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地産品を知ってもらうためにネットショップを開設。痒い所に手が届くデザインのしやすさ - 利島農業協同組合 -

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毎月10,000件のショップがお商売を始めている STORES(ストアーズ)には、個性豊かなショップオーナーさまがたくさんいらっしゃいます。

東京から南に約140kmの位置にあり、島全体が椿林に覆われた椿の島「利島」。椿の島でとれた椿油を STORES で販売している、利島農業協同組合の佐々木さまにお話を伺いました。

完熟して弾け落ちた実だけ使用した椿油

- まず、利島農業協同組合さまのある利島について教えてください。

利島は東京から南に約140kmの位置にある、周囲約8kmの小さな島です。島全体が約20万本の椿の木に覆われており、椿の実を100%使用した椿油の生産量は、日本一・二位を誇っています。

 

人口は320人程度。移住者やIターンで戻ってくる方が多く、みなさん農家や漁業関係、教育関係の仕事をしています。

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そんな中で利島農業協同組合は、農業に関するいろいろなことを行なっています。
ただ、基本的には島の何でも屋さん的なポジションです。なので、草刈りから洗濯機の設置まで、できることはなんでもやっています。笑

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生い茂っているのは全て椿

 

- 生産量日本一を誇る利島の椿油ですが、こだわりや他と異なる点はありますか?

利島の椿油の特徴は、完熟して弾け落ちた実のみを使用していることと、それを全て手で拾っていることです。

 

日本全国に椿油を作っているところはありますが、他の産地だと木から直接収穫しているところが多いと聞きます。ただそれだと、完熟していない可能性があるんですよね。木から弾け落ちたものが完熟した合図。利島ではその実のみを使用しています。

 

また、実の選別も全て手作業で行なっています。

小石などのゴミを取り除くときだけ機械を使用していますが、基本的には目で見て、手で触りながら油が入っているかどうかを判断していきます。

 

- 手で判断しているなんて、職人技ですね!1つのボトル(50ml)を作るのに、どれくらいの実が必要になるのでしょうか?

椿の実一粒から絞れるオイルは、37%です。その後、精製工程を経て、29%が製品となるので、一粒から0.29グラム椿油がとれます。

 

なので、一粒を1グラムとすると、1つのボトルを作るには、158グラムgの実(=158粒)が必要です。

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椿の実

 

- 1つのボトルを作るのにたくさんの実が必要なんですね。現在、椿農家さんはどのくらいいらっしゃるんでしょうか?

今現在は、約40戸ほどです。ただ、平均年齢が70歳くらいとみなさんご年配で。

 

斜面が多い島なので車移動が基本ですが、さらに山を登ったり下ったりしないと椿畑につけません。そこから身を手で拾って車に運び、家などで実の選別をします。

 

とても大変な作業なので、家族全員で行っていたり、手の空いてる人に手伝ってもらったりする方がほとんどです。利島農業協同組合で畑の管理から収穫までを代わりに行うこともあります。

 

2019年からは、ふるさとワーキングホリデーの受け入れを始めたので、夏の草刈りや収穫収穫時期はその方達や大学のボランティア団体の方に手伝ってもらっています。

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農家さんひとつひとつに屋号と印があり、納品される袋に記載されている。

ショップデザインで、痒い所に手が届くのが STORES

- ネットショップはどのような経緯で開始されたのでしょうか?

一番は販路を広げるためです。

小売商品自体はありましたが、原料として卸すことのほうが圧倒的に多かったので、ネットショップは作っていませんでした。

 

2020年に東京宝島事業という、東京の11島の商品をPRするプロジェクトに参加し、ブランドリニューアルを行いました。

 

しかし、都内に店舗があるわけではないので、手に取ってもらう機会がほとんどありません。まずは見つけてもらうことが大事なので、ネットショップを開設しようとなったんです。

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ブランドリニューアルで現在のパッケージへと変更

 

- ネットショップなら知らない方に知ってもらうチャンスを作れますもんね!

今まで個人の方からの注文は、電話やファックスでお受けしていました。ブランドリニューアルと合わせてHPも作成したので、そこからHPからも受けるようになったんです。

 

でも結局お金の管理などの手間は残ったままだったままだったので、もっと楽で便利にする方法はないかと常に考えていました。

 

- そこから どのようにしてSTORES を選ばれたのでしょうか?

私自身、STORES で作られたショップでお買い物をした経験があるので、存在自体は知っていたんです。
そこから STORES も含めたネットショップ開設サービスをいろいろ調べて、スタッフみんなで比較検討していきました。

 

先に別のサービスを利用していたのですが、今は間口を広げるため STORES と併用してどちらも運営しています。

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 - 実際に導入してみていかがですか?

STORES は、UIデザインや管理画面が親切で使いやすいです。ぱっと見でどこを操作すればいいのかすぐ分かります。

 

また、デザイン画面の作り方がとても楽で、痒いところに手が届くなと感じます。

例えば、ショップのデザイン的に「ここに余白が欲しいな」とか「線を一本入れたいな」というのが、すごく簡単にできる。

 

センスがなくてもセンスがあるように見えるサイトを作れるのは嬉しいですね。

 

- その他にも嬉しい機能はありますか?

お客さまが備考に記入されたメッセージを、1画面で確認できるのがすごくいいです。併用している別のサービスだと、個人情報の中に入らないと備考まで確認できないので、ぱっと見では気付きにくくて。

 

発送作業などを複数人で管理をしているので、1画面で確認できると共有がしやすいので助かっています。

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椿油の搾取工場

利島の椿油を普段使いのオイルに

- 利島農業協同組合さまの今後の目標を教えてください。

利島の椿油をもっとたくさんの人に知ってもらいたいです。他の植物油と同じレベルで、日常に溶け込んだ普段使いのオイルになって欲しいなと思います。

 

そのためのひとつが STORES でのショップ開設なので、どんどんアピールしていこうと思っています!たくさん購入していただけたら嬉しいですね。笑

 

また、ここ数年は椿油だけでなく、絞った後の油粕を肥料として販売したり、花や葉も活かす研究が進んでいるんです。椿からの恵みを余すことなく活かせたらいいなと、スタッフ全員で日々試行錯誤しています。

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肥料にもなる椿の油粕

 

- 最後に、STORES 検討している方へ一言お願いします!

ネットショップを始める上で、デザインを考えるのが一番大変だと思うかもしれませんが、STORES なら簡単に作ることができます。特にプレビュー機能が優秀なので、ふんわりとしたイメージも形にしやすいです。

 

SNSとの連携もサクッとできるので、難しそう…と考えている方こそ導入してみるのがいいと思います。
無料プランで機能をちょっとずつ試しながらアップデートしていくのがおすすめです!

 


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文:STORES Magazine編集部
写真:利島農業協同組合さま提供、STORES Magazine編集部
 

 

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