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たい焼き屋を開業しよう!メリット・デメリット、必要な開業資金などをご紹介

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「白いたい焼き」や「クロワッサンたい焼き」など、昔ながらの食べ物に、新しさも加わり定期的にブームが訪れる「たい焼き」。食べやすいので、客層を選ばず幅広い世代にちょっとしたおやつとして好まれています。

 

小さいスペースで営業できることもあり、たい焼き屋の開業を検討している方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はたい焼き屋を開業するメリット・デメリット、必要な資格や開業資金などをご紹介いたします。

たい焼き屋の開業スタイルには何がある?

たい焼き屋を開業するには、大きく3つの開業スタイルがあります。ご自身の理想に近いものを選びましょう。

①個人で開業する

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物件探しや内装工事など、たい焼き屋の開業前の準備から開業後の運営まで、個人で行う方法です。

 

自身の土地が余っている場合はそのまま活用できるなど、自由度が高く好きなように経営できます。しかし、経営ノウハウがないと店舗運営で躓いてしまう可能性も。

 

細かい計画を自分で立てて、実行していくのが得意な方にはおすすめです。

②フランチャイズに加盟する

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フランチャイズとは、親企業(フランチャイザー)と契約を結んで加盟店になり、親企業の看板や商品、サービスを使う権利をもらえることです。また、ビジネスのノウハウもサポートしてもらえます。

 

そのかわり、加盟店は親企業へロイヤリティと呼ばれる売上の一部を支払う義務があります。

 

親企業からの縛りがあるため、オリジナルのお店を作りたい方は、個人での開業がおすすめです。

③キッチンカーで開業する

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移動式販売車であるキッチンカー。飲食店を開業するより、初期費用や固定費が抑えられるなどのメリットがあります。

 

キッチンカーの開業方法や必要な資金については、「キッチンカーを開業するには?開業方法や必要な資金についてご紹介」でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

たい焼き屋を開業するメリット3つ

ここでは、たい焼き屋を開業するメリット3つをご紹介いたします。

①小資金で開業できる

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他の飲食業を開業する場合、1,000万円〜2,000万円が必要と言われています。しかしたい焼き屋の初期費用は、約210万円〜と比較的安価で開業することが可能です。

 

内訳は、内装工事費が約50万円〜、厨房機器が約80万円〜、消耗品などで約30万円〜、そこに物件取得費がプラスされます。

 

店舗ではなくキッチンカーでの販売や、機材を中古で揃えるなど工夫をすれば大幅に抑えることができるでしょう。

②小さいスペースで営業可能

たい焼き屋はテイクアウトがメインの営業スタイルです。そのため、飲食スペースを用意する必要がありません。小さいスペースで営業することができます。

 

また、一人で営業することもできるため、運営費を抑えることが可能です。

③原価が低く、オペレーションも簡単

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たい焼きに必要な主な原材料は、「あんこ」と「小麦粉」。どちらも原価が低い食材なので、原価を抑えることができます。

 

また、たい焼きは調理工程がとてもシンプルなのでオペレーションが簡単です。鉄板型のたい焼き機を使用すれば、一度に大量のたい焼きを焼くことができます。

たい焼き屋を開業するデメリット2つ

ここでは、たい焼きやを開業するデメリット2つをご紹介いたします。

①夏場は売れにくい

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たい焼きは熱々の状態で提供する商品なため、夏場は売り上げが落ちてしまいます。
そのため、夏場には冷たいたい焼きや、アイスクリームを添えるなど、夏用のメニューを作る対策が必要です。

②競合が多い

メリットにもあるように、初期費用少なく、省スペースで開業できるため、たい焼き屋を開業する方が多くいらっしゃいます。そのため、競合が多い点がデメリットと言えるでしょう。

 

出店場所を考慮したり、明確な差別化を図ったりするなどの工夫が必要です。

たい焼き屋を開業するのに必要な許可、届出

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飲食店営業許可

食べ物を扱う上で必要になるのが「飲食店営業許可」です。飲食店営業許可を取得するには、大きく分けて以下の2つの要件が必要です。

  • 食品衛生責任者を置くこと
  • 保健所の検査をクリアし、営業許可書を取得していること

店舗の所在地管轄の保健所に申請しましょう。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は、その名の通り施設における食品衛生の責任者で、食品を扱う営業をする場合、必ず1名は施設に必要です。各都道府県の食品衛生協会が実施している講習会を受けることで、資格を得ることができます。

 

料金は全国でほぼ一律10,000円。開催日程は自治体よって異なるため、管轄の保健所に確認してみましょう。 

 

なお、調理師や栄養士、製菓衛生士等の資格を持っている人は、この講習会を受ける必要はありません。窓口に申請するだけで資格の取得が可能です。

 

詳しい情報は、厚生労働省の資料が参考になります。
食品衛生者について(現行の取り扱い)

開業届

開業して1ヶ月以内に、税務署へ開業届の提出が必要です。

 

書類は税務署窓口で入手できますが、国税庁のホームページからPDFファイルに入力しダウンロードすることも可能です。提出する際には、マイナンバーの確認が求められるため、忘れないようにしましょう。

 

開業届の書き方や提出方法については、「【個人の開業】個人事業主の開業届は必要? 手続き・書き方やメリットをご紹介」や、「ネットショップを始めるのに開業届は必要?提出方法も解説」で紹介しています。ぜひ、確認してみてください。

移動販売車許可

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キッチンカーでの開業を検討している場合、管轄の保健所に申請をし、営業許可を取得する必要があります。有効期限は5年間で、それ以降は更新料が必要です。

 

販売する地域ごとに申請が必要なので、複数の場所に出店する場合、その出店場所を管轄する保健所に営業許可の申請をしなければなりません。
1つの営業許可でどこでも販売できるというわけではないので、気をつけましょう。

 

なお、飲食店を開業するのに必要な資格に関しては、「飲食店を開業するには?必須の資格・届出と手続きの流れ」で詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

たい焼き屋を開業するのに必要な開業資金はどれくらい?

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たい焼き屋を開業するメリットでもご紹介しましたが、大体200万円〜で開業することが可能です。
飲食スペースを用意する必要がない分、物件費用などを大幅に抑えられます。

たい焼き屋を開業するために、補助金や融資を活用しよう!

たい焼き屋の開業は少ない資金で始められますが、売り上げが立つまでの当面の運転資金を準備しておく必要があります。補助金や融資を活用してみましょう

小規模事業者持続化補助金

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小規模事業者持続化補助金」は、商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」及び、一定の要件を満たした特定非営利活動法人を対象とした補助金です。

 

販路開拓等の取組や、あわせて行う業務効率化の取組を支援するための補助金なので、それに要する経費の一部を補助してくれます。最大で50万円の補助金が出ます。

 

なお、令和2年度補正予算小規模事業者持続化補助金事業<コロナ特別対応型>と本事業の両方を採択された場合は、いずれか一方しか補助金を受け取ることができませんので注意が必要です。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫とは、日本政府が運営している金融公庫です。無担保・無保証で利用でき、銀行に比べて低金利で融資を受けることができます。

 

まずはお近くの支店の窓口へいき、相談をしてみましょう。

制度融資

各地方自治体、民間金融機関、信用保証協会の連携によって行われる融資が、制度融資です。日本政策金融公庫と同様に、低金利で融資を受けられます。

 

各地自治体によって制度や融資内容に違いがありますので、詳細は各地方自治体へ問い合わせをしてみてください。

たい焼き屋の開業に必要な機材

たい焼き機

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当たり前ですが、たい焼き機はたい焼き屋を開業するのに一番必要です。たい焼き機には、一度に大量に焼ける「鉄板焼き型」と一匹ずつ焼く「一丁焼き」があります。

 

一丁焼は昔ながらの方法で魅力的ですが、手間隙がかかる上、焼きごてを載せて焼くガス火床が必要です。

冷蔵庫

たい焼きに使用するあんこなどの食材を保存する上で、冷蔵庫も絶対に欠かせない必須アイテムです。

 

夏場の売り上げ対策として、アイスクリームを添えて販売する場合は冷凍庫の用意もしておきましょう。

その他調理器具

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たい焼き機以外にも、液体や生地の流し込みに使用するチャッキリ、油引き、あんこを扱うのに使用するあんさし、あんべらなど、細かな小道具も必要です。

これらも忘れないように、準備しておきましょう。

レジなどの備品

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お客さまとの金銭のやりとりをするレジももちろん忘れてはいけない機材。最近では、ネットワークに繋がったPOSレジの導入がおすすめです。

 

POSレジについては、「POSシステム(POSレジ)とは? 低コストで導入する方法は?」や「POSレジ】豊富な機能が備わったPOSレジ。POSレジの便利機能からオススメサービスをご紹介」で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

また、POSレジを導入するなら、キャッシュレス決済端末を合わせて導入するのがおすすめです。

 

キャッシュレス決済については、「【店舗向け】キャッシュレス決済とは?導入前に知っておきたい種類やメリット・デメリットを解説」やでご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

たい焼き屋を開業するメリット・デメリット、開業資金まとめ

たい焼き屋は、小さいスペースで資金を抑えて開業することが可能です。また、オペレーションも簡単なため、一人で運営することもできます。
しかし、その分競合他社が多い上に、シーズンによっては工夫が必要なことが分かりました。

 

この記事でご紹介した補助金や融資を参考にして、たい焼き屋を開業してみてはいかがでしょうか。

 

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