認して見てください。
- ネットショップで売れるものの見極め方
①時代に求められている商品は何かを考える
売れる商品を見極めるポイントとして、時代に求められている商品は何かを考えることが重要となります。
これまでのネットショップは、多くのユーザーにリーチするようなスタンダードな商品を大量に取り扱い、検索エンジンを意識したSEO対策などを重点的に施策し、大型ネットショップを運営するのが成功例とされてきました。
しかし、これからの時代のネットショップは、SNSの発達によってユーザーと直接交流できる土台ができてきているため、ニッチなジャンルの商品の取り扱いにも注目が集まりつつあります。
また、競合のネットショップが大量にあるため、オンリーワンの商品コンセプトを持ち、他のネットショップと差別化するような工夫も重要です。
熱い熱量を持つ一部のユーザーに熱烈に求められるような、ニッチな商品の取り扱いが時代にマッチしている選択であると言えるでしょう。
②仕入れ商品、オリジナル商品のいずれかを選ぶ
売れる商品について考えるとき、仕入れ商品にするのか、それともオリジナル商品にするのか、いずれかを選ぶ必要があります。
仕入れ商品は制作の手間がかからず、信頼できる仕入れ先を見つければ安定した販売経路が確保できるメリットがあります。一方、売れる商品を目利きして探す手間や、なるべく安く仕入れる経路を調査するなどの努力は必要となります。
オリジナル商品は、「ニッチな商品に注目が集まる」という今の時代のニーズにマッチしているため、一部のユーザーに支持されれば売上が見込めるメリットがあります。ただし、制作コストがかかること、大量生産が難しいこと、価格が高くなることなどのデメリットは考慮しておく必要があります。
なお、STORES ネットショップ では売れる商品を分析するために参考になる記事をご用意しておりますので、参考記事をぜひとも一読いただき、取り扱う商品選定のサポートに役立ててください。
▼参考関連ページ
・ネットショップで売れるものを把握しよう【おすすめ商品を紹介】
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/netshop-recommenditems
・【2021年最新】ネットショップでハンドメイド商品を販売するには?おすすめの販売サイトは?
https://officialmag.stores.jp/entry/ec-handmade
③ネットショップのコンセプトに沿った商品を取り扱う
他のネットショップで売れている商品だからといって、なんでも取り扱えば良いわけではありません。ネットショップのコンセプトに合った商品を取り扱わないと、ユーザーからの信頼が得られず、購買に繋がらない可能性があります。
そのため、ネットショップを開設する際には、どんなユーザーに、どのような商品を提供したいのかを明確にし、コンセプト設計を行った上で、その意向に沿った商品を取り扱うようにしましょう。
商品が売れるようになるためには、売れる商品を探すのと同時に、ネットショップのコンセプト設計も重要であることを是非とも覚えておいてください。
④ネットショップで売れやすい商品ジャンルを知る
ネットショップで売れやすい商品ジャンルを知るためには、漠然と商品を探すのではなく、売れている根拠を探すことが重要です。
Amazonや楽天市場などのショッピングモールサイトの検索機能を用いて、カテゴリを絞り込む、価格帯で絞り込む、商品を並び替える、などを行ってどのような商品ジャンルの取り扱いがあるのか、どんな商品がおすすめされているのかを詳しくチェックしてみてください。
モノレートと呼ばれるサイトを活用すれば、Amazonで売れている商品ランキングや価格帯の推移をチェックすることができるため、売れ筋の商品ジャンルを調査する際には参考にすると良いでしょう。
⑤ネットショップで売れている商品の傾向を知る
ネットショップで売れている商品の傾向としては、以下のような特徴が挙げられます。
- 生活に必要とされる商品
- 定期購入しなければならない商品
- 低価格でまとめ買いできる商品
- 限定販売されている商品
- 現地に行かないと手に入らない商品
- オリジナリティの高い商品
- プレゼントで喜ばれる商品
- 対面で購入しづらい商品
- コンプレックスに関連した商品
- コレクションされるレアな商品
これらの特徴に当てはまる商品は、ネットショップで購入されやすい商品だと言えるので、取り扱いを検討する価値があると考えられます。
ネットショップの粗利
ネットショップの粗利の求め方は以下の式となります。
粗利=売上高−変動費
ネットショップの運営では、必要となる変動費(商品の原価や手数料など)が多いです。そのため、売上との差額を出して粗利を計算してみると、思ったよりも儲からないといった状況に陥ることもあります。
ネットショップで粗利を上げるためには、売れる商品を選ぶことはもちろん、原価などの変動費についても目を向ける必要があることを覚えておくと良いでしょう。売れやすく、なるべく原価がかからない商品選びを行うことも、ネットショップの売上を上げる秘訣です。
ネットショップにわかりやすい名前をつけよう!
ネットショップを開設する際に、必ず必要になるのが屋号(ネットショップの名前)です。ユニークかつおぼえやすい、検索エンジンなど考慮した屋号をつける必要があります。ここでは、わかりやすいネットショップの屋号をつけるおすすめの決め方をご紹介していきます。
シンプルなネットショップ名にする
複雑で長いネットショップ名にするよりも、端的で短い、シンプルな表現のネットショップ名にすることがおすすめです。ただし、安易に短い英単語や言葉をネットショップ名に選ぶと、他のネットショップなどと被りやすくなるため、その点は工夫が必要であることは留意しておきましょう。
おすすめの解決方法としては、ネットショップのイメージに合いやすい英単語を2つ程度選び、つなぎ合わせることで造語を作る方法があります。例えば、食品を取り扱うネットショップの場合、「enjoy(楽しむ)」と「food(フード)」を合わせて「EnjoyFood」とするなどです。
商品のイメージにあったネットショップ名にする
商品のイメージに直結した意味合いを持つ屋号をつけることも大切です。例えば、ファッション・アパレル系なのであれば、そのイメージが膨らむようなキーワードを盛り込んだネットショップ名にすることがおすすめです。
例外として、商品イメージから敢えて離れたキーワードをネットショップ名にすることで、意外性によって話題性を作り上げる上級者向けの手法もあります。
ただし、ネットショップ初心者の方がいきなりそのような工夫をするのは難易度が高いため、シンプルに商品イメージに寄り添った屋号を考えるのが妥当でしょう。
ひと目見ただけで記憶に残るネットショップ名にする
ひと目見ただけで意味がわかり、記憶に残るネットショップ名にすることを意識するのも重要です。例えば、多くの人に意味が伝わりにくい難しい英単語や漢字を使うよりも、誰もが読めて意味がわかる言葉を選択する方が、多くの人の記憶に残る良い例だと言えます。
もしもこだわりがあって、難しい英単語や漢字をどうしても使いたい場合には、小さくルビを入れてふりがなをふるなど、読めないユーザーにも寄り添った工夫をすることで認知度を担保できます。
商標登録されていないネットショップ名にする
ネットショップ名をつけるときに気をつけておきたいのが、商標登録の調査です。万が一、商標法に違反するようなことがあれば、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられる恐れがあります。
商標を簡単に調べたい場合には、検索エンジンまたはSNSを用いて、使いたい屋号をキーワード検索する方法があります。もしも被っているサービス名や会社名があった場合には、商標登録されている可能性があるので避けるようにしてください。
また、特許庁が提供している特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)と呼ばれるサイトを利用すれば、商標を無料で検索することができるため、こちらのサイトも活用すると良いでしょう。
さらに詳しく商標を調査したい場合は、弁護士や弁理士に相談して調査依頼する方法もありますが、有料となるのでコスト感に余裕のある方はご検討ください。
検索キーワードを意識したネットショップ名にする
検索キーワードを意識したネットショップ名にすることで、SEO(検索エンジン最適化)の効果を狙うこともおすすめです。
検索キーワードの月間検索数を調査したい場合は、Googleが提供しているキーワードプランナーなどを活用することで、月にどれくらいの検索がされているのかを調べることができます。
例えば、音楽に関連した商品をメインにしているネットショップであれば、「ミュージック(月間検索数27,500件)」や「音楽(月間検索数110,000件)」などのキーワードは検索数も多いので入れた方が良い、といった具合に判断していきましょう。
SEOに関しては、後ほど、さらに詳しく解説していきます。
▼参考関連ページ
参考事例で学ぶ、売れるネットショップの名前の決め方・付け方(ネーミング)
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/name-ideas
ネットショップのロゴを作ろう!
ネットショップのロゴは、ブランドのイメージを定着させるためにも重要なものです。ここでは、ネットショップのロゴの役割や具体的な作り方についてお伝えしていきます。
ネットショップでのロゴの役割
ネットショップのロゴは、ブランディングを行う上で重要な要素であるといえます。例えば、ナイキのロゴやシャネルのロゴなどのように、特定のロゴをみるだけで、一目で「◯◯の商品だ」とわかることは、大きな価値となります。
なお、人間は情報収集の手段として視覚を多用しています。視覚から得る情報は、人間の感覚気管全体から得られる情報の約70%を占めるとされるデータがあるほどです。
そのため、記憶に残りやすいロゴを作ることは、ユーザーの購買意欲を上げるためにも重要です。マイケル・E・ガーバーの著書によれば「円形のロゴが入った商品は三角形のロゴよりもよく売れ、紋章のロゴの入った商品は円形のロゴよりも良く売れた」とのことで、ロゴ1つでネットショップの売上そのものにも影響があることがよくわかります。
ロゴを作る方法
- 自作する
ネットショップのロゴを自作する場合は、何らかのツールを活用する必要があります。イラストレーターを用いて一から作成する方法もありますが、便利なのはロゴ作成の専門ツールを活用することです。
- 依頼する
自作でネットショップのロゴを作ることが難しい場合や、自作に時間をかけることができない場合には、ランサーズ・クラウドワークス・ココナラなどのクラウドソーシングサービスなどを利用して、ロゴの作成を依頼する方法もあります。
クラウドソーシングサービスを利用してロゴの作成を依頼した際の相場は、およそ10,000円〜30,000円程度となります。予算に余裕のある方は、ロゴは外注してしまうのも手段の一つだと覚えておきましょう。
ネットショップをデザインするときのコツを理解しよう!
ネットショップを開業・開設する場合、ユーザーの購買につながるような見栄えや、情報の動線を有していることは非常に重要です。ネットショップを作成するときのデザインのコツを以下にまとめました。
ファーストビューに目を惹く情報を配置する
Webサイトを開いたときに、最初に目に入る箇所をファーストビューと呼びます。ファーストビューはいわば、ネットショップの顔とも言える箇所であり、訪問者にサイトの魅力を伝えるために非常に重要なポイントです。
この位置で、どんな商品をメインに取り扱っているのか、その商品にはどんな魅力があるのかをわかりやすく訴求するデザインを意識します。また、ネットショップの実績(メディア掲載、販売数などの実績)や、お得なセール情報などが目に入るとなお良いでしょう。
シンプルにわかりやすく情報整理を行う
商品の魅力を伝えたいがために、あれもこれもと情報を配置してしまうと見づらいサイトになってしまう可能性もあります。そのため、最初の段階では必要最低限の情報に絞り込み、シンプルにわかりやすい情報だけを載せるデザインを意識してみてください。
まとめられる情報は大カテゴリ、中カテゴリ、小カテゴリと整理すると見やすくなり、ユーザーにとっても欲しい商品を検索しやすい動線が生まれます。商品や文章を配置する余白や行間もしっかりと取ることで、より見やすいサイトになるでしょう。
商品写真などのトーンを統一する
商品写真の選定は、ユーザーに商品の魅力を訴求する上で非常に重要なポイントとなります。食品の場合は美味しそうに見えるシズル感のある写真、ファッションや雑貨などの場合はおしゃれな見栄えの写真、日用品や家具の場合は利用シーンのイメージが伝わる写真を選ぶなど、トーンを統一することが大切です。
色々なトーンの写真が混在しているサイトだと、ごちゃごちゃとして見にくくなるだけでなく、ネットショップに対する信頼感も損なわれてしまう可能性があるので注意してください。
購入に至るまでの動線を意識してデザインする
ネットショップの見栄えをどれだけ綺麗にしたとしても、商品購入に至らなければ意味がありません。そのため、「商品ページから購入カートに移動して購入ボタンを押す」という一覧のアクションがわかりやすいデザインになっているかをしっかりと見極めましょう。
購入に関わる動線のボタンはなるべくサイト内でも目立つように、ボタンを大きくする、色合いを際立たせる、押しやすい箇所に配置する、といった工夫を行うことが重要です。
PC、スマホのどちらでも見やすいデザインを意識する
デザインを行う際に注意したいのがレスポンシブ対応(スマートフォン対応)です。2020年にはスマホ利用率は実に7割以上とも言われており、パソコンから見て綺麗なサイトでも、スマホで利用しづらくては大幅に売上を取りこぼしてしまいます。
そのため、ファーストビューを始め、パソコンからだけでなくスマホからでも最適化されたデザインとなっているかを見直すことは非常に重要です。
色合いは白をベースカラーにし、1〜2色をアクセントカラーにする
ネットショップの色合いはベーシックな白をベースカラーにすることをおすすめします。個性的な色合いにしすぎると見づらくなる可能性があるので注意が必要です。アクセントに使用するカラーもなるべく少なめに、1〜2色程度にまとめるのがおすすめ。
クリックされやすい色合いであると言われているのは緑色という定説がありますが、こちらは2009年のFirefox(ファイヤーフォックス、大手ブラウザ)が行なったABテストの結果がエビデンスとされています。
URLや内部リンクなどのテキストリンクについては青色で設定されている場合が多いですが、重要な文面などは赤色やオレンジ色などを適時利用して目立たせるように意識すると良いでしょう。
▼参考関連ページ
ネットショップのデザインに使えるフリー画像サイトまとめ
https://officialmag.stores.jp/entry/200309/free-images
商品撮影に必要な機材を準備しよう!知っておきたいネットショップの商品撮影テクニック
ネットショップで商品の訴求をする場合に、商品写真が重要なポイントとなることは先ほどもお伝えした通りです。ここでは、ネットショップの商品撮影テクニックと必要機材についてお伝えしていきます。
商品撮影するときは光をコントロールする
商品撮影の際に、せっかくの商品が薄暗い場所で撮られていると冴えない写真となってしまいます。そのため、光をうまくコントロールして、魅力的な商品に見えるように工夫をしてみましょう。
具体的には、照明機材などを利用して、全体的にムラのない光をあてることがポイントです。そうすることで、薄暗い印象の商品写真ではなく、映えるイメージに仕上がります。
また、写真と実際の商品の色味に違いがあると購入後にユーザーからのクレームにつながる可能性があるので、なるべく実物と同じ色味を再現できるように撮影しましょう。
その他、光をのっぺりと照らすと立体感が失われてチープな印象になりがちなので、陰影のコントラストをうまく活用して立体感のある写真を撮るように意識するのもおすすめです。
商品撮影のシチュエーションを工夫する
商品のディティールを正確にユーザーに伝えるために、撮影時のシチュエーションを工夫することも非常に重要です。商品単体では伝えにくい情報を、シチュエーションと合わせることによって伝えられるように考えてみましょう。
商品の雰囲気を写真から正確に把握してもらうためには、商品をさまざまな角度から見た写真、相対的に大きさがわかる写真、他の商品と一緒に並べた時の見栄えがわかる写真、商品を具体的に利用する事例がわかる写真などを、シチュエーションにこだわって用意する必要があります。
商品撮影の背景にも演出を加える
慣れないうちは白い背景で撮影するのが無難でおすすめですが、商品と関連した小物を配置したり、背景を商品のイメージが伝わりやすい色合いやシチュエーションに合わせたりすることで、ユーザーが商品を利用する具体的なイメージを持てる写真に仕上がります。
商品撮影に必要な機材とは
商品撮影に必要な機材としては、もちろん一眼レフのカメラなどを用意できるなら良いですが、まずは身近なスマートフォンを活用するのも手軽な手段の1つです。
合わせて、ライト、レフ板、三脚、バック紙(壁紙)などを用意すれば、スマホをカメラ代わりに利用しても、ネットショップの商品写真として使う分には十分にクオリティの高い撮影を行うことができるでしょう。
▼参考関連ページ
ネットショップで使う写真の撮り方!背景や洋服撮影のコツも解説
https://officialmag.stores.jp/entry/netshop-photos
ネットショップのアイコンやバナー作りの作成ポイントを理解しよう!
ネットショップのデザインを行う上で、画面上に配置するアイコンや、商品リンクのバナーを用意することも重要な作業となります。ここでは、ネットショップのアイコンやバナー作りを行うポイントについてお伝えしていきます。
アイコンを作る
ネットショップを作るときに、カートのイメージを伝えるためのアイコンなどは必須であると言えるでしょう。これらはイラストレーターなどを用いてゼロからデザインして作る方法もありますが、インターネット上のフリー素材を活用することで工数を短縮することもできます。
「ネットショップ アイコン」とキーワードを入力して検索すると、実にさまざまな種類のアイコンの無料素材が表示されるので、是非ともチェックしてみてください。
バナーを作る
ネットショップに配置する商品リンクのバナーは、何を伝えたいかを明確にした上で、ユーザーが思わずクリックしたくなるようなデザインにする工夫が必要であることを覚えておきましょう。
- キャッチコピーやモチーフにこだわる
バナーは情報量が少ないため、キャッチコピーやデザインのモチーフなどにこだわって簡潔でわかりやすいメッセージを載せることが大切です。
特にキャッチコピーについては、冗長にならず、商品の販売実績や限定感、お得感、人気度の高さなどが伝わるように考えるのがベストだと言えます。フォントについても、なるべく見やすいものを選ぶようにしましょう。
- 色合いは目立つものを選ぶ
バナーの色合いについては、ネットショップの全体のテーマカラーに比べて、目を引くような色合いを選ぶと良いでしょう。目立たせたい場合や、安さを強調したい場合には黄色または赤色などの注意を促す色合いが効果的です。
彩度やコントラストを調整することにより、ネットショップのテーマカラーの色味と調整することは可能であるため、バナーの色合いについては是非とも目を引く配色をするように意識してみてください。
- サイズの確認を行う
バナーはサイズを間違ってしまうと、せっかく作ったクリエイティブも文字や写真が小さくなってしまって情報がユーザーの目に届かなかったり、クリック率が下がってしまったりすることがあります。
ネットショップでバナーを配置する場所を明確にした上で、サイズが適切かどうかをしっかりと確認してから制作するようにしましょう。
▼参考関連ページ
集客アップに!無料でバナー画像をダウンロードできる「STORES Gallery」のご紹介
https://officialmag.stores.jp/entry/kouritsu-up/service-gallerystore
ネットショップの商品配送方法を決めよう!おすすめの配送方法もご紹介
ネットショップでは、ユーザーから購入のアクションがあった場合には、商品の配送を行う必要が出てきます。ここでは、商品配送をするならおすすめの方法をご紹介していきます。
ネットショップで利用できる配送方法の種類
ネットショップで商品配送を行う場合、大きくわけると宅配便、メール便の2種類があります。
- 宅配便
ネットショップの商品配送でスタンダードなのが宅配便です。荷物の受け取りまでにかかる日数が少なく、手渡しでお客様にお届けできる安心感があります。万が一の紛失や破損に対応するために保険をかけることもでき、配送追跡、時間帯指定、代金交換などのサービスを利用することも可能で、多くのメリットがあります。
ただし、メール便に比べると送料が高めになること、ユーザーが不在の場合は商品受け取りができないことがデメリットとなります。詳しい料金相場は後述の参考関連ページからご覧ください。
- メール便
メール便は、重さ1kg以下、暑さ2㎝以内などの軽くて小型の商品であれば、全国一律価格で配送を行うことができるサービスとなっています。
直接ポストに投函されるため、受け取りの手間がかからず、配送時間帯も気にしなくて良いメリットがあります。宅配便に比べて価格が安いのもメリットだと言えるでしょう。詳しい料金相場は後述の参考関連ページからご覧ください。
ただし、時間帯指定、紛失や破損の保険、配送追跡、代金交換などの宅配便では利用可能だったサービスを軒並み受けることができないデメリットがあります。
おすすめの配送方法の決め方
配送方法の決め方については、安さを重視するならば、A4サイズ程度の荷物ならばメール便のクリックポスト(送料全国一律185円)、A4サイズ以上の荷物は宅配便のゆうパック(送料800円〜最大3,100円)などがおすすめです。
速さを重視する場合には、A4サイズ程度の荷物ならば宅急便コンパクト、ネコポスなどがおすすめです。A4サイズ以上の荷物は飛脚航空便、飛脚ラージサイズ航空便などが良いでしょう。
送付する際の安心・安全を重視するなら、A4サイズ程度の荷物ならば宅急便コンパクトがおすすめです。A4サイズ以上の荷物はヤマト運輸、佐川急便、日本郵便のセキュリティ保険サービスを利用すると便利です。
・配送を利用する際に迷った場合は?
商品の配送をする場合に、どの配送会社にするべきか迷ってしまった際には、ヤマト運輸または日本郵便のいずれかの利用を検討することをおすすめします。
これらの2社は、全国区で自宅や事務所の近くに営業所を見つけやすい、個人事業主などの個人でも契約および割引特典などが受けられる、といったメリットがあります。
商品発送に関する質問やトラブルが万が一発生した場合でも、自宅や事務所の近くに営業所があると直接相談もできるので安心できます。
配送会社の配送料一覧は以下の通りです。
配送会社 |
配送可能な荷物の重量 |
料金(税込) |
日本郵政 |
25kg以下まで |
970円 |
佐川急便 |
2kg |
880円 |
ヤマト運輸 |
2kg |
1,040円 |
福山通運 |
2kg以下まで |
1,100円 ※パーセルワン(小口の荷物を効率化して 配送できるサービス)は600円 |
西濃運輸 |
2kg |
1,023円 |
※各配送会社の東京から大阪までの配送料の事例まとめ
▼参考関連ページ
ネットショップでおすすめの配送方法とは?
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/haisou-matome
ネットショップの送料を決めよう!知っておくべき知識は?
ネットショップの送料は、運営にかかる経費として重要な項目であるため、どのように決めれば良いか悩んでいる方も多いでしょう。ここでは、ネットショップの送料の決め方や知っておくべき知識をお伝えしていきます。
送料を無料にする
送料無料はユーザーにとって、もっとも満足度の高い選択だと言えるでしょう。送料無料にする場合は、送料をネットショップの運営側で負担する必要があります。ただし、この方法では顧客満足度はアップするメリットがある一方、運営側に赤字が発生するデメリットがあります。
高額商品を取り扱っている場合には、送料分の価格は多少負担しても問題とならないケースが多いです。しかし、低額商品の場合は送料無料にするとコストがかさばって利益を圧迫する恐れがあるので、注意が必要でしょう。
◯円以上の購入で送料を無料にする
一定の金額を購入してもらった場合に、送料無料にするケースです。送料無料の特典を達成するために、ユーザーが商品を追加購入したり、一人当たりの購入単価がアップしたりするメリットがあります。
いくら以上で無料にすべきか悩む場合は、平均購入金額を算出して、平均よりもやや高い値段に設定したり、人気商品の購入価格よりも少し高く設定したりするのがおすすめです。
商品を紹介するページに「◯円購入で送料無料!」と大きくバナーを配置するなどして、ユーザーに認知しやすいように工夫し、購買意欲がアップするように誘導するのもポイントだと言えます。
配送方法別で送料を決める
宅配便やメール便など、商品の配送方法の種類によって送料を決める方法もあります。それぞれの配送方法にかかるコスト毎に送料を設定できるので、運営側で送料を負担する心配がほとんどなくなる他、ユーザーが利用したい配送方法を選べる点もメリットとなります。
ただし、配送方法毎に商品の梱包の仕方が異なるため、送付の際に手間がかかるデメリットがある点には留意しておきましょう。
配送地域別で送料を決める
配送地域までの距離に合わせて、送料を決める方法もあります。基本的に、送料は配送する地域が遠くなればなるほど高くなるため、運営側の送料負担が軽くなるメリットがあります。
ただしその分、遠方のユーザーの場合は送料が高くなるので、せっかく購入の意思があっても送料がネックになってカゴ落ちしてしまうリスクはあります。そのため、遠方のユーザーに関しては送料の一部をネットショップ側で負担する、といった工夫も必要です。
全国一律の送料にする
送料を全国一律で一定額を設定する方法もあります。この手法は多くのネットショップで採用されているため、ユーザー心理的にも利用しやすいメリットがあるでしょう。
ただし、遠方からの注文が多い商品を取り扱っているのに、安い送料に合わせて一律の料金を設定してしまうと大きな赤字が発生する可能性があるので注意が必要です。
ネットショップの送料の相場について知りたい方は、参考関連ページをご参照ください。
▼参考関連ページ
ネットショップの送料の決め方と安く抑えるコツは?
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyo/souryou-kimekata
ネットショップの決済方法を決めよう!おすすめの決済方法ランキングご紹介
ネットショップの決済方法は、いったいどのような方法が最も利用されているのでしょうか。少し前のデータになりますが、以下は、総務省が平成27年に実施した通信利用動向調査結果です。
インターネットで購入する際の決済方法でどのような方法を利用しているかを複数回答可能で質問したところ、以下のようなデータとなったとのことで引用しています。
参考:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/160722_1.pdf
上記の資料を元に、インターネットで利用されている決済方法をランキング形式で説明すると以下の通りとなります。
- 1位:クレジットカード決済(69.2%)
クレジットカード決済が7割近くとなっており、インターネットで利用されている決済方法として最もスタンダードなものであると言えます。
そのため、ネットショップを運営するのであれば、ユーザーのカゴ落ちを防ぐためにも、クレジットカード決済の導入は必須でしょう。
ユーザーはクレジットカードを利用すれば、分割払いを選択することもできるため、高額な商品でも購入しやすくなるメリットがあります。また、ユーザー側に人気があるだけでなく、運営側としても商品代金が未納になるリスクがないので安心できます。
ただし、クレジットカードは便利な一方で利用年齢が18歳以上(高校生不可)となるため、未成年のユーザーに対応できないデメリットがあります。
また、クレジットカード決済を嫌うユーザーも一定層いるため、そのようなユーザーのカゴ落ちを防ぐためにも、その他の決済方法を充実させることが必要です。
- 2位:代金交換(39%)
代金交換を利用しているユーザーは4割程度と、クレジットカード決済に次いで人気のある決済方法です。インターネット通販が始まった当初から主流だった決済方法であり、現在でも根強い支持を受けています。
クロネコヤマト、佐川急便、郵便局などの配送方法を利用すると選択することができ、ユーザーとしてはクレジットカードとは違って年齢制限など関係なく誰でも利用できるメリットがあります。
ネットショップ運営側としても、商品代金が未収となるリスクを回避できるほか、すぐに商品が発送されるのでスピーディにやりとりできるメリットがあります。ただし、受取拒否が発生した場合、返送費用を負担しなければならないデメリットがある点は留意が必要です。
- 3位:コンビニ決済(36.1%)
コンビニ決済は、その名の通り、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・サンクス・ミニストップ・セイコーマートなどの全国コンビニエンスストアで決済を完了できる方法です。利用率についても3.5割強と、人気のある決済方法となっています。
ユーザーとしては、クレジットカード登録や事前振込をしなくても購入できる手軽さがあり、支払い期限内であれば自分の好きな時間帯で支払いに行けるメリットがあります。
ネットショップ運営側としても、コンビニ決済は前払い方式となるため、商品代金が未収となるリスクを回避できるメリットが挙げられます。ネットショップの決済方法で主流である手段の1つであることは間違いないため、導入すべきだと言えるでしょう。
ただし、コンビニによって支払日が異なるなど、扱う際には少々ノウハウが必要になる点は留意が必要となります。
▼参考関連ページ
ネットショップで利用率の高い「コンビニ決済」のメリットとは?https://officialmag.stores.jp/entry/200306/convenience-store-payment
- 4位:窓口・ATM払い(26.5%)
銀行窓口やATMを利用して支払う、いわゆる銀行振込の決済方法の利用率は、2.5割強となっています。代金交換の決済方法とともに、インターネット通販が始まった当初から親しまれている決済方法だと言えるでしょう。
ユーザーとしては、指定されている銀行の窓口やATMを利用して振込を行なった場合は手数料が無料となるメリットがあります。また、近隣に銀行やATMがあれば、営業時間内であれば好きな時間に振込ができる点もメリットです。
ネットショップ運営側は手数料がかからず、商品代金が未収になるリスクもないのが魅力です。また、幅広い世代に対応できる決済方法である点もメリットだと言えます。
ただし、銀行振込の場合は振込→入金の確認→発送といった流れで段階的に確認を行わねばならないフローがあるため、商品の購入から受け取りまでの間に時間がかかるデメリットがあります。
- 5位:ネットバンキング払い(9.4%)
ネットバンキング払いも銀行振込の手段の1つで、インターネットでの決済方法で利用されています。ネットバンキング払いとは、各種銀行のネットバンキング機能を利用して商品代金の支払いを行う方法のことです。
1割程度と利用者は少なめですが、窓口・ATMでの支払いのように営業時間を気にすることなく振込を行うことができるメリットがあります。クレジットカードを用意する必要がないので、クレジットカードを持っていないユーザーも利用可能です。
ただし、ユーザーとしてはネットバンキングで利用している銀行が指定の銀行と異なる場合には振込手数料がかかること、ユーザー・運営側ともに振込を行われた時間によって入金日にズレが生じることなどのデメリットは留意しておく必要があります。
- 6位:キャリア決済(8.8%)
キャリア決済とは、ユーザーが利用しているスマートフォンや携帯電話の会社への利用料金に、商品代金の支払いを合算して処理する決済方法です。
利用しているユーザーは同調査では8.8%となっていますが、JCBの調査によれば16.7%のお客様がキャリア決済を月1以上利用しているといったデータもあり、最近になって利用が増えてきている決済方法でもあります。
キャリア決済はNTTドコモ(d払い)、au、ソフトバンクを利用しているユーザーは利用ができますが、格安SIMを利用しているユーザーは活用できません。
この決済方法であれば、ユーザーはクレジットカードを用意する必要なくインターネット上で決済を完了することができ、ネットショップ運営側も商品代金が未収になるリスクを負わずに安全に決済ができます。
ただし、キャリア決済は利用上限額を超えると利用できなくなるデメリットがあります。また、ネットショップ運営側がキャリア決済を導入する場合、各キャリアによって仕様が異なる可能性があるため、導入に関してはノウハウが必要になる点は留意しておく必要があります。
- 7位:電子マネー決済(4.1%)
インターネットの決済方法で、これから増えていく可能性がある手段が電子マネー決済です。電子マネーとは、電子化されたお金のことで、お店のレジでカードやスマートフォンをかざすのみで決済が完了する便利な決済方法です。
電子マネーにはお金を事前にチャージして利用するプリペイド型、利用後にクレジットカードを介して銀行口座から支払うポストペイ型の2種類が用意されており、決済タイプにはカード決済型とスマホ決済型があります。
電子マネーの種類として代表的なサービスは、Apple Pay、Amazon Pay、paypay、paypal、edy、LINE払いなどが挙げられます。
ユーザーとしては、電子マネーを利用して商品代金の支払いを行うと、サービスによっては各種ポイントが貯まるため、溜まったポイントを支払いに利用することができるメリットがあります。また、審査不要で未成年も利用できるサービスがあるのもメリットです。
ただし、ユーザーはさまざまな種類の電子マネーの中から自分に合ったサービスを探さなければならないので手間がかかること、ネットショップ運営側は電子マネーの種類によって導入するステップが異なるため、ノウハウが必要となることがデメリットとして挙げられます。
- 8位:その他の支払い(1.7%)
インターネットでの決済方法で、その他の支払いの例として挙げられるのがあと払い(ペイディ)です。この支払い方法は、商品が届いた後で代金を支払うことができるため、支払いの猶予が生まれる、商品を確認してから購入できる、などのメリットなどがユーザー側にあります。
クレジットカードを持っていない未成年、学生、主婦、年配の方でも利用できるので、幅広い世代の方々に利用してもらえる機会を増やすことができるメリットが、ネットショップ運営側にもあると言えます。
「あと払い(ペイディ)は未収の恐れがあるのでは?」と心配される方もいるかと思いますが、STORES ネットショップ であれば、決済代行会社(Paidy)から商品金額が事前に支払われるため、ネットショップ運営側で商品代金が未収になるリスクは回避できます。
ただし、あと払い(ペイディ)は他の決済方法と比べるとキャンセルの受付期間が短く、万が一、キャンセルが発生した場合でも手続きに手間がかかる可能性がある点がデメリットとなります。
▼参考関連ページ
購入チャンスを逃さない!無料&手続き不要の「あと払い(ペイディ)」とは?
https://officialmag.stores.jp/entry/200128/deferred-payment
徹底比較!ネットショップに導入したいおすすめの決済方法9つまとめ
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/kessai-hikaku
利用するネットショップ開業サービスを決めよう!おすすめの無料・有料のサービスを一挙にご紹介!【徹底比較】
ネットショップを開設する場合、ゼロからのシステム開発はコストがかかりすぎるため、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ:ネットショップのカートを提供してくれるインターネットサービス)を利用するのがおすすめです。
そこで、ここではどのASPを利用するのがベストか、無料・有料のネットショップASPを比較しつつ、一覧で一挙にご紹介していきます。
無料と有料のネットショップ作成サービスの違い
ネットショップ作成サービスのASPには、無料版と有料版があります。具体的な違いは、登録できる商品の容量、デザインの自由度の高さ、SEO対策などの集客サポート、独自ドメインの利用の可不可などが挙げられます。
ネットショップASPの魅力は手軽に無料でネットショップを開設・即運営を開始できる点があるため、まずは無料のASPを利用してノウハウを蓄積しつつ、有料のASPを検討するなどの段階を踏むのも手段としては良いでしょう。
【重要】しっかりとしたセキュリティ対策のサービスを選ぶ
顧客情報を取り扱うネットショップでは、セキュリティ対策の実施は必須であると言えるでしょう。ここでは、セキュリティの重要性、ASPを選定する根拠として知っておく必要がある知識をお伝えしていきます。
ネットショップのセキュリティ対策で必ずやっておくべきことは、以下6つです。
①セキュリティ対策サービスを利用
ネットショップを開設する際には、アンチウイルスソフト、ファイヤーウォールなどのセキュリティ対策サービスを利用して、インターネットからの不正アクセスに対抗するプログラムを導入しておくようにしましょう。
セキュリティ対策サービスは、最新のコンピュータウイルスや不正アクセス、未知の攻撃方法にも対応できるように日々進化しているので、まずは導入を検討してみてください。
②プログラムの脆弱性を確認して対策を実施
ネットショップのプログラムの脆弱性を確認して都度対策を行うことも、重要なシステム保守の業務だと言えます。ネットショップとは、いわば多数のプログラムを集めた結晶です。
そのため、ネットショップに導入しているWebアプリやシステムを最新版アップデートする作業を怠らずに、定期的なメンテナンスを行うことが重要になります。
ただし、アップデート作業をするためにはサイトを一時停止する必要が出てくるため、ユーザーの利用になるべく支障が出ない時間帯に作業を行うのがベストです。
③サイトのアクセス権限管理の徹底
サイトのアクセス権限を付与しているユーザー名とパスワードは、漏洩するとサイトそのものを乗っ取られてしまうなどの大きな被害が出るため、厳重に管理を徹底するようにしましょう。
具体的な対策としては、IPアドレスに制限をかけるなどして、アクセス元のパソコンを制限する方法が有効です。この手法をとれば、オフィス内のパソコンでしか管理画面にアクセスすることはできなくなるため、パスワードの不正使用を防ぐことができます。
④管理者の教育を徹底
ネットショップのセキュリティを万全にしていたとしても、スタッフの人為的なミスで大きな被害を被る可能性もあります。よくあるのが、一斉配信メールの操作ミスで、メールアドレス情報が漏洩してしまうようなケースです。
このような人為的なミスを防ぐために、サイト管理者の教育を徹底して、マニュアルを整備し、情報漏洩の危険性やセキュリティの重要性を正しく伝えていくことが大切になります。
一人でネットショップを管理しておけるうちは自己責任となりますが、規模が大きくなってきた場合にはアルバイトを採用したり、外注先に依頼したりする必要も出てくるため、その点は留意しておきましょう。
⑤ASPが提供するショッピングカートを利用
ネットショップのショッピングカートは、住所や本名などの個人情報や、銀行口座情報、クレジットカード番号などの非常に重要な内容を入力する箇所であるため、万全のセキュリティ対策が必要です。
ネットショップを開設する際には、自社開発でショッピングカートを用意するのはリスクが高いと言えます。そのため、ASPが提供する、常時SSL(サイトの全てのページを「https」化すること)実装、トークン決済採用などの条件を満たしたショッピングカートを利用するのがベストでしょう。
月額での利用料を支払う必要は出てきますが、ASPが提供するショッピングカートであれば、プログラムの脆弱性などのセキュリティ対策はASP側が責任を持って対応してくれるので安心できます。
⑥ユーザーの個人情報を適切な場所に保管
ユーザーの個人情報については、インターネットから直接アクセスして確認できる場所に置いてあると、セキュリティ面で不安が出てきます。同様に、パスワードなどの管理情報やサーバー設定ファイルのようなサイト運営の根本に関わる情報も厳重に管理が必要です。
そのため、これらの重要な情報については、インターネットからの閲覧ができない、ローカル情報として管理するのがベストだと言えるでしょう。鍵付きのUSBなどで管理するなどして、情報漏洩に繋がらないように細心の注意を払ってください。
無料で利用できるネットショップサービス10選
- STORES ネットショップ(ストアーズ ネットショップ)
STORES はネットショップ初心者でも簡単にデザインから開設まで対応できるASPです。デザインテンプレートも48種類と豊富で、デザインの自由度も高いのが特徴。海外発送にも対応可能で、英語切り替え機能がついており、海外を対象としたネットショップを開設したい方にもおすすめです。
料金プランは無料プランと、決済手数料が5.5%から3.6%まで割安になる月額プラン(2,980円)があります。毎月20万円以上の売り上げを上げている方には月額プランがお得になります。
※2025年1月6日より一部決済方法の手数料率を変更します。詳しくはこちら
プラン |
無料プラン・月額プラン |
月額プラン費用 |
2,980円 |
手数料 |
決済手数料5.5% ※月額プランの場合は3.6%とお得 |
- BASE(ベイス)
BASEは11種類のデザインテンプレートを用意しており、HTMLやCSSの編集を行うこともできるため、Webデザインのノウハウをお持ちの方は自由度の高いカスタマイズが可能となります。
料金プランは、無料プランと、月額が5,980円のグロースプランがあります。毎月17万円以上の売上を上げている方には月額プランがお得です
プラン |
無料プラン・グロースプラン(月額プラン) |
月額プラン費用 |
5,980円 |
手数料 |
無料プラン:販売手数料3%、クレジットカード手数料3.6%+40円 月額プラン:決済手数料2.9% |
- カラーミーショップ
カラーミーショップは、2005年からサービス提供しているネットショップASPの老舗であり、4万店舗を超える導入実績があります。月額は無料で販売手数料は3%、有料プランは月額834円〜用意されており、レギュラープランは月額3,000円となっています。
有料プランは販売手数料が無料になるため、月商10万円以上の売上を見込める場合は、有料プランを選択した方がトータルコストを抑えることができます。
プラン |
無料プラン・月額プラン |
月額プラン費用 |
834円〜 レギュラープラン3,000円 |
手数料 |
販売手数料3% ※月額プランは販売手数料無料 |
- Jimdo(ジンドゥー)
Jimdoは月額、販売手数料も無料のWebサイト制作ツールで、メールアドレス登録を行えば、ネットショップの構築にも活用することができます。
簡単にネットショップが開設でき、商品紹介機能が充実していて、支払いオプションも多数用意されているのがポイントです。ただし、商品レビューの機能がない点や、商品データのインポート・エクスポートができない点はデメリットだと言えるでしょう。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
販売手数料無料 |
- minne(ミンネ)
minneはハンドメイドの商品を取り扱うネットショップに特化したマーケットサイトです。アクセサリー、雑貨、日用品などを制作する作家がアカウント登録を行い、ショップページを作成することでオリジナルハンドメイド商品のネットショップを作ることができます。
月額は無料ですが、販売手数料が10.56%(送料含む)、振込手数料が220円(売上代金振込時)となっており、他のネットショップASPに比べるとやや割高となっています。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
販売手数料10.56%(送料込み) 振込手数料220円(売上代金振込時) |
- イージーマイショップ
イージーマイショップは、テンプレートが36〜55種類と豊富で、無料プランでも独自ドメインを利用できる特徴があります。また、無料プランでもサービスのロゴが表示されないため、コストを抑えながらもネットショップのオリジナリティを大切にしたい方におすすめです。
別途オプションで、独自ドメインの決済ページを表示させることも可能となっています。月額および販売手数料は無料で、クレジットカード決済手数料が5.5%+40円です。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
販売手数料無料 クレジットカード決済手数料5.5%+40円 |
- メルカリ
メルカリは、個人同士で商品の売り買いができる日本最大級のフリマアプリです。主に不要品の売買に利用されていますが、新品の出品も可能であるため、ネットショップの販促経路の1つとして活用することができます。
ただし、登録者が非常に多いアプリであるため、商品が売れる可能性もありますが、情報が埋もれてしまうリスクもあります。月額およびクレジットカード決済手数料は無料で、販売手数料が10%、売上金入金手数料が200円かかります。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
販売手数料10% クレジットカード決済手数料無料 売上金入金手数料200円 |
- Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングはYahoo!JAPANが運営するショッピングモールサイトで、モール内にネットショップを開設することができます。CSVで大量の商品を一括で管理することができるため、多数の商品を取り扱う場合には便利です。
販促・分析の機能が充実しており、困った時は電話サポートを受けることもできるため、ネットショップ初心者でも安心できます。月額は無料ですが、商品が売れた際にはキャンペーンの原資(1.5%)、ストアポイントの原資(1〜15%)、アフィリエイト報酬の原資(1〜50%)がかかります。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
販売手数料内訳 キャンペーン原資1.5% ストアポイント原資1〜15% アフィリエイト報酬原資1〜50% |
- EC-CUBE(イーシーキューブ)
EC-CUBEは、無料で利用することができるオープンソース型のネットショップ構築パッケージです。Webデザインの知識などがあれば、カスタマイズやプラグインを自由に設定でき、オンライン予約、定期購入、BtoBサイトなど、さまざまな販売形態に対応することができます。
ただし、オープンソース型のネットショップASPであるため、プログラムやWebデザインの知識がないと利用するのは難しい可能性があります。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
決済手数料 国内取引:2.9%+40円/件~ 海外取引:3.4%+40円/件~ |
- WordPress(ワードプレス)
WordPressは、世界で最も多くのユーザーに利用されているホームページ作成ツールです。無料版でも実にさまざまな種類のテンプレートが提供されており、Webデザインの知識やプログラミングのノウハウがあれば、カスタマイズの自由度は他のネットショップASPと比べると格段に高いです。
ただし、WordPressにはショッピングカート機能は付随していないため、WordPressでネットショップのデザインとサイト構築を行い、他サービスのショッピングカートを配置する必要があります。
プラン |
無料プラン |
月額プラン費用 |
なし |
手数料 |
※ネットショップのショッピングカート機能を別途導入する必要あり |
▼参考関連ページ
【ネットショップの作り方】代表的な種類やおすすめの無料サービスを紹介
https://officialmag.stores.jp/entry/201204/netshop-howtomake
【最新版】無料でネットショップ開業できるおすすめサービス徹底比較
https://officialmag.stores.jp/entry/ec-netshop-open-free-comparison
【初心者】ネットショップをはじめよう!〜開業実践編〜
ネットショップに商品を登録してみよう!
ネットショップを開設する場合に、必ず避けては通れないのが商品登録の作業です。ここでは、一般的な商品登録に関する知識をお伝えした上で、効率的に作業をするためにはどのような方法があるかをご紹介していきましょう。
ネットショップの商品登録で必要となる情報
ネットショップASPの仕様によって、商品登録で必要となる情報は若干異なるものの、多くの場合に必要となる情報は決まってきています。
具体的には、商品名、販売価格、在庫数、商品の魅力を伝える説明文、商品画像、商品のスペックが伝わる詳細が必要となるでしょう。
その他にも、登録管理を行うための商品ID、商品カテゴリの設定、販売期間の登録、商品販促のためのランディングページ(LP)作成など、さまざまな情報を揃える必要があります。
ネットショップの商品登録作業は手間がかかる
ネットショップの商品登録作業は、1つずつ商品の情報を入力しなければならない場合もありますが、大量の商品を取り扱うことができるネットショップの場合、CSVファイルを用いて一括登録を行う形式が主流となっています。
ただし、これらの作業は情報に齟齬がないか都度確認する必要があり、作業工程の中でミスが発生する場合もあるため、手間がかかる作業であると言えるでしょう。魅力的な商品の写真を撮影したり、わかりやすい商品説明の文章を書いたりする技術も必要となります。
一人で対応が難しければ商品登録のアウトソーシングも検討
ここまでお伝えしてきた通り、ネットショップの商品登録の作業は、さまざまな細やかな手順を踏む必要があり、誤った情報を掲載してしまうとネットショップ自体の信用問題にもつながりかねません。商品登録ミスによるカゴ落ちは何としても避けたいところです。
そのため、取り扱う商品項目が大量にあるなど、一人で対応が難しい場合にはアウトソーシングも検討する必要があります。一般的に、ある程度の規模のネットショップになると、商品登録業務を行うスタッフを雇用しているケースがほとんどです。
その他、商品登録代行を行なっている会社に依頼を出したり、クラウドソーシングで個人に依頼したりする方法もありますので、検討して見てください。
なるべく商品登録の作業手順が簡単なネットショップASPを選ぶことも重要
商品登録の作業は、ネットショップ運営の中でも重要度が高く、手間もかかるものであることがおわかりいただけたかと思います。そのため、ネットショップASPを選ぶ場合には、商品登録の作業工程がシンプルで使いやすいかを調べることも重要です。
ネットショップASPの STORES ネットショップ は、商品登録の手順がわかりやすく、ネットショップ開設の初心者の方でも安心して対応することができます。詳しい手順については、以下の参考関連ページをご覧ください。
▼参考関連ページ
【初心者向け】開設したストアに商品を登録してみよう!
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/kinou-itemtouroku
ネットショップの商品説明は詳しく書こう!
ネットショップの商品の魅力を伝えるために、商品説明を詳しく書くことは非常に重要です。ここでは、ネットショップの商品説明を書く際に知っておきたいポイントをまとめました。
商品説明の基本構造
- キャッチコピー
商品説明でユーザーの目に最初に触れる部分にあたるのがキャッチコピーです。キャッチコピーは起承転結の「起」にあたる部分であり、わかりやすく、端的に商品の魅力を表す必要があります。情報を詰め込みすぎず、誰が読んでも商品の特徴がすぐに伝わるようなシンプルさを意識するのがポイントです。
- 本文
商品説明の本文は、キャッチコピーを読んで商品に興味を持ったユーザーが次に目にする部分です。起承転結では「承」と「転」にあたります。
魅力的な表現で商品価値をアピールしつつ、商品を購入することでどのような問題を解決することができるのか、購入することで得られるメリットを明確に伝えるように心がけてください。商品のディティールが正しく伝わるように、細かい寸法などのスペックをまとめた表組みの文面も用意するとなお良いでしょう。
- 締めの文章
締めの文章は、いわゆるCTA(コールトゥアクション)と呼ばれるもので、起承転結の「結」にあたります。キャッチコピー、本文を読み進めたユーザーに購入を促す最後の一押しをする箇所であると言えるでしょう。
そのため、「購入するなら今しかない」という気持ちを演出するように、価格や期間などに関する限定表現(今だけこの価格、オンライン限定、期間限定、など)をうまく使い、購買意欲をくすぐりましょう。
商品説明を書く際に知っておきたい知識
- SEO対策を意識する
商品説明を書く場合には、SEO(検索エンジン最適化)を意識することで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの流入が増える集客効果を期待することができます。具体的には、需要のある検索キーワードをキャッチコピーや本文の文章内に盛り込むことで、検索エンジンから評価を受けて、検索順位をアップさせることが狙いです。SEO対策の具体的な方法は、後ほど詳しくは説明します。
- レビューを活用する
ネットショップASPには、ユーザーが商品のクチコミを記載することができるレビュー機能が実装されている場合があります。そのため、商品説明を書く際に、ユーザーからどのようなレビューが投稿されているのかを確認した上で、リアルなクチコミを参考にしながら商品の魅力をまとめるようにすると、ネットショップで実際に購買する顧客の目線に立った文章が書けるでしょう。
- 過大評価や誇張表現は避ける
ここまで、商品説明では商品の魅力をいかに伝えるかが重要である旨をご紹介してきました。しかし、商品を何としても良いものだと思ってもらおうとするあまり、過大評価や誇張表現をしてしまうのはNGです。
このような表現をして、万が一、ユーザーから「誇大広告である」とクレームを受けると、景表法などの違反を指摘され、ネットショップASPを利用できなくなったり、訴訟で負けてしまったりする可能性もあります。そのため、過大評価や誇張表現は絶対に避けるようにしましょう。
ネットショップの運営方法を知ろう!成功するために知っておきたいコツも解説
ネットショップを開設後は、いよいよ運営を実施するフェーズに入っていきます。そこで、ここではネットショップの運営について知っておきたいコツを説明していきます。
ネットショップ運営で成功するためのコツ
- ネットショップの現状を把握する
ネットショップ運営で成功するためにまずやるべきことは、現状を把握することです。店頭のお店であれば、どれくらいの人数のお客様が来店し、どの商品がどの程度売れたかを把握することは、現場を直に見ていれば概ね可能でしょう。
しかし、ネットショップ運営では、来客数も販売数も全て数値データでの管理となるため、現状を把握するためにデータを取ることが大前提となります。
「月に何人のお客さんが来てくれたか?」
「そのうち何人のお客さんが注文してくれたか?」
「購入してくれたお客さんの平均購入金額はいくらか?」
といった情報を把握するために、ネットショップへのアクセス数、訪問したユーザーの購入率、一人当たりのユーザーの顧客単価などを、ネットショップASPのアクセス解析機能やGoogleアナリティクスなどを利用して蓄積しておきましょう。
これらの数値を把握しておけば、
売上=アクセス数×購入率×顧客単価
の公式に当てはめて現状の把握を行うことができ、どの数値を改善していけば対策が取れるのかが見えてきます。
- ネットショップの課題点を見つける
ネットショップの現状をアクセス数、購入率、顧客単価などのデータを蓄積して把握できたら、具体的な課題点を見つけるために、データ分析を行うようにしましょう。
データ分析を行う方法としては、Googleアナリティクスを利用するのがおすすめです。Googleが提供しているアクセス解析の無料ツールであり、月額費用などが発生しないにも関わらず高性能であるため、多くの個人や企業のネットショップ運営で利用されています。
Googleアナリティクスでは、アクセス数、来客の動線、ページ閲覧の頻度、PCやスマホなどの利用端末の属性と割合、コンバージョン(注文や購入に至る数値)などを細やかに管理することができます。
これらをチェックしていけば、例えば「アクセス数は伸びているのにコンバージョン(購入)につながっていない」「他のサイトでは売れ筋の商品のはずなのにページ閲覧の頻度が少ない」といった課題点を把握することができます。
- 課題点を解決するための対策を立てる
Googleアナリティクスを利用してサイトの課題を把握したら、課題点を解決するための対策を立てていきましょう。
例えば、ネットショップの購入率が悪いため、改善したいとしましょう。ネットショップの購入率の平均は概ね2〜3%程度であるとされています。
そのため、前出の売上を計算する公式に当てはめると、
売上=アクセス数×購入率2〜3%×顧客単価
となり、この公式に数値を入れていけば、どれくらいのアクセス数と顧客単価を維持すれば、購入率2〜3%で理想的な売上を上げていけるかを把握することができるでしょう。
その上で、購入率をアップしなければならない場合には、商品の価格は適切か、商品の魅力が伝わる説明文や写真が用意されているか、購入までの動線はわかりやすいかなど、見直さなければならない点が見えてきます。
これらを丁寧に1つずつ解決していきながら、日々データをチェックして、課題点となった数値が改善されていくのかを分析・観察していきましょう。
このように、ネットショップ運営は根気のいる作業ですが、ヒット商品が生まれて売上が上がれば、恒常的に利益をもたらしてくれる理想のビジネスモデルでもあります。
▼参考関連ページ
ネットショップを立ち上げる際に必要なこととは?一人で運営するコツも解説
https://officialmag.stores.jp/entry/ec-netshop-launch
ネットショップ運営の仕事を理解しよう!仕事内容とスケジュールをご紹介
ネットショップ運営の仕事内容や、業務のスケジュールなどは、いったいどのようなものなのでしょうか。ここでは、どのような仕事をする必要があるのか、業務のスケジュールはどのようなものになるのかをお伝えしていきます。
ネットショップの仕事内容とは
ネットショップの仕事内容は、各サイトの取り扱う商品などによってある程度は異なるものの、概ね、商品管理、サイト更新管理、顧客対応業務、在庫及び発送管理、請求業務、決済手段の選定及び管理などが挙げられます。
ネットショップの仕事の流れとは
ネットショップの立ち上げから商品販売に至るまで、主な仕事の流れは概ね以下の通りです。
- 販売する商品を決定する
- 商品を仕入れる(製造する)
- ネットショップのサイトを立ち上げ、更新する
- プロモーション(広告出稿やSNS運用など)を実施する
- 購入された商品の受注の管理を行う
- 商品を梱包して出荷・配送する
- クレーム対応や質問などのアフターフォローを行う
といった対応が多くのサイトで行われています。
ネットショップの仕事のスケジュールを見てみよう
ネットショップの仕事の1日のスケジュールはどのようなものか、ここでは管理者、Webデザイナー・エンジニア、受注担当、出荷担当の4パターンをまとめました。
- 管理者の1日のスケジュール
ネットショップの管理者は、検索エンジンアルゴリズムの確認、ライバル店の動向調査、年間カレンダーを用いてイベント・キャンペーンの考案、サイトメンテナンスの計画、更新情報の確認などを行います。
- Webデザイナー・エンジニアの1日のスケジュール
Webデザイナーは、メールチェック、実施するイベント・キャンペーンの確認とバナー作り、商品ページなどの更新、サイトメンテナンスの計画と実施など、主にサイト管理や更新についてのさまざまな業務を行います。
- 受注担当の1日のスケジュール
受注担当は、メール問い合わせの対応、注文の確認、ピッキングデータの作成、注文データの整理、配送会社とのやりとり、配送伝票の作成などを行います。ピッキングデータとは、どの商品を何個用意するのかを把握するための詳細データのことを指します。
- 出荷担当の1日のスケジュール
出荷担当は、受注担当から渡されたピッキングデータをもとに、商品のピッキング、梱包、出荷までを担当します。商品を直接取り扱っている場合には、商品の状態のクオリティを担保するため、出荷担当が商品の検品も実施することになります。
このように、担当する業務によってネットショップで実施する仕事の内容は大きく異なり、一見大変な仕事のように感じます。しかし、STORES を利用すればネットショップ開設から商品の販売・管理に至るまで、簡易な手順で対応できるのでご安心ください。
▼参考関連ページ
【保存版】ECサイト(ネットショップ)運営に必要な9つの業務!https://officialmag.stores.jp/entry/ec-operation
ネットショップの販売管理の方法を理解しよう!把握すべき内容は?
ネットショップを運営するにあたり、必ず行わなければならないのが販売管理です。ここでは、販売管理とは何か、知っておきたいポイントを解説していきます。
販売管理とは
販売管理とは、いつ・どこで・誰に・何を・なぜ・どのように・いくつ・いくらで販売し、代金の回収を行うのか、その全体のフローのことを表しています。
ネットショップの販売管理を行うことにより、収支の状況が可視化でき、業務の質が向上し効率化されていくので、プロセスを理解することが重要です。
また、販売管理で把握しなければならない最も重要な情報は利益率です。ネットショップを成功させるためには、どうすれば利益率を上げることができるのかを考えることが必要であるため、非常に重要な管理であると言えます。
販売管理で把握すべき利益率
ネットショップ運営において、販売管理を行うことで利益率を把握することは大切です。利益率とは、販売費および一般管理費を差し引いたものを意味しており、これらの経費を差し引いていないものは粗利益率と呼びます。
ただし、一般的に利益率と表現した時に指す数値は粗利益率であるため、粗利益率を把握することが重要だと考えておくと良いでしょう。
基本的には、利益率が高ければ高いほど、ネットショップ自体の収益性が優れていると言えます。ただし、利益率はネットショップの取り扱う商品の分野によっても平均値には違いが出てくるので、一概に数値のみでは決められない点は留意しておく必要があります。
利益率はどのように計算するのか
利益率をどう計算するのか、以下にまとめました。
利益率(粗利益率)=売上総利益÷売上高×100
または、
利益率(粗利益率)=(売上高-売上原価)÷売上高×100
ここでの売上原価は、購入された商品の仕入れや製造で消費された費用を意味しています。具体的な内訳としては、商品の原価のほか、プロモーションにかかる広告費や配送料などが挙げられます。
利益率が高くても赤字になるケースがあるので注意
ネットショップでは、たとえ利益率が高かったとしても、赤字になるケースがあるので注意が必要です。利益率を求める計算式には、固定費などのコストや借入金の返済費用は含まれていないため、これらが利益を上回っていると赤字となってしまいます。
そのため、利益率を維持しながら黒字を出していくためには、販売管理で利益率を把握することと同時に、固定費などのコストや借入金の返済なども視野に入れながら、総合的な視点でネットショップ全体の管理を行っていくことが重要です。
ネットショップの利益率の計算方法や、利益率を上げるための方法については、参考関連ページもご覧ください。
▼参考関連ページ
【ネットショップで利益率の計算方法】利益率を上げる5つの方法も紹介
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/profit-rate
ネットショップの在庫管理の方法を理解しよう!在庫管理を行うべき理由も解説
ネットショップの管理で重要な業務として、在庫管理があります。在庫管理とはどのようなものか、気をつけておくべきポイントや知っておきたい知識を紹介します。
ネットショップで在庫管理を行うべき理由
- 商品の在庫が切れてしまうリスクを防ぐ
商品の在庫が切れると、商品を購入する意思があったユーザーが離脱する原因となり、ネットショップ自体の信頼の損失にもつながってしまいます。特に、頻繁に受注が入る人気商品については、在庫切れをできる限り発生させないためにも、しっかりと管理を行いましょう。
- 在庫過多になって保管場所がなくなるのを防ぐ
在庫を把握せずに仕入れを続けていると、在庫過多になって保管場所がなくなってしまう可能性があります。保管できないスペースがいっぱいになってしまうと、貸し倉庫を追加で借りる必要が出てきたり、在庫処分をしなければならなくなったりします。余分なコストが発生してしまう場合があるため、在庫過多は避けるようにしましょう。
- 商品が売れやすい時期を把握できる
在庫管理を行うことによって、どんな商品がどの時期に多く出荷されているか、いつ品薄になるのかを把握することができます。それにより、各商品の売れやすい時期を理解した上で、事前に仕入れを行うことができるようになります。普段から在庫管理を徹底して行うことにより、ベストなタイミングで仕入れと売り込みを行うことができるでしょう。
在庫管理の具体的な方法とメリット・デメリット
- 管理者が在庫管理を行う
管理者が在庫管理を行う場合、自社で倉庫と棚を用意して、商品を仕入れた数と売れた数を都度把握して管理していく方法が一般的です。取り扱う商品数が多くなければ、管理者一人でも在庫管理は可能だと言えます。
<メリット>
管理者自身が在庫管理を行う方法は、余分なコストを省くことができるメリットがあります。自社の倉庫で管理するため、在庫に関するトラブルが起こりにくいのも利点だと言えるでしょう。
<デメリット>
デメリットとしては在庫管理を行う倉庫を借りる費用が別途かかること、移転する場合のコストがかかること、一人で管理し切れなかった場合には人件費がかかることなどが挙げられます。
- 在庫管理システムを利用する
在庫管理は商品が多くなってくると、エクセルを用いた管理にも限界が出てくるため、管理者一人で行うのが難しくなってきます。そこで、在庫管理システムを利用すると業務効率化ができる場合があります。
<メリット>
在庫管理システムとは、インターネット上で最新の在庫情報を常にチェックできたり、在庫数の確認から発送までを簡単に対応できたり、複数の拠点に分散している在庫を一括管理できたりするメリットを享受できる便利なシステムです。
<デメリット>
デメリットとしては、月額固定費用が必要になるのでコストがかかること、在庫管理システムの操作方法を覚える学習コストがかかること、初期費用が別途かかる場合があることなどが挙げられます。
- 在庫管理サービスを利用する
在庫管理を一人で行うのが難しい場合は、委託倉庫で商品を管理してもらえる在庫管理サービスを利用する方法があります。
<メリット>
在庫管理を外部委託することにより、繁忙期でも在庫管理のリズムが乱れるリスクを下げることができ、余剰在庫や欠品が出てしまう可能性を防ぐことができます。そのため、管理者はネットショップの売上向上の施策考案や、マーケティング、プロモーションなどに工数を割くことができるメリットがあります。
<デメリット>
一方、デメリットとしては月額費用や初期費用などのコストがかかること、地震などの自然災害のトラブルがあった場合に対応が遅延する可能性があること、物流業務を内製化することが難しくなることなどが挙げられます。
なお、STORES ネットショップ の倉庫サービスを利用すると、管理画面で操作を行うだけで簡単にお客様へ商品を配送することができるので大変便利です。
▼参考関連ページ
月間オーダー数100超えのストアはみんな検討している STORES 倉庫サービスとは?
https://officialmag.stores.jp/entry/stores-depot2
- ドロップシッピングを活用する
ドロップシッピングとは、受注販売を意味しており、ネットショップから注文があった段階で卸業者に商品の発注を行い、購入したユーザーに対して直接配送を行う運用方法です。
<メリット>
ドロップシッピングを採用することにより、在庫管理を行うための保管費用のコスト削減ができ、商品の余剰在庫が出るリスクを避けることができます。その他、発送作業の手間を省くことができたり、仕入先の商品を多数販売できるので、ネットショップの商品取り扱い数が豊富になったりするメリットがあります。
<デメリット>
デメリットとしては、仕入先と提携しているネットショップ作成サービスを利用する必要があること、独自のネットショップの場合は連携に手間がかかることなどが挙げられます。また、人気商品は仕入先で品切れになりやすいこと、競合が多いこと、利益率が低くなること、手元にない商品を取り扱うため思わぬクレームにつながる可能性があることなどもデメリットです。
▼参考関連ページ
ネットショップの在庫管理の方法【おすすめの在庫管理システム・サービスも紹介】
https://officialmag.stores.jp/entry/kouritsu-up/storage-management
ネットショップの顧客管理の方法を理解しよう!顧客管理の重要性は?
ネットショップで売上を伸ばしていくために、しっかりと対応しておきたい管理業務に顧客管理があります。ここでは、ネットショップの顧客管理とはどのようなものか、知っておくべき知識をお伝えしていきます。
顧客管理の目的とは
顧客管理を行う目的とは、ネットショップユーザーがどのような属性で、どんなニーズを持っているのかを把握した上で、長期的に購買を続けてもらうために信頼関係を築くことです。
ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー、顧客生涯価値)を最大化するためにはどのような施策を行っていくべきかを常に考えるのが、顧客管理の本質だと言えるでしょう。
顧客管理の重要性とは
顧客管理を行う上で最も重要な内容は、既存ユーザーの顧客満足度を上げ、リピート率を維持することです。また、新規ユーザーの流入数や属性を把握して、購買につなげていくことも、顧客管理で大切な要素であると言えます。
世の中に星の数ほどあるネットショップの中で、自分のネットショップで商品を購入してもらうために、新規顧客だけをターゲットにするのは限界があります。
そのため、一度訪問してくれた既存ユーザーをいかに定着させられるか、リピーターのケアを考えるのが顧客管理の肝になるのです。
リピーターを増やす方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
顧客管理システム(CRM)とは
顧客管理システム(CRM:Customer Relationship Management)とは、商品やサービスを利用しているユーザーに関連するデータを一括管理するシステムのことです。
商品の購買目的やユーザーの趣味趣向、ニーズの定性情報を一元的に管理することができるため、ネットショップのユーザーの顧客管理にも大いに活用できるシステムとなっています。
クラウド型CRMを導入することにより、自社サーバを使う必要なく、インターネット上のWEBサイトにアクセスすればいつでも顧客管理を行うことができる環境が整います。
管理や運用に手間がかからないメリットがあるため、クラウド型CRMを導入しているネットショップや企業は増えている傾向があります。
顧客管理システム(CRM)にかかる費用相場
先ほど紹介したクラウド型CRMの場合、顧客管理を行う管理者の人数ごと(1アカウント)に月額料金がかかります。
つまり、クラウド型CRMを利用するならば管理者の人数分のコストがかかることになります。クラウド型CRMの費用相場は1アカウントあたり500円〜1,000円程度とされているため、参考にしてみてください。
ネットショップで売上を上げる方法を知ろう!
ネットショップで売上を上げる方法は、ネットショップを管理している誰もが知りたいことでしょう。ここでは、ネットショップで売上を上げるために知っておきたいポイントをご紹介していきます。
ネットショップの売上を考える上で重要な要素
売上を考える上で重要な要素は、ネットショップのアクセス数、購入率、顧客単価の3つです。前出の通り、以下の公式に当てはめることで、売上を把握することができます。
売上=アクセス数×購入率×顧客単価
ネットショップの売上が上がらない場合、これら3つの要素のどれが欠点となっているのか、課題を洗い出して対策を行う必要があります。
ネットショップの売上を分析するために必要なツール
ネットショップの売上を分析するために必要なツールとして、代表的なのがGoogleアナリティクスです。無料で活用できる上、サイトへのアクセス数、訪問ユーザーの流入元、閲覧数の多いページの情報、使用している端末の属性などを詳しく把握することができます。
さらに、Googleアナリティクスのオプション機能である「eコマース」を活用することにより、ネットショップの売上を把握するために必須となる購入率や顧客単価などの重要なデータを収集することが可能となります。
ネットショップのアクセス数を増やすための施策
ネットショップのアクセス数を増やしたい場合、リスティング広告・ディスプレイ広告・SNS広告などのWEB広告を出稿することで、短期的に即効性のある集客を行うことができます。ただし、これらのWEB広告は出稿費用がかかるため、固定費となる懸念があります。
そこで、中長期的なアクセス数アップのためにSEO(検索エンジン最適化)を行い、ユーザーの自然な検索流入の需要を獲得して、恒常的なコストをかけずに集客を行う方法を検討しましょう。
同時に、Instagram、Twitter、Facebook、YouTube、TikTokなどのSNSを活用してフォロワーを増やし、SNS経由でのアクセス数アップを狙う施策も実施するのがベストです。
ネットショップの購入率を上げるための施策
ネットショップで購入率を上げるためには、カゴ落ちと呼ばれる離脱を防ぐことが重要になります。カゴ落ちとは、ユーザーが商品をカートに入れた状態であるにも関わらず、購入の情報入力までの段階で離脱してしまう現象です。
一般的なネットショップのカゴ落ちの確率は70%程度であると言われており、この機会損失をいかに減らすかが、購入率を上げるために重要なポイントとなるのです。
ネットショップのカゴ落ち対策は「EFO(Entry Form Optimization)」と呼ばれており、カートに商品を入れて購入までに至るプロセスを最適する手法で、EFO対策ツールなどもあるため、適時導入を検討してみると良いでしょう。
ネットショップの顧客単価を上げるための施策
ネットショップの顧客単価を上げたい場合は、ユーザーが当初購入しようと考えていた商品に、さらに追加して別の商品を購入してもらったり、商品グレードを上げてもらったりする必要があります。
その場合、まとめ買いや合わせ買いをおすすめする「クロスセル手法」や、ワンランク上の商品の購入をおすすめする「アップセル手法」などのレコメンドを行う仕組みを作ることが重要となります。
その他、「◯円以上の購入」で特典や送料無料にする施策や、「期間限定」「数量限定」などの限定感を強調してキャンペーンを行う施策なども有効でしょう。
ネットショップのリピート率を上げるための施策
ネットショップのリピート率を上げるためには、ユーザーのニーズに合った適切なタイミングで施策を実施することが重要だと言えます。
具体的には、ネットショップの利用金額に応じて利用することができる「ポイント」の導入、定期購入などの際に活用できる特典をつけた「クーポン」の発行などがおすすめです。
その他、会員限定のキャンペーンをメルマガ、ステップメール、DM、LINE公式アカウントなどで広報して、会員にお得な施策を行うこともリピート率のアップには有効でしょう。
ネットショップに一度訪れたユーザーをターゲットにして広告を打つことができる「リマーケティング広告」を活用することも、リピート率を上げる効果があります。
▼参考関連ページ
ネットショップで売れないときに考えたいこと。今すぐできる対策方法まとめhttps://officialmag.stores.jp/entry/ec-earnings
【中級者】ネットショップに集客しよう!
ネットショップの集客方法を理解しよう!ポイントを一挙にご紹介
開設したばかりのネットショップは、適切な集客施策を行わないと来客を見込むことが難しいです。ここでは、ネットショップの集客のポイントを一挙にご紹介していきますので、ネットショップの集客で悩んでいる方は是非ともチェックしてみてください。
ネットショップのアクセス数の目安とは
大手ネットショップが発表しているデータによると、月商50万円程度のネットショップの場合、月間15,000件程度のアクセス数があるとされています。
ただし、ネットショップのアクセス数の目安は、取り扱う商品のジャンルや顧客単価などによって違いがあるため、一概に月間◯人のアクセス数があれば売上は上がる、とは一概に言い切れません。
そのため、上記の月間15,000件という数値はあくまでも目安の1つとして参考にする程度で良いでしょう。とは言え、ある程度の売上を上げるネットショップを作りたいならば目指すべき指標であることは間違いありません。
ネットショップの集客で有効な方法とは
- WEB広告の出稿を行う
WEB広告の出稿は、ネットショップの集客でまず検討したい有効な方法です。
WEB広告のメリットは、広告費をかければ着実に効果が見込める集客を行える点です。一方、コストがかかるのでまとまった予算が組めない場合は利用できないデメリットもあります。
短期的な効果を見込みたい場合は、リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告などを検討すると良いでしょう。中長期的には、純広告、記事広告、SNS広告なども検討すべきです。これらの具体的な内容について、詳しくは後ほど説明します。
- SEO対策を実施する
中長期的な集客の施策として、SEO対策は有効な手段です。SEO対策を実施すれば、特定の検索キーワードからアクセスしてくるユーザーが流入しやすくなり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの自然流入を増やすことができます。
SEO施策にはさまざまな項目がありますが、ネットショップで成果が出やすいのはコンテンツSEOです。需要のある検索キーワードのニーズにマッチしたページをネットショップに作成することで、集客に繋げることができるのでおすすめです。
- 動画を活用する
YouTubeやTikTokなどの動画を投稿できるSNSを活用することも、ネットショップの集客に有効な場合があります。
特に現在、SNSはショートムービー動画が流行っており、商品の魅力を15〜40秒程度の短い動画で訴求するSNS広告も需要が増している状況です。
動画であれば、写真や文章では伝えきれない商品のディティールを正確に伝えることができるため、ネットショップの商品のプロモーション方法として、具体的な効果が期待できます。
- ブログを運営する
前出のSEO施策のコンテンツSEOを実施するにあたり、有効な手段となるのがブログの運用です。ネットショップのサイト内にブログ機能をつけておくことにより、需要のある検索キーワードのニーズに合った記事を作成して投稿することでSEO対策になります。
ただし、適切なSEOの知識のないスタッフなどにブログの更新を任せてしまうと、せっかく書いた記事が検索エンジンから評価されず、無駄になってしまう場合があるので注意しましょう。ブログの運営が一人で難しかったり、専門家が周りにいなかったりする際には、外注する方法も検討してみてください。
▼参考関連ページ
ネットショップ集客方法5つ!無料〜低予算でOK!
https://officialmag.stores.jp/entry/200928/netshop-promotion
【まずはこれから】SNSを運用しよう!
ネットショップの公式アカウントとして、Instagram、Twitter、FacebookなどのSNSアカウントを開設し、集客につなげる施策も有効です。
Instagramは、写真・動画をメインに商品を訴求することができ、SNS自体をカタログのように運用できるため、ネットショップ向けのSNSだと言えるでしょう。
ネットショップのInstagram活用方法は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
『【徹底解説】ネットショップの「Instagram運用」〜設定・集客・活用法まとめ〜』
Twitter(X)
Twitter(X)は、リツイートと呼ばれる拡散機能があるため、ネットショップのお得なキャンペーン広報などに利用すれば、予算をかけずとも集客につなげることができる可能性があります。
Facebookは、Facebookページと呼ばれる独自のページを作成することができ、ホームページのように機能させることができます。イベント機能があるので、イベント情報の広報にも活用できます。
【無料で始められる】SEO対策をしよう!
ネットショップのSEO(検索エンジン最適化)を行うことは、中長期的な集客で成果を上げるために重要な施策です。ここでは、SEOとは何か、どのような手法で実施できるのかを詳しくお伝えしていきます。
SEOとは
SEOとは、「Search Engine Optimize(検索エンジン最適化)」を意味する略称です。GoogleやYahoo!の検索順位を上位に表示させ、自然流入をアップさせるために行う対策をSEOと呼びます。
自然検索結果で最もクリックされるページは、キーワード検索の順位が1位のサイトとなります。検索ページの1ページ目は基本的に10位までが表示されており、2ページ目以降になると検索エンジンからの流入は見込みづらくなります。
そのため、自然検索結果でキーワード検索の順位を上位表示させるためにも、ネットショップのSEO対策は非常に重要な施策であると言えます。
SEOのメリット
SEOのメリットは、広告費をかけずとも自然検索から流入を得ることができることが挙げられます。また、検索エンジンに上位表示されれば中長期的に安定した流入が見込めるため、ネットショップの集客の強力なサポートになります。
流入する検索キーワードによっては、購買意欲がかなり高い状態のユーザーの流入も見込めるので、購入の成果に繋がりやすい点もメリットです。検索エンジンで上位表示されていることにより、ユーザーに信頼できるネットショップであると認知され、ブランディングアップの効果も期待できます。
SEOのデメリット
SEOのデメリットとしては、費用をかければすぐに成果につながりやすいWEB広告と比べると、成果が出るまでに時間がかかることが挙げられます。どれだけ早くても3〜6ヶ月程度は見込んでおく必要があるでしょう。
また、検索エンジンは日々アルゴリズムを変更しているため、大きな順位変動が起こる可能性があります。そのため、こまめに検索順位をチェックし、変動があった場合は都度対策を考える手間がかかります。せっかくSEO対策をしても、検索ニーズにマッチしていない場合は効果が見込めない点もデメリットだと言えます。
ネットショップでおすすめのコンテンツSEO
- コンテンツSEOとは
コンテンツSEOとは、検索ニーズにマッチする、ユーザーの役に立つ情報をまとめた記事を作成し、検索エンジンに上位表示させ、集客につなげる施策のことです。
コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの一環であり、ネットショップで行うことのできるSEO施策のなかでも王道であると言われています。
作成するコンテンツページは、取り扱う商品に関連したお役立ち情報のコラムや、ネットショップの情報を発信するブログなどです。
SEO対策に効果が期待できるだけでなく、ネットショップのブランディングアップやファン獲得にも効果を発揮するため、是非とも対応を検討すべき施策です。
- ビッグワードよりもロングテールワードを狙う
検索キーワードには、ビッグワード、ミドルワード、スモールワード、ロングテールワードといった種類があり、ビッグ>ミドル>スモール、ロングテールの順番で月間検索数が少なくなっていきます。
ただし、スモールワードやロングテールワードは月間検索数が少ないからといって、需要がないわけではありません。月間検索数が少ないということは、競合が少なく、上位表示を狙いやすいキーワードであると考えることができます。
また、ロングテールワードは複数の検索キーワードが組み合わさったキーワードであるため、内容によっては購買意欲の高いワードである可能性もあり得ます。
ビッグワードは検索需要が高いことから争わなければならない競合ページも多いため、ロングテールワードもしっかり狙っていくと、効果的なコンテンツSEO施策となるでしょう。
- 商品ジャンルに沿ったコンテンツの増強を心がける
コンテンツSEOを行う際には、商品ジャンルに沿ったコンテンツの増強を心がけるようにしましょう。
例えば、アパレルショップのネットショップを運営している場合であれば、想定できるコンテンツSEOのための記事は「おすすめのコーディネート方法」「2021年の流行りのコーデ」「レアなアイテム特集」などが挙げられるでしょう。
取り扱っている商品ジャンルからかけ離れた記事ばかり制作しても、コンテンツSEOの成果が全く上がらない可能性もあるので注意が必要です。
- ユーザーの検索ニーズにマッチした役に立つコンテンツを作る
コンテンツSEOでは、良質なコンテンツを作成する必要があります。
検索エンジンの大手であるGoogleが提唱する良質なコンテンツの意味を要約すると、検索ユーザーのニーズを満たしているページが、良質なコンテンツに該当します。
そのため、ユーザーの検索ニーズにマッチした、役に立つコンテンツを作ることを心がけていきましょう。
Googleウェブマスター向け公式ブログや、Google検索品質評価ガイドラインなどもチェックし、検索エンジンに評価されるコンテンツとはどのようなものなのかを日々研究する姿勢も、コンテンツSEOでの集客を成功させるためには必要であると言えます。
▼参考関連ページ
【ネットショップ集客】SEOとは?STORES におけるSEO対策を徹底解説
https://officialmag.stores.jp/entry/ec-seo
【有料で集客する】広告を配信しよう!
前出のSEOは中長期的な集客を行う場合に知っておきたい施策でしたが、短期的・中期的に集客を行いたいならば、WEB広告を活用するのが良いでしょう。ここでは、ネットショップの集客で検討したいWEB広告の種類をご紹介していきます。
短期的な集客につながるWEB広告
- リスティング広告
リスティング広告とは、検索連動型広告のことです。GoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果画面の最も上部のエリアに表示される広告となっています。
代表的なリスティング広告の種類には、Googleが提供しているGoogle広告と、Yahoo! JAPANが提供するスポンサードサーチがあります。
リスティング広告は検索キーワードに対するユーザーの1クリックごとに費用を入札する仕組みとなっており、そのうちで入札金額が高い広告が表示されるようになっています。
リスティング広告の運用にはノウハウと手間がかかるので、自社運用も可能ですが、大型のネットショップでは専門のコンサルティングなどに外注しているケースが多いです。
- ディスプレイ広告(リターゲティング)
ディスプレイ広告とは、パソコンやスマホを利用している時に、画面上にバナー表示される広告のことを意味しています。ユーザーが常時閲覧しているジャンルに近い内容の広告が表示されているようになっており、効率よくネットショップへの流入を期待することができる広告であると言えるでしょう。
ディスプレイ広告の種類にはGoogleが提供しているGDN(Google Display Network)と、Yahoo!JAPANが提供しているYDN(Yahoo! Display ad Network)があります。
GDNとYDNではユーザーのターゲティング方法が異なるため、商品ジャンルに合わせて使いわけるのがベストです。また、リターゲティングを活用することで、一度広告が表示されたユーザーに再度広告出稿を行うことができるメリットがあります。
- アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)を介してアフィリエイターと連携し、広告を出稿する仕組みのことです。
アフィリエイターがASPに出稿されているネットショップの商品の広告を、自分の持っているサイトやブログに添付して紹介し、成果に応じて報酬を受け取る仕組みになっています。
アフィリエイト広告の出稿は、商品が売れないと広告費が発生しないので、費用対効果の高い広告であると言えます。
ただし、登録しているASPに固定費を支払う必要がある場合、商品が全く売れないと費用対効果が悪化する可能性がある点には留意しておかなければなりません。
中期的な集客につながるWEB広告
- ディスプレイ広告(リターゲティング以外)
リターゲティングを活用しないディスプレイ広告のネットワークは、なるべく多くの人にネットショップの商品やショップのことを知ってもらうために出稿することになります。
そのため、何十万という広告枠に一括で配信ができるメリットがある反面、リターゲティングを活用した場合と比べると、成果が出るまでに長期的な時間がかかる可能性があります。
ただし、最近ではディスプレイ広告の表示されるターゲット設定を細かに行うことができるようになっており、うまく組み合わせを行うことで中期的な成果を期待することができるようになってきています。
- 記事広告
記事広告とは、メディアを持っている会社がネットショップの商品やサービスのPR記事を作成して、メディアに載せることにより、そのメディアを利用しているユーザーへの訴求を行うWEB広告です。
ネットショップの運営側からの発信ではなく、メディアやライター目線での第三者視点となるため、ユーザーからは口コミ記事の一種として信頼して認識される点がメリットです。
また、知名度のあるライターなどにライティングしてもらうことで、ブランディングをアップさせることができる効果も期待できます。メディアのドメインの影響力を借りて商品やサービスをPRできる点もメリットだと言えるでしょう。
- 純広告
純広告とは、特定のメディアを持つ広告主が用意している広告枠に、広告料を支払って掲載してもらう形式の広告のことです。ネットショップで出稿する純広告としては、バナー広告やサムネイル広告などが挙げられます。
商品やサービスに関連するメディアに一定期間、純広告を出し続けることにより、商品購入につながる可能性のある潜在顧客にアプローチすることができるメリットがあります。
影響力のあるメディアに純広告を出すことにより、集客だけでなく、ネットショップ自体の認知向上やブランディング効果も期待できます。
ただし、純広告は成果報酬型ではなく掲載期間に応じて広告費を支払う必要があるため、成果につながらなくとも費用を払わなければならない点は注意が必要です。
- 動画広告
動画広告とは、文字通り動画を使った広告手法です。動画広告の種類としては、インバナー広告、インストリーム広告、インリード広告、インフィード広告などがあります。
動画広告は、YouTubeやTikTokなどの動画コンテンツを提供している媒体に出稿したり、WEBサイトやSNSに出稿したりすることで、ネットショップの商品やサービスの魅力を動画でPRできます。
動画は静止画と比べると約5,000倍の情報量があると言われており、商品のディティールや利用シチュエーションなど、より多くの情報を伝えることができるメリットがあります。
- SNS広告
SNS広告とは、InstagramやTwitterなどのSNSのタイムラインやストーリーなどに表示される広告のことを意味しています。
ユーザーの関心や趣味趣向などに合わせ、細やかなターゲティングを行うことができるメリットがあります。
Facebook広告はInstagramと連動しており、MessengerやAudience Network(Facebookが連携しているアプリやメディア等)にも出稿が可能です。
Twitter広告は、プロモツイート、プロモアカウント、プロモトレンドの3種類があり、それぞれ表示される箇所に違いがあります。タイムラインに投稿されるTwitter広告はユーザーがリツイートで拡散することができるため、課金した以上の影響力を発揮することもあります。
▼参考関連ページ
ネットショップ運営者が知っておきたい効果的な広告とは?広告の種類・費用をやさしく解説
https://officialmag.stores.jp/entry/affiliate/
ステップメールやLINE公式アカウントを駆使しよう!1 to 1 マーケティングとは
ネットショップを運営するためには、ステップメールやLINE公式アカウントなどを駆使して、ユーザーとコミュニケーションをとりながら売上を挙げていく手法も実施していく必要があります。ここでは、ユーザーとコミュニケーションを行う1 to 1マーケティングとはどのようなものかをお伝えしていきます。
1 to 1マーケティングとは
1 to 1マーケティングは、一人ひとりの好みに合わせて最適化したコンテンツを提供するマーケティング手法のことを意味しています。
ネットショップでは、ユーザーの購買傾向をデータとして蓄積していくことができます。そこから全体的なニーズを分析して読み取り、個々のユーザーに求められているコミュニケーションを行うことで、より高い購買の成果を狙う手法です。
具体的には、カゴ落ちを防ぐために、「カートに商品が残っています」といったメッセージを送信する仕様をネットショップに実装する方法なども1 to 1マーケティングの1つです。
1 to 1マーケティングで活用できるツール
- ステップメール
1 to 1マーケティングで活用できる代表的なツールとして挙げられるのが、ステップメールです。
ステップメールとは、メールマーケティングの手法の1つです。ある段階(初回購入日など)を起点として定め、そこから数日後などに、あらかじめ用意しておいたメールを送付します。
ネットショップの場合だと、例えば、商品到着した日に「ありがとうございました」とメールを送付したり、商品購入の1週間後に購入者限定のクーポンを送ったりする方法が非常に有効です。
ネットショップのメルマガを書く際には、ステップメールの手法を是非とも参考にしてみてください。なお、多くのユーザーに手動でステップメールを送るのは手間がかかるため、ステップメールツールを利用するのがおすすめです。
ネットショップASPにはステップメール機能が実装されているものもあるので、そのようなASPを活用するのも良いでしょう。
- LINE公式アカウント
ネットショップで1 to 1マーケティングをするにあたり、有効なツールがLINE公式アカウントです。
LINE公式アカウントとは、ユーザーとネットショップのLINEアカウントが「友だち」となって、ネットショップの限定情報やお得な情報をフランクに伝えることができるツールです。
LINEはスマートフォンを利用しているユーザーのほとんどが利用するコミュニケーションツールです。そのため、LINE公式アカウントを用いることで、ネットショップの情報をより身近に発信できます。
1 to 1マーケティングの実施を考えているならば、ネットショップ上にLINE公式アカウントの登録リンクを設置するなどして、積極的に活用してみてください。
▼参考関連ページ
売り上げ向上に!ネットショップ運営に効くメルマガの書き方まとめ
https://officialmag.stores.jp/entry/uriage-up/mailmagazine-katsuyou
ネットショップを運営するならブランディングを意識しよう!
ここでは、ネットショップを運営するなら知っておくべきブランディングについてお伝えしていきます。
ネットショップを運営するならブランディングは必須
ユーザーがネットショップから商品を購入するにあたり、「そのネットショップが信頼できるかどうか」は非常に重要なポイントとなります。そのため、ブランディングによって世界観を作り、ユーザーに信頼されるネットショップを築き上げることが重要です。
ネットショップのブランディングで得られる効果
ネットショップをブランディングすることにより、競合する他のサイトとの差別化を図ることができます。数あるサイトの中からユーザーに選ばれるためには、唯一無二の世界観やコンセプトが必要になります。
ブランディングを確立することができれば、商品の価格競争などの小競り合いをすることなく、安定した売上を上げることができるネットショップを運営することができるでしょう。
ネットショップのブランディングを行う方法
- ターゲットを絞ってサイトを作り込む
男性向けか、女性向けか、何歳の人向けかなどのターゲットを絞り、その層の方々に好まれそうなデザインのサイトを作り込むことで、ブランディング効果を高めることが可能です。
- オリジナル商品を開発する
自社のネットショップでしか買えないオリジナル商品を開発すれば、唯一無二の価値が生まれ、多くのユーザーから信頼を得ることができれば強力なブランディング効果が期待できます。
- メディアなどに広告を掲載する
知名度のあるメディアなどに広告を掲載することにより、ネットショップの認知度を上げることもブランディング効果があります。ユーザーにサイトの存在や取り扱う商品の魅力を知ってもらえれば、ブランディング力を高めることにつながります。
- SNSを活用する
InstagramやTwitterなどのSNSを活用し、フォロワーを増やすこともブランディング効果を期待できます。SNSアカウントのフォロワー数が多ければ、ユーザーにも一目で人気のあるネットショップであることが伝わり、信頼されるきっかけになります。
- インフルエンサーを起用する
フォロワー数の多いインフルエンサーを起用して、ネットショップのPRをしてもらうことにより、認知度を上げてブランディングすることも可能です。ネットショップが取り扱う商品や、サイトの世界観に合った属性のインフルエンサーを起用することが重要となります。
ネットショップで必要なメール文を用意しよう!メール文の種類と見本のテンプレートをご紹介
ネットショップでは、ユーザーとの主なコミュニケーションツールとしてメールを利用します。ここでは、ネットショップのメール文章の種類や、実際に活用できるテンプレートをご紹介していきます。
ネットショップで必要なメールテンプレートの種類
- 注文確認メール
ユーザーからの注文を受けたらネットショップ側から送付するのが、注文確認メールです。文章の具体的な内容は、お礼の文面と注文内容の確認で、概ね以下の通りとなります。
=======================================
▼例文
【ご注文を確認致しました。 ●●ショップ】
- ●様
この度は●●ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このメールは、商品をご購入いただいた後に自動配信されるメールです。
以下の購入内容につきまして、万が一誤りなどがございましたらご連絡ください。
〜
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- 入金確認メール
ユーザーからの入金を確認したら送付するのが、入金確認メールです。文章の具体的な内容は以下の通り、入金を確認した旨のお知らせとお礼の文章となります。
=======================================
▼例文
【ご入金を確認致しました。 ●●ショップ】
- ●様
この度は●●ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
ご入金を確認致しましたのでお知らせいたします。
日時指定のお客様は、ご指定いただきました日程で商品をお送りします。
商品の到着まで、しばらくお待ちください。
〜
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- 発送完了メール
ユーザーに商品の発送を完了したら送るのが、発送完了メールです。文章は以下の通りで、発送を完了した旨のお知らせとお礼を伝える文面となります。
=======================================
▼例文
【商品を発送致しました。 ●●ショップ】
- ●様
この度は●●ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日、ご注文いただいた商品を発送致しました。
商品の到着まで、しばらくお待ちください。
〜
=======================================
- フォローメール
フォローメールは、商品を一度購入したユーザーに対して一定の期間の後にフォローする目的で送付します。具体的な内容は以下の通りで、意見・感想を聞き出す内容と、口コミを促す文章などをセットで送ります。
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▼例文
【商品にはご満足いただけましたか? ●●ショップ】
- ●様
この度は●●ショップをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日ご購入いただいた商品は、ご満足いただけましたでしょうか。
ご意見・ご感想などございましたら、是非ともお聞かせください。
あわせて、口コミをお書きいただける場合は、以下からお願いします。
〜
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手書きの手紙やメッセージカードの有効性について
ネットショップで商品を購入してくれたユーザーに対して、メールベースでお礼を送るだけでなく、メッセージカードやお礼の手紙を送るのも有効な施策です。
手書きの手紙やお礼の文面が書かれたメッセージカードを送ることで、顧客満足度を上げ、ネットショップに対するユーザーの信頼度のアップを狙うことができます。
特に、手書きのお礼の手紙を用意するのは手間がかかりますが、あたたかみが伝わります。ハンドメイドのオリジナル商品を取り扱うネットショップなどであれば、ブランディング効果も期待できるので取り入れることをおすすめです。
万が一、商品の発送ミスなどの間違いが発生した際も、お詫びのメールだけでなく手書きの手紙も送付すると、より気持ちが伝わるでしょう。
【上級者】ネットショップを大きくしよう!
商品を拡充しよう!ネットショップ開設におすすめの知っておきたい5つの仕入れ方法とは?
ネットショップを開業・運営するならば、取り扱う商品の仕入れの経路を確保することが非常に重要となります。ネットショップの仕入れで、必ず知っておきたい5つの方法をまとめました。
STEP①インターネット上の仕入れサービスを活用
インターネット上には、問屋や卸問屋とのやりとりを代行して、仕入れをサポートするサービスを提供している会社が複数存在しています。無料で利用できるサービスと、有料のサービスがあるのでニーズやコスト感によってご検討ください。
以前は法人を立ち上げている方のみがサービス対象となっている場合が多かったものの、現在は開業を準備している個人でも利用できるサービスが増えています。
ドロップシッピングと呼ばれる、在庫を持たない無在庫で仕入れ・運用の代行を依頼できるサービスもあるため、興味のある方は以下の記事もチェックしてみてください。
『ネットショップは仕入れの無在庫でも運営可能?おすすめサービスの機能も紹介』
STEP②メーカーや作家などに直接交渉して仕入れる
メーカーや作家などに直接交渉を行い、商品を仕入れる方法があります。通常の仕入れサービスを利用すると、他のネットショップ運営を行なっている業者ともニーズがバッティングする可能性があり、取り扱いたい商品を買い占められてしまうリスクがあります。
しかし、メーカーや作家から直接仕入れを行うことで、よほどの発注の偏りがない限りは申請した分の商品を確保することが可能となります。そのため、仕入れルートの安定化を見込むことができます。また、直接取引は実績にもなるので、ネットショップ自体の社会的な信用の貯蓄にもつながります。
STEP③見本市などのリアルイベントに参加して仕入れる
国内外で開催されている見本市などのリアルイベントに参加して、ネットショップの商品を仕入れる方法もあります。見本市などの展示会では、商品のデモンストレーションなどを見学することができ、取り扱う商品を直接手にとって選別することができるのがおすすめのポイントです。
また、リアルイベントに参加して名刺交換などを行うことにより、商品を取り扱う企業との直接的な関係が発生するので、人脈づくりにも役立つ点が副次的なメリットだと言えます。
STEP④海外から商品を輸入して仕入れる
日本に住んでいても、海外のショッピングモールサイトやインターネット上のサービスを利用することで、国内には存在しない限定商品や単価の安い商品を輸入して仕入れることが可能です。英語や中国語などの他言語を理解する必要がありますが、現在は検索エンジンに翻訳機能も付いているので、難易度はそれほど高くはないでしょう。
ただし、海外から商品を仕入れる場合には、輸入手続きが必要かどうか、関税はいくらか、輸入禁止商品に該当しないか、フェイク商品や偽物ではないか、などのチェックが必要となることは留意する必要があります。これらの心配がある方は、海外輸入の代行サービスなどの利用を検討するのも手段の1つです。
STEP⑤問屋や卸問屋に足を運んで仕入れる
問屋や卸問屋では、メーカーの小売希望価格と比べて60%〜80%程度の低価格で仕入れることができます。賞味期限1年以内の商品を大量に格安で卸してもらえるなど、問屋や卸問屋ならではのサービスを受けられることもあります。
ただし、問屋や卸問屋ではクレジットカード取引ができず、現金取引が主流である場合があるため、資金繰りに余裕のある方に向いていると言えます。また、問屋では小売店のみの会員制としており、入会審査を実施しているケースもあるので、その点は留意しておきましょう。
▼参考関連ページ
【ネットショップの開業】ネットショップ(ECサイト)の商品仕入れ方法、おすすめサービスを徹底解説
https://officialmag.stores.jp/entry/purchasing
自分だけのドメインを作ろう!独自ドメインのポイントと取得方法とは
ネットショップを開設する場合、独自ドメインを取得することが有効です。ここでは、独自ドメインとは何か、選定のポイントと取得方法などについてご紹介していきます。
独自ドメインとは
ドメインとは、インターネット上にあるコンピューターやネットワークを識別するためにつけられている名前のことです。自分で所有しているドメインのことを独自ドメインと呼びます。例えば、STORES ネットショップ の独自ドメインは、URL(https://stores.jp/)の「stores.jp」部分となります。
独自ドメインを取得するメリット
独自ドメインを取得するとさまざまなメリットがあります。例えば、独自ドメインであれば自由にドメイン名が決められるので、オリジナリティのあるドメイン名を取得することが可能です。その他、セキュリティ面でSSL(データの暗号化)を設定することが可能であったり、SEO効果が高まったりするメリットもあります。
独自ドメインを取得する方法
ドメインを取得する際には、JPRS(株式会社日本レジストリサービス)が認定した指定の事業者に申し込む必要があります。具体的には、お名前.com、バリュードメイン、ムームードメイン、サクラサクインターネットなどを利用して、欲しいドメインを購入しましょう。
ドメインの購入や設定に関する知識がない場合の対処方法
ネットショップ立ち上げの際の独自ドメインの購入、サーバーの設定などを自分でできずに挫折してしまいそうな方は、インターネットに詳しい知り合いのエンジニアの方などに依頼すると効率が良いでしょう。そのような伝手がない方の場合は、ドメイン取得設定代行サービスを利用する方法もありますので検討してみてください。
▼参考関連ページ
ネットショップ(ECサイト)を開設するなら必須?独自ドメインの特徴まとめ
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/original-domain
海外に商品を販売してみよう!海外向けのネットショップのはじめ方は?
ネットショップを開設する際に、海外のユーザーにも販売を行いたいという方もいるでしょう。ここでは、注目される越境ECとは何かお伝えした上で、海外向けネットショップを開設したい場合の知っておきたいポイントをお伝えしていきます。
越境ECとは
越境ECとは、ネットショップを通じて国際的な取引を行うことを意味しています。この場合、海外のユーザーに向けて日本国内の商品を販売するケースが多いです。
例えば、経済産業省の「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によれば、中国のユーザーが日本の事業者から越境ECで購入した総額は1兆9,499億円となっており、前年比で17.8%増となっています。
一方、米国のユーザーが日本の事業者から越境ECで購入した総額は2兆3,119億円で、前年比で15.1%増となっており、大きな伸びを見せています。
なお、令和2年の日本・アメリカ・中国の3カ国の間での越境ECの市場規模は以下の通りとなっています。いずれの国でも越境ECの伸び率が大きいことがわかるかと思います。
国名 |
越境ECの購入総額 |
伸び率(前年比) |
日本 |
3,416億円 |
7.6% |
中国 |
4兆2,617億円 |
16.3% |
アメリカ |
1兆7,108億円 |
9.9% |
越境ECに大きな需要が集まっている理由としては、世界的なスマートフォンの普及によるネットショップ需要の増加、訪日外国人が日本の商品をリピート購入する需要の増加などが上げられます。
海外向けネットショップを開設するメリット
海外向けネットショップを開設する主なメリットとしては、商圏が大幅に広がり、新規ユーザーの獲得と、売上アップが期待できる点が挙げられます。
その他、海外での認知度向上によるブランディング効果を期待することができ、日本よりも高値で取引される商品を取り扱うことができる点などもメリットだと言えるでしょう。
基本的には、日本で仕入れができる商品を海外向けに売れば良いため、仕入れの難易度は国内向けネットショップと変わらず参入しやすいのもメリットです。
海外向けネットショップを開設する際の注意点
海外向けネットショップを開設する際に知っておきたい注意点としては、商品が国境をまたぐため、運用にあたってはそれなりのノウハウが必要となることが挙げられます。
まず、ネットショップの表記を英語や中国語などの外国語表記にする手間がかかります。また、メールなどのサポートも外国語で行わなければならないため、万が一、トラブルが発生した場合は労力がかかります。
現地までの物流や発送の経路の確保、海外に商品を送付する際の関税の把握なども必要となるため、ある程度は専門的な知識が必要となる旨も注意しておきましょう。
・STORES ネットショップ は英語対応が可能
STORES では、海外向けネットショップを簡単に開設することができます。英語表記の設定が、ボタン1つで簡単に用意することができるので、他言語対応に手間がかかる心配がありません。
また、STORES では無料でネットショップを開設することができるため、手軽に海外販売に挑戦することができます。海外発送の設定も難しくなく、海外対応のアドオンをONにすれば、国内発送と同様の手順で海外住所への発送を行うことができるので便利です。
▼参考関連ページ
『海外向けのネットショップ開業で STORES をおすすめする理由とは?メリットや販売時の悩みも解説』
https://officialmag.stores.jp/entry/200106/stores-for-overseas
ネットショップ運営で求人募集しよう!
規模の小さいネットショップであれば、管理者が一人で運営・管理を行うこともできますが、ある程度の規模になってくると、全ての業務を賄うためにスタッフを雇う必要が出てくることがあります。ここでは、ネットショップ運営でアルバイトなどを求人募集しなければならなくなった場合のポイントをお伝えしていきます。
ネットショップ運営で求人募集をする有効な方法とは
ネットショップでアルバイトをしてくれるスタッフを探す際に、求人にコストをかけることができるならば、マイナビやバイトルなどのWEB求人媒体に広告出稿費用を支払って、募集をかける方法が確実です。
しかし、個人で運営しているレベルのネットショップだと、求人にコストをかけるのが難しい場合もあるでしょう。
その場合には、知人からの紹介(縁故採用、リファラル採用)がおすすめです。紹介であれば、求人費用はかからず、コストを削減することができます。
TwitterやInstagramなどのSNSを活用して、タイムラインの投稿などで求人募集するのも良い手段だと言えます。このような手法はソーシャルリクルーティングと呼ばれています。
SNS内のDMで応募者と手軽にやりとりができるほか、求人コストもかからず、求人募集情報の拡散効果も期待できます。
ネットショップ運営の求人広告の書き方
ここでは、ネットショップ運営の求人広告を出稿する場合、どのような文面を用意すれば良いのか、書き方をご紹介していきます。
- ネットショップ運営の求人募集:職種名の例
ネットショップ運営の職種名としては、以下のような表現が挙げられます。
- ネットショップ運営スタッフ
- ネットショップ運営
- ネットショップ業務全般
- ネットショップスタッフ
職種名を書く場合には、職種内容が伝わりやすいように、できる限り一般的な表現を心がけると良いでしょう。難しい職種名をつけてしまうと、求職者から選ばれにくくなるので注意してください。また、職種名とともに仕事内容や求めるスキルのレベル感も端的に表現されていることが望ましいです。
- ネットショップ運営の求人募集:職務内容の例
職務内容を表す文面は、求人広告の中でも重要な内容となります。以下のように、どのような業務を行うのかをわかりやすく、端的に表現するのがベストです。
- メール・電話対応
- 商品の受注業務および配送業務
- ピッキング作業
- 商品企画
- サイト更新
上記のような職務内容の項目とともに、どのような業務なのかをイメージできるように概要を端的に記載するのが良いでしょう。どれくらいの労力がかかるのか、簡単な作業なのか、スキルが必要となる専門的な仕事なのか、などの情報を漏れなく伝えるようにしてください。
- ネットショップ運営の求人募集:応募要件の例
応募要件を表す文面は、以下のようになります。
- ネットショップの管理業務の経験者優遇
- WEBマーケティングの経験者優遇
- WEBデザイン業務の経験者優遇
- Photoshop及びIllustratorが利用できる方
- Excel及びWordの基本操作ができる方
- 細やかな作業が得意な方
- 丁寧な確認作業ができる方
- チームワークを大切にできる方
ネットショップの業務では、管理業務、マーケティング業務、デザイン業務、サイト更新業務など、専門の知識を必要とする内容も多々あります。
そのため、初心者の方では対応が難しい業務に関しては、応募要件に経験者優遇と記載するのがベストでしょう。どのようなスキルが必要なのか、どんなツールを利用するのかなどもわかりやすく記載してください。
ただし、あまりにも大量の応募要件を記載すると、本来であれば要件を満たしている応募者も応募を躊躇してしまう可能性があるので、適度なボリュームで記載するのがポイントです。
ネットショップの成功事例を知ろう!STORES のネットショップ成功事例3選
ネットショップを開設する際には、成功しているネットショップのデザインや取り扱っている商品などを参考にすると非常に勉強になります。ここでは、STORES がご紹介するネットショップ成功事例を3選お伝えしていきます。
ネットショップのコンセプトを設計する
ネットショップで成功したいと考えるならば、サイトのコンセプトをしっかりと設計することが大切です。コンセプトとは、自分のネットショップがユーザーに提供する価値観・世界観・ベネフィット(利点)を表したものを指します。
コンセプトがしっかりとしているサイトは独自性を持っており、競合のサイトよりも抜きん出た印象をユーザーに残します。その結果、ユーザーの購買意欲が掻き立てられ、数あるネットショップの中から選んでもらうことができるようになるのです。
今回は、STORES のネットショップASPを利用してネットショップを立ち上げているサービスの中から、独自のコンセプト設計に成功している事例を3つご紹介していきます。
ネットショップの成功事例①:餃子のかわしも
「餃子のかわしも」は、長崎の餃子を専門に取り扱うお店のネットショップです。焼きたての餃子を急速冷凍して梱包し、焼きたての美味しさの餃子を全国に発送しています。
アイキャッチ部分の手書き調のロゴや店名表記により、手作り餃子を日々提供する、人情味のあるあたたかい雰囲気のコンセプトがよく表されています。
目を引きやすい位置に期間限定商品のバナーを大きく配置しており、ユーザーの購買意欲を促進するレイアウトになっていることがおわかりいただけるでしょう。
商品紹介では、「定番」「インスタ掲載」「メディア掲載」「NEW」「ギフト」などと端的でわかりやすいメッセージが表示されているため、ユーザーは一目でどんな属性の商品なのかを理解することができます。
トップページの下部にはYouTube動画を配置し、シズル感のある餃子の美味しさを動画で視覚的に訴求している点にも注目してください。
また、Instagramの公式アカウントを運用しており、そちらからの集客に成功している点も特筆すべきところだと言えるでしょう。
ネットショップの成功事例②:ZUGVÖGEL
https://zugvoegel-ec.stores.jp/
ZUGVÖGEL(ツークフォーゲル)は、J.H.クイストゴー、リサ・ラーソン等の著名デザイナーが手がけたヴィンテージ食器・インテリア雑貨・アンティーク商品を販売しているネットショップです。
トップページの目を引きやすい部分に商品紹介の動画を配置しており、ユーザーにまずは視覚的に商品のディティールやネットショップの世界観などのコンセプトを理解してもらおうとしている意図が読み取れます。
シンプルなデザインで商品一覧が表示されていますが、手書き調の「NEW」の表記デザインにオリジナリティがあり、遊び心を感じさせます。
トップページ左側にブランドや商品の種類ごとにカテゴライズされた商品一覧があり、商品検索が充実している点も特筆すべきポイントだと言えるでしょう。
ネットショップの成功事例③:iCONOLOGY
iCONOLOGY(イコノロジー)は、刺繍工房の3代目が手がける、細やかで美しい刺繍を施した洋服を取り扱うアパレルブランドのネットショップです。
アイキャッチ部分に大きなブランドロゴと刺繍を施した洋服のイメージを配置しています。極力無駄な表現を省いたミニマルなサイトデザインが、ブランド自体のコンセプトを際立たせていることがおわかりいただけるでしょう。
商品一覧には「再入荷」「NEW」「SOLD OUT」「予約販売」などの表記がされており、一目でどのようなステータスの商品なのかを理解することができます。
なお、「SOLD OUT」のステータスの商品もあえて表示させておくことにより、売り切れが続出している人気ブランドであることをユーザーに伝える意図も感じられます。
▼参考関連ページ
事例から学ぶ、ネットショップの成功を支える「コンセプト」の重要性と作り方
https://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/concept
代行サービスを知ろう!STORES がおすすめするサービスとは?
ネットショップ関連の代行サービスは多数存在するため、どの代行サービスを利用して良いか迷ってしまっている方は多いのではないでしょうか。ここでは、STORES がおすすめするネットショップ関連の代行サービスをご紹介していきます。
小規模〜中規模のネットショップにおすすめの代行サービス
- K-POINT
「K-POINT」は10年に渡ってネットショップ制作代行を行なっているサービスです。
商品ページ及び単品ページの制作、バナーやロゴなどの制作、コーディング代行などを依頼することができる代行サービスです。比較的低価格で依頼を出すことができるため、個人事業主や小規模の会社にもおすすめできます。
ただし、ネットショップ作成に関しては楽天ショップ、カラーミーショップ、Yahoo!ショップのみの対応となっているため、依頼可能なのはこれらのネットショップASPを利用している場合に限ります。その他のASPを利用している場合は依頼可能かどうか確認が必要です。
- ECホールディングス
「ECホールディングス」は、2006年からネットショップに関連する代行業務を行っている会社です。自社ブランドを創出するD2C事業も行っており、支援実績は500サイトとなっています。
サイト制作、サイト更新、メルマガ配信、LP(ランディングページ)作成などのネットショップ運用に必要な作業を代行してくれるサービスです。
運営代行・業務代行・広告運用など、多岐にわたる業務内容の代行を行ってくれるため、汎用性の高いサービスだと言えます。D2C事業を手がけているので、自社ブランドのオリジナル商品を販売していきたいネットショップもさまざまな相談をすることができるでしょう。
- イーナ
「株式会社イーナ」は、ネットショップの制作代行、LP(ランディングページ)作成、各種WEBコンサルティング、コンテンツマーケティング、リスティング広告・ディスプレイ広告・アフィリエイト広告、SNS広告などの広告運用代行など、幅広く手がけている代行サービスの会社です。
ネットショップの制作代行だけでなく、広告出稿を実施して集客を行って売上を上げるところまで、ワンストップでサポートを受けることができるメリットがあります。広告運用をしてみたいけれど、ノウハウがないので自社で行うことができないといった場合には、依頼を検討してみるのも良いでしょう。
中規模〜大規模のネットショップにおすすめの代行サービス
- 株式会社いつも
「株式会社いつも」は自社商品を取り扱うD2C事業や、ECマーケティングをサポートする会社です。
全ての業種・チャネルでの売上アップを全国サポートすることをモットーにしており、ネットショップ運営の各種コンサルティング、PR、ウェブサイト制作及び運用、カスタマーサポート、物流代行、海外販売に至るまで幅広く対応してくれます。
導入事例は10,329件(2021年7月20日時点)となっており、大手企業のD2C事業やECマーケティングの案件を多数対応しているため、マーケティング施策や制作にまとまった予算を取ることができる中規模〜大規模のネットショップにおすすめの代行サービスだと言えます。
その他のおすすめの代行サービス
- 開店代行サービス | MakeShop
https://www.makeshop.jp/main/plan/kaiten/
「開店代行サービス|MakeShop」は、ネットショップを手軽に作成することができるネットショップASPを提供しているMakeShopが手がける制作代行サービスです。
対応できるのはMakeShopのASPを利用しているサイトのみとなりますが、MakeShopを利用してすぐにネットショップを開店したいものの、初期設定やバナー作成などのノウハウが足りずに困っている方にはおすすめの代行サービスとなっています。
ライトプラン、スタンダードプラン、ディレクターズプランの3種類のプランが用意されています。
その他、売上を上げるためのスポットコンサルティングサービスや、集客設定代行サービス、定期制作代行サービスなどもオプションで用意されているため、ネットショップに関連したさまざまなニーズを満たす代行サービスだと言えます。
- IKITA企画
http://www.happy-produce.net/netshop.html
IKITA企画には、カラーミー、メイクショップ、Yahoo!サイト、楽天、ポンパレモール、ショップサーブの6種類に属するネットショップであれば、制作代行を依頼することができます。
新規のネットショップ制作、リニューアル、ショップ情報の更新、スマホサイト制作、引越し作業など、ネットショップの運用に必要な一連の代行サービスを利用することが可能です。
初心者ライトPACKとスタンダードPACKと呼ばれている2種類の定額パッケージプランが用意されており、費用内での対応範囲もわかりやすくまとめられています。
▼参考関連ページ
ネットショップの制作を簡単に!制作代行とおすすめのサービスまとめ
https://officialmag.stores.jp/entry/kouritsu-up/webstorecreation-agency
まとめ
最後まで読了、お疲れさまでした!
今回は、ネットショップの開設から運用に至るまで、知っておくべき知識を初心者でもわかりやすいように、あらゆる項目を網羅してご紹介してきました。
こちらの記事と参考関連ページを読んで、お伝えしてきた施策をしっかりと実践していただければ、売上の上がるネットショップを立ち上げ、ネットショップ運営を成功させることができることでしょう。
ネットショップを開設することは、ネットショップ作成サービスを利用すれば決して難しい取り組みではありません。初心者の方で「ノウハウがないので自分だけではネットショップを立ち上げることはできない」と諦めていた方は、是非とも挑戦してみてください。
昨今の世界情勢的にも、ソーシャルディスタンスを求められる関係上、実店舗よりもネットショップの需要が増えていく傾向になるでしょう。そのような時流もあり、今後もネットショップに関する需要が途切れることはまずないと言えます。
ご紹介してきた通り、一人で全ての対応が難しい場合には、制作代行などの利用を検討することで【2021年最新版】ネットショップ 開業・ 開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介、よりスムーズにネットショップ開設を実施することができます。この記事を読んだことを機会にして、あなただけのネットショップを運営してみてはいかがでしょうか。
なお、こちらの記事は STORES が長年のネットショップ運営のノウハウを詰め込んだ虎の巻とも言える皆伝書ですから、ぜひともブックマークしていただき、繰り返し読むことをおすすめします!