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【花屋開業】開業スタイルや必要な資金、物件選びのポイントをご紹介

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生活に彩りを与えてくれるお花。そんなお花が好きな方の中には、好きなことを仕事にしたいと花屋の開業を志している方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな方達に向けて、花屋を開業する方法についてまとめました。開業スタイルや資格、仕入れの種類などをご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。

花屋を開業する方法4種類

お花屋さんを開業するといっても、実は大きく4種類のスタイルが存在します。

①店舗を借りる

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物件探しや内装工事、花の品揃えなど、お花屋さん開業前の準備から開業後の運営まで、個人で行う方法です。ご自身のこだわりを詰め込み、好きなように決められます。

 

そのため、開業資金・運転資金ともに多くかかってしまいます。ただし、物件の場所によっては人目につき、お店を開店しているだけで集客効果を期待できるでしょう。

②自宅で開業

開業資金を抑えるために、自宅の一部を改装してお花屋さんを開業する方法です。改装費はある程度かかってしまいますが、家賃などの経費を削減できます。

 

また、通勤時間がかからないため、仕事と家事の両立が可能です。
スペースに余裕がある場合はフワラーアレンジのレッスンスペースを設けるのもいいでしょう。

③フランチャイズに加盟する

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フランチャイズとは、親企業(フランチャイザー)と契約を結んで加盟店になり、親企業の看板や商品、サービスを使う権利をもらえることです。また、ビジネスのノウハウもサポートしてもらえます。

 

事業未経験でも安心して開業できるのがフランチャイズのメリットです。
そのかわり、加盟店は親企業へロイヤリティと呼ばれる売上の一部を支払う義務があります。

④ネットショップ

店舗を持たずに、ネットショップで販売するという方法もあります。一番初期費用を抑えることが可能な開業方法です。

 

使用するサービスによっては使用料や手数料がかかるかもしれませんが、店舗を運用し続けるよりはかなりコストを抑えられます。

 

ネットショップでお花屋さんを開業するのに必要な許可などは、「花屋のネットショップ開業に必要なものとは?ネット通販に必要な許可やポイントを徹底解説!」でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

花屋を開業するのに資格は必要?

お花屋さんを開業するには資格が必要そうですが、実は特に必要ありません。ただ、お花に関して詳しい知識を持っている必要があるため、専門学校やフラワーアレンジメントスクールに通うことで効率よく学べるでしょう。

 

また、お花屋さんを開業する上で、持っていると役に立つ資格は複数あるので、以下でご紹介します。

フラワーデザイナー資格検定

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日本フラワーデザイナー協会(NFD)が主催の検定です。3級〜1級まであり、学科試験とアレンジメント・花束・ブーケ作成の実技試験もあります。

 

店舗にてアレンジやブーケを作るのはもちろん、結婚式場やイベント会場などのディスプレイにも活かせる資格です。

普通自動車免許

仕入れや配達などで意外に使う機会が多い自動車。お花屋さんを開業する上で、運転免許は持っていると非常に便利です。

 

車でお花を運ぶ際には、温度管理やお花を傷つけないように気をつけましょう。

その他

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「色彩検定」、「カラーコーディネーター検定」は、お花選びやラッピングの際など、色を組み合わせるときに役立ちます。

 

また、接客や店舗管理に関する知識を得られる「リテールマーケティング検定(販売士)」や、会計の基本が理解できる「簿記」も持っていると経営する上で力となってくれるでしょう。

花屋を開業する上で必要な手続き

お花屋さんを開業するのに専門的な手続きは不要です。しかしいくつか必要な手続きがあるため、ご紹介します。

開業届

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開業して1ヶ月以内に、税務署へ開業届の提出が必要です。

 

書類は税務署窓口で入手できますが、国税庁のホームページからPDFファイルに入力しダウンロードすることも可能です。提出する際には、マイナンバーの確認が求められるため、忘れないようにしましょう。

青色申告申請書

青色申告申請書は、確定申告の際の申告方法の種類です。事業主として経営を行っている場合は、売り上げや経費の集計などを国に申告しなければなりません。

 

その際の申告方法で、青色申告・白色申告と2種類ありますが、青色申告の方が特典がいっぱいです。

 

青色申告については、「青色申告と白色申告の違いを解説! 「節税になる」と言われるのはなぜ?」「個人事業主の青色申告。節税に役立つ裏ワザ6選」で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

花屋を開業するのに必要な資金はどれくらい?

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お花屋さんを開業するのに必要な資金は、他の業種に比べると比較的少ないと言われています。新しく店舗を借りる場合でも、物件費や内装工事、什器などを含めて大体500万〜700万円程です。

 

自宅を改装する場合やネットショップの場合は、さらに抑えることができるでしょう。

花屋を開業するための資金集めは融資を活用しよう

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日本政策金融公庫

日本政策金融公庫とは、日本政府が運営している金融公庫です。無担保・無保証で利用でき、銀行に比べて低金利で融資を受けることができます。

 

まずはお近くの支店の窓口へいき、相談をしてみましょう。

制度融資

各地方自治体、民間金融機関、信用保証協会の連携によって行われる融資が、制度融資です。日本政策金融公庫と同様に、低金利で融資を受けられます。

各地等自治体によって制度や融資内容に違いがありますので、詳細は各地方自治体へ問い合わせをしてみてください。

 

花屋を開業する際の物件選びのポイントは?

人目に付く一階がおすすめ

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お花屋さんを開業する際は、人目につく1階がおすすめです。人通りの多い場所であれば、オープンしているだけで気付いてもらえます。

 

ただし、そこからお客さまになってもらうためには、並んでいるお花の種類やお店の雰囲気なども見られるため、センスが問われます。
街中のお客さまの雰囲気などを観察し、雰囲気にあったセレクトや内装にするとよいでしょう。

コンパクトでも大丈夫

お花は日持ちしない上に、母の日のイベント以外はそこまで大量に売れません。また、いろんな種類のお花が所狭しと並んでいるほうが、視覚的にも華やかです。

 

そのため、生花の販売のみであれば、物件のサイズはそこまで広くなくても大丈夫。また、コンパクトな方が賃料を抑えることもできます。

花屋を開業する際、仕入れ先はどうすればいいの?

お花屋さんを開業する上で一番大切な生花の仕入れ先についてご紹介します。

市場

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市場なら、最も単価を安く仕入れられます。しかし、購入は箱単位のため個人店など店舗が小さい場合には量が多すぎる可能性もあります。

 

また、市場の場所によっては購入するために条件があることも。市場と契約する際にだいたい20万円の保証金が必要だったり、市場取引経験者でないとダメだったりします。

 

そのため、新規参入だとハードルが高いと言えるでしょう。

仲卸

まだ経験が浅い方や、新規の方におすすめなのが、仲卸を利用して仕入れる方法です。
市場と異なり、多品種を少量ずつ買うことができます。

 

まずは仲卸で経験を積み、その後市場のセリに参加していくのがよいでしょう。

直接契約

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生産者と直接契約する方法です。そこでしか作っていない生花がある場合、独占することができます。

 

ただ、契約した量を契約した価格で仕入れるため、豊作になり市場価値が安くなったとしても、最初に契約した価格で取引することになる点には注意が必要です。

花屋の開業スタイルや必要な資金、物件選びのポイントまとめ

お花屋さんの開業には、他業種に比べて開業資金が抑えられ、特別必要な資格もないことがわかりました。しかし、資格があることによって、よりお客さまへ安心感や信頼感を与えることができます。

 

また、店舗を構える場所が大切です。駅の近くなど、人通り多い場所に理想のお店を開業できるよう、準備をしっかり整えましょう。

 

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