株式会社ピースオブケイクが運営する、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品投稿を通してクリエイターとユーザーを繋ぐサービス『note』と、
STORES.jpのコミュニティTACOS(The Awesome Community of STORES.jp)の合同イベントとして開催された、note×TACOS これからのブランドの「伝え方」#EC夜会。
募集開始から3日で満席になるほど、注目度の高かったイベントとなりました。
今回は、STORES.jpでお商売をされながら、SNSなどを使ってブランドを伝えているオーナーさん3名を登壇者としてお招きし、トークセッション形式で行いました。
ご登壇いただいたのは、オーナーさんはこちらの方々です!
Instagram / Twitter / note / lotus TV / online shop
Instagram / Twitter / note / online shop
Instagram / Twitter(ブランド)/ note(ブランド)/ Twitter / note / online shop
※写真向かって右から 関口あさみさん、青木 亮作さん、松岡 厚史さん
また、noteで小売やECなどに関する有料マガジンなどを書かれている、最所あさみさんにモデレーターとしてご協力いただきました!
当日の具体的な様子は
- TACOStwitterの実況中継
\📝note×TACOSこれからのブランドの「伝え方」📝 19:00〜 いよいよ開催📣/
— TACOS (@storesTACOS) May 15, 2019
準備も着々と進んでおります!!
電車の遅延が発生しているようですので、みなさまお気をつけてお越しください✨ pic.twitter.com/kmuxvmSRsM - Twitter #EC夜会
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noteのハッシュタグ #EC夜会
にまとまっているので、この開催レポートでは、今回お話いただいた内容の中でも特に、「ネットショップを運営している人たちにぜひ参考にしていただきたい!」と思った内容をまとめとしてレポートします。
会場の様子
会場後方には、交流をもてるきっかけになればということで、ご登壇されるストアオーナーさんの作品を展示しました。
「実は使ってます!」と言った声だったり、イベント終了後には作品テーブルを囲んで個人的に質問をされている方々の姿もありました。
こんなお話をしました
当日お話していただいたテーマは、大きく分けて3つ。
- ブランドとして情報発信する意味
• 情報発信するようになったきっかっけは?
• 続いているもの、続かなかったもの
• 情報発信の効果を感じはじめたのはいつ? - 情報発信をするときに気をつけたいポイントや工夫
• 発信のプラットフォームはどうやって選んだ?
• 発信ネタはいつどうやって考えてる?
• 「はじめるときにこうしていれば…」と悔やんだことはある? - 情報発信を「お商売」に繋げる方法
• フォロワー数と売上は比例する?
• どのプラットフォームが一番売上につながっている?
• これから取り組んでいきたい課題
ポイント1. SNS≠売るための場所
ネットショップの集客ツールとしてSNSを使い始めると、
- フォロワーを増やさないといけない
- SNSからアイテム(商品)を買ってもらえる工夫をしないといけない
- とにかく毎日投稿しないといけない
など、どうしても「売ること」を先行に考えてしまい、投稿内容もアイテムを全面に出したものが多くなってしまうことがあります。
投稿すること自体を義務的に感じてしまうこともあるでしょう。
でも、今回ご登壇いただいた3名のストアオーナーさんがSNSを活用するときに共通して大切にしていたことは「SNSはものを売る場所ではなく、たくさんの人と交流するための場所」という意識でした。
- 言葉で表現できないときは無理に言語化しなくても良い
※上手な言語表現ができなくても大丈夫 - アイテムだけでなく、人柄を知ってもらえるような投稿も大切にする
※意図的に人柄をアピールする投稿をするのではなく、こんなことがあった、こんなことをしてみた、こんなこと考えた、こんなこと感じた、こんなことがよかったなど、日々の投稿に織り込んでいくことが大切 - 定期的に近い不定期投稿で良い
※投稿が難しいときはやめてもいいし、事前に作り貯めしてもOK
といった点をポイントとし、「アイテムよりもまず、作り手として自然体(等身大)の自分が見える場所」としてSNSを活用されているという点が印象的でした。
ポイント2. 売上≠フォロワー数
ブランドとしてSNSを活用していくと、どうしてもフォロワー数を意識してしまいますよね?
なぜなら、フォロワー数が多い方が売上が上がるような気がするから。
でも、今回ご登壇された3名のオーナーさんが揃って声にしたのが、売上=フォロワー数ではないということでした。
確かに、バズりは話題になり売上を作ります。
しかし、それはあくまでも一過性のもの。時間が過ぎればなくなってしまいます。
また、スタートダッシュの体制が整っていない段階でたくさんの人に知られてしまうと、失敗ばかりを見られてしまう可能性もありますし、万が一バズったときも経験が少ないので上手に対処することができないかもしれません。
だからこそ、スタートダッシュ時はバズを狙う・フォロワーを増やすという小手先のテクニックを習得するのではなく、その時間を『良いアイテム』を作ることに力を入れ、コツコツをファンを作っていくことが大切だとお話されていました。
ポイント3. 良いアイテムはいつか必ずお客さんに届く
ショップを作ってみたけれど、なかなか売れないし、SNSを初めてだいぶ経つけれどなかなかフォロワーが増えない…
と落ち込んでしまうこともあると思います。
けれど、どんなときも
- 自分が自信を持って良いアイテムを作っていくという信念を持っていること
に最大の力を使うことが大切で、
「良いアイテムであれば必ずそれをみてくれているお客さまが現れるし、自分の作品を好きだと言ってくださるお客さまに出会える」
とお三方はお話されていました。
また、良いアイテムを突き詰めていくと、アイテムを手にしたお客さまがSNSなどで発信してくれるようになります。
オンラインストアのレビューと同様に、お客さまの投稿は新しいお客さまを連れてきてくれる効力を持っているので、「購入したお客さまがつい投稿をしたくなるような、良いアイテムを作ること」に力を入れていくべきだということだそうです。
参加者の感想
「最初は売れたら奇跡と思ってた」って仰ってたけど、始まりってそんなものなのかも。手探り、試行錯誤。それぞれが自分の論で考えて、狙った策だったり、自分らしく選んでいたり、まさに三者三様で、すごく人間味を感じた。参考になる話ばかり。ありがとうございました。#EC夜会
— 岩本 成矢 (@SeiyaIwamoto37) May 15, 2019
昨日の「伝え方セミナー」すっごく良かったです!人それぞれ、店それぞれSNSの活用方法が違うんだな。違っていいんだな。という事が聞けて、なんかスッキリ 肩の荷がおりました。私たちなりのSNS使い方が見えてきた気がします✨ありがとうございました😊コツコツがんばります。 #EC夜会 #storesTACOS
— French D.O.J - ぶさ可愛くないフレンチブルドッグのお店 (@FrenchdojO) May 16, 2019
https://t.co/UkJKbHmRu5×noteのトークイベント#EC夜会
— DIANNE太郎♀サブ垢 (@hand_dia_) May 16, 2019
Twitterは交流の場😳自発より他発。
『楽しんでもらう&価値のある企画やアイデアをTwitterを間口に、noteやblog等の発信場所でその先の深掘りしたものを受け皿として用意しておく』
スムーズな流れ😭🙏🏻 pic.twitter.com/wZIt87xtqm
まとめ
今回のイベントは、登壇者の皆さんのお話を聞いて
- SNSで伝えていく必要性
- SNSで何を伝えていくのか
について、多くの参加者の皆さんに「自分事化」して考えていただけた事、その考えをtwitterやnoteにアウトプットしていただけたことが何よりもよかったと思います。
また、最後にaura 関口さんのnoteとSTORES.jpの電子チケットの使い方については、会場のみなさんにはもちろん、モデレーターの最所さんやTENT 青木さん、ハイモジモジ 松岡さんも「そんな使い方があったのか!」と知ることができ、登壇者の皆さんにとっても新しい発見の場所となった会となりました。
今回のイベントに参加できなかったという方も、TACOStwitterの実況中継/twitter #EC夜会/ note #EC夜会 を改めて振り返りながら、一緒にこれから自分のブランドをどうやって伝えていくかを考えてみませんか?
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