ネットショップ開業で使える助成金や補助金があることをご存知でしょうか?
ECサイトやホームページの作成、商品の仕入れなどネットショップを開業するのに必要なお金は結構あります。
今回は、利用できる助成金や補助金をご紹介します。これから開業する予定のある方は、ぜひチェックしてみてください。
- ネットショップ開業にかかる開業資金はどれぐらい?
- そもそも助成金・補助金とは?
- ネットショップ開業で使える助成金・補助金制度
- 助成金・補助金制度の申請方法
- ネットショップ開業で使える助成金・補助金制度はどのように使う?
- ネットショップ開業でかかる費用は STORES でコスト削減
- 助成金・補助金制度、無料サービスを活用してネットショップを開業しよう
ネットショップ開業にかかる開業資金はどれぐらい?
本格的にネットショップを開業しようとした場合、開業資金はそれなりに必要です。
例えば、PCやカメラ、商品発送時の包装資材。業種業態によっては営業許可申請なども必要になってきます。
ショップの規模や出店方法によっても大きく変わり、例えば、ECサイトを外注してゼロから作成するとなると数十万円から100万円、それ以上かかる場合もありますし、STORES のようなネットショップ作成サービスを利用すると初期費用や月額費用は0円とコストを抑えてネットショップを開業することも可能です。
【ネットショップ開業】ネットショップ(ECサイト)の開業資金は最低限どれくらい必要?削れる部分は?の記事を参考に、まずは、自分がどのような形でネットショップを開業するのか、そしてどのぐらいの開業資金が必要なのかざっくり計算しておくと良いでしょう。
そもそも助成金・補助金とは?
助成金も補助金も国や地方公共団体、民間団体から支出されていて、融資とは異なり原則は返済不要です。しかし、助成金も補助金どちらも審査を受ける必要があります。
また、助成金・補助金共に「後払い」というところも共通していて、先に対象となる支出が発生してから、その金額分があとから支給されるので注意が必要です。
助成金と補助金の違い
補助金は、予算が決まっているため最大何件という決まりがあり、公募方法によっては抽選や早い者勝ちになるなど、申請してももらえない可能性があります。また、補助金の管轄は経済産業省や地方自治体です。
一方で、助成金の管轄は厚生労働省。そして、助成金は受けとるための要件が決まっているため、それを満たしていればほぼ支給されます。ただ、申請期間が決まっているため注意をしましょう。
あらかじめ予算が決まっている補助金はもらえるまでに時間がかかりますが、助成金は、手続きが完了すれば比較的早くもらえるという違いもあります。
ネットショップ開業で使える助成金・補助金制度
ネットショップ開業に使用できる「助成金」は現在のところありませんが、情報は随時更新される可能性がありますので、最新情報はJ-Net21よりご確認ください。
ネットショップ開業に使用できる「補助金」には、「IT導入補助金」と「小規模事業者持続化補助金」があります。
IT導入補助金
補助金制度の一つに「IT導入補助金」があります。
これは中小企業生産性革命推進事業の一つで、中小企業・小規模事業がITツールの導入に活用できる補助金です。令和2年度から、これまでの通常枠(A・B類型)に加え、低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)が追加されました。
ソフトウェア費、導入関連費が対象。低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)に関しては、ハードウェアレンタル費等も補助金の対象となります。最低30万円、最大450万円の補助金が出るため、高額ツールの導入などに際して有効です。
・通常枠(A・B類型)
自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助し、業務効率化・売上アップ目的を目的としています。
・低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)
アフターコロナの状況に対応したビジネスモデルへの転換に向けて、労働生産性の向上とともに対人接触の機会を低減するような業務形態に取り組む中⼩企業・小規模事業者等に対して支給されます。通常枠(A・B類型)よりも補助率を引き上げて優先的に支援されています。
小規模事業者持続化補助金
「小規模事業者持続化補助金」は、商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」及び、一定の要件を満たした特定非営利活動法人を対象とした補助金です。
販路開拓等の取組や、あわせて行う業務効率化の取組を支援するための補助金なので、それに要する経費の一部を補助してくれます。最大で50万円の補助金が出ます。
なお、令和2年度補正予算小規模事業者持続化補助金事業<コロナ特別対応型>と本事業の両方を採択された場合は、いずれか一方しか補助金を受け取ることができませんので注意が必要です。
助成金・補助金制度の申請方法
ネットショップ開業に使用できる補助金、「IT導入補助金」と「小規模事業者持続化補助金」の申請方法についてご紹介いたします。
IT導入補助金の申請方法
・事前準備
補助金の交付申請を行う準備として、「IT導入支援事業者・ITツール検索」を活用し、まずはIT導入支援事業者と導入したいITツールを選定します。
また、「gBizIDプライムアカウント」と「SECURITY ACTION」の宣言が必要です。「gBizIDプライムアカウント」については、gBizIDホームページより取得しましょう。「SECURITY ACTION」については、こちらをご確認ください。
・交付申請
交付申請は、以下の流れで行います。
- IT導入支援事業者から「申請マイページ」の招待を受け、申請者基本情報を入力
- 「申請マイページ」上で申請に必要となる情報入力、書類を添付
- IT導入支援事業者にて、導入するITツール情報、事業計画値を入力
- 「申請マイページ」上で入力内容の最終確認後、申請に対する宣誓を行い事務局へ提出
・交付決定後
交付が決定されたら、事務局より「申請マイページ」を通して連絡がきます。「交付決定通知」受領後に、IT導入支援事業者に報告し補助事業を行いましょう。
交付決定前に発生した経費は補助対象とならないので注意が必要です。
小規模事業者持続化補助金」の申請方法
・申請書作成し、地域の商工会議所へ提出
小規模事業者持続化補助金の申請書は、公式ホームページからダウンロード可能です。以下の4つの書類を作成する必要があります。
- 様式1-1:小規模事業者持続化補助金事業に係る申請書
- 様式2-1:経営計画書兼補助事業計画書①
- 様式3-1:補助事業計画書②
- 様式5:小規模事業者持続化補助金交付申請書
書き方や詳細がわからない場合は、会社や個人の所在地を管轄する商工会議所で相談することも可能です。書類の準備ができたら、商工会議所に提出をしましょう。
・交付決定後
書類の提出後、補助金の対象か審査が行われます。交付決定したら、事業計画書に基づいて、補助金の対象となる販促活動やネットショップ開設をスタート。
提出した事業計画書の内容を実施したという「実績報告」が必要なので、支払った領収書などの資料をかならず保管しておいてください。
ネットショップ開業で使える助成金・補助金制度はどのように使う?
ネットショップ開業で使える補助金の使い道についてご説明します。例えば、以下のような費用に補助金を利用することができます。
・ネットショップの出店費用
・ネットショップの制作費
・ネットショップの広告費
なお、ネットショップ(サイト)制作費用にIT導入補助金を利用し、ネットショップ広告費用に小規模事業者持続化補助金を利用するというように、同時にIT導入補助金、小規模事業者持続化補助金を申請することも可能です。
しかし、ネットショップ(サイト)制作費用としてIT導入補助金と小規模事業者持続化補助金を申請(同じ目的で申請)することはできません。
ネットショップ開業でかかる費用は STORES でコスト削減
ネットショップ開業は、助成金や補助金を活用しないと難しいのかな…と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、STORES のようなネットショップ開業サービスを利用するとコストもリスクも削減してネットショップを開業することが可能です!
STORES とは
初めての人でも簡単にネットショップが作れるサービスです。パソコンだけでなくスマートフォンからも作成ができ、難しい知識や技術が必要なくても大丈夫。
規模やジャンルなど関係なく、毎月10,000件のお店が、個性豊かなネットショップをSTORES を利用して始めています。
ネットショップを無料で作成できる STORES のフリープラン
STORESのフリープランの概要は以下の通りです。
・月額料金:無料
・初期費用:無料
・決済手数料:5%
・アイテム登録数:無制限
・デザインテンプレート:48種類
・デザイン機能:シール・告知ボード・ランキング・動画埋め込みなど全機能の利用可能
・決済手段:各種クレジットカード・銀行振り込み・コンビニ決済など
注目すべきは月額費用・初期費用が無料であること。ネットショップを開業する際は「きちんと利益が出るか」「なるべく費用を抑えられるか」という点が気になるものです。そうした点をふまえても、初期費用無料で始められるのはとても心強いですよね。
一般的に、フリープランだと使えない機能が多かったり、出品数や支払い方法に制限があって販売しづらかったりというデメリットがありますが、STORES のフリープランは「無料だから、いろいろ我慢しないと…」という不便さもありません。
STORES については、STORES でネットショップ運営するのに必要な費用まとめの記事やSTORES のフリープランが無料ネットショップ開設でおすすめな5つの理由の記事でも詳しくご紹介していますのでこちらもぜひ、チェックしてみてくださいね。
助成金・補助金制度、無料サービスを活用してネットショップを開業しよう
今回は、ネットショップ開業で使える助成金や補助金、無料で利用できるサービスをご紹介しました。
ネットショップは、店舗の有無にかかわらず多くの方にこだわりの商品を届けることが可能です。
うまく活用しつつ、理想のネットショップを開業してくださいね。
また、『2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』でもネットショップ開業について詳しく解説しています。