2018年12月2日(日)にTACOS(The Awesome Community of STORES.jp)第2回目のイベントが開催されました!
会場は、STORES.jpのオフィスにあるイベントスペース。
今回は『ネットショップには欠かせない商品写真(ブツ撮り)の撮り方について勉強する会』とうことで、
- noteで『#5分でブツ撮り』シリーズの記事が話題となり、TAKEHANAKEストアのストアオーナーでもある竹鼻氏
- アートディレクターとして活動されている香川氏
のお二方をを講師としてお招きし、
『#5分でブツ撮り』竹鼻氏に学ぶ!
商品写真の撮り方講座
〜プロのような写真をスマホで簡単に〜
というテーマのもと、実践形式のワークショップを開催しました!
イベントの様子
実践編
今回は
- 自然光を利用して撮影するスポット
- 蛍光灯のライトを利用して撮影するスポット
- 照明器具を利用して撮影するスポット
の3つの撮影スポットを用意し、さらに
- 真上から商品を撮影するパターン
- 真横から商品を撮影するパターン
の2つ撮影パターンを用意。
様々な環境の中から好きな撮影場所を回ってもらい、
- 写真の撮り方
- 自分の商品が一番素敵に見える撮影環境
- 撮影した商品をスマートフォンに備わっている編集機能で編集する方法
を学んでいただきました!
撮影時間は1回1人3分。
3分たったら場所を移動し、異なる撮影環境で色々な商品写真を撮影します。
- 影が入ってしまう…
- どの角度から撮影したら良いかな?
- 白い商品を白い背景紙で撮影する時はどうしたらいいかな?
- 商品の配置の仕方はどうしたらいいんだろう?
など、疑問点は竹鼻氏や香川氏から直接アドバイスをもらいます。
無反射ガラスが置いてあるエリアが埋まっている場合は、練習場所で撮影する角度や商品の置き方などを研究しました。
休憩時間は、撮影エリアの横にあるフリースペースでお菓子を食べて歓談タイム。
今回のケータリングも、第1回TACOS同様、料理人・パティシエとして活躍されている大谷さんにお願いしました!
ヴィーガン・白砂糖不使用で体に優しいお菓子を作っていただいたのですが、 「本当に砂糖不使用?!」と思うほどナチュラルな甘さでとても美味しかったです!
質問会
実践を行なった後は、実際にブツ撮りを体験してみて
- 疑問に思ったこと
- わからなかったこと
- 解決できたこと
について、輪になってみなさんで共有しあいました。
この時とても印象的だったのが、
商品情報を正確に伝えるためのブツ撮り写真も大切だけれども
「その商品を購入する人がどんな人か?」
「どういう人が欲しいと思うのか?」
「どんな人に使ってもらいたいか?」
など、商品に対する作り手としての思いや商品を購入するお客様の気持ちを考えた商品写真を撮影することが大切
という竹鼻氏のコメント。
今回のイベントに参加されていた、ベビーシューズを販売されているmr. monkies【ミスターモンキーズ】さんを例に、少し具体的に紹介します。
赤ちゃんがよちよちと一生懸命歩く姿はとても愛おしいですよね?
そして、 ベビーシューズを購入するお客さんは、
- おじいちゃんおばあちゃん
- 赤ちゃんが生まれる(生まれた)家族
- お友達に生まれる(生まれた)赤ちゃんにプレゼントする人
など、赤ちゃんの誕生をとても楽しみにしている人たちだと思います。
つまり、赤ちゃんが実際にシューズを履いてよちよち歩いている姿が連想できるような写真構成にすることで、商品を実際に使っている時をイメージしてもらいやすく、商品に愛着を持ってもらうことができます。
そうした背景を踏まえ、竹鼻氏が撮影した写真がこちら▼
あえて靴を少しずらすことで、シューズを履いて歩いている赤ちゃんの姿が簡単に頭に浮かんでくる構成になっています。
商品情報だけでなく、感情を生み出す写真を撮るという点に、みなさんとても納得されていました!
入賞作品紹介
今回のTACOSは実践編ということもあり、
- 竹鼻賞 (1名)/STORES賞(1名)
撮影キットをプレゼント - 香川賞(1名)
無反射ガラスと香川氏による商品撮影プレゼント - 優秀賞(2名)
無反射ガラスのプレゼント
を決定するイベントも開催!
撮影した写真をTwitterに
- #5分でブツ撮り
- #storesTACOS
をつけて投稿するだけで応募は完了。竹鼻氏、香川氏、STORES.jpスタッフで入賞者を決定させていただきました!
入賞
普段はオフィス通販で文具を販売されている須佐さん。
今回はご友人が作られたフェルトの人形を被写体として撮影方法を勉強されていました。
天使というキャラクター特性を生かし、白い背景だけでなく、クリスマスツリーを背景にし、商品の魅力を引き出している点もとても高ポイント!
入賞
Akiko Taguchi Art and Jewelryのストアオーナー、Akikoさん。
金属、ガラス等を用いてオブジェとジュエリーを製作されており、イベントにはご自身のストアで販売されているアクセサリーをお持ちいただきました。
アクセサリーの華奢さ・繊細さがとても際立った商品写真になりました!
香川賞
アートディレクターによる香川氏により選ばれたのは、「岐阜県郡上市最奧の集落・石徹白に伝わる手績み、手織り、藍染のたつけを復活させてみたい」という思いから、伝統的な衣服(和服)をベースにした服作りをされている石徹白洋品店のストアオーナー、ベーウィッグ翠芳さん。
草木染めの方法で生み出された色が生かされるように、自然光での撮影にこだわっていらっしゃいました。
あたたかみのあるマリーゴールドの黄色が写真からも伝わってきますね!
香川賞を受賞された方には、プロ機材を利用した商品写真を香川氏に撮影していただきました!
参加者のみなさんも、香川氏の周りで撮影風景を見学しながら、スマートフォンでの撮影と一眼レフでの撮影の違いやポイントなど、積極的に質問されていました。
竹鼻賞
#5分でブツ撮りが話題になり、今回講師としてお越しいただいた竹鼻氏により選ばれたのは、ゆずと唐辛子の旬に合せて製造された柚子胡椒を販売されている、フミ子の生ゆず胡椒ストアオーナーの原田さん。
商品を真横からだけでなく、こだわりぬいた容器にも焦点をあて、斜め上から撮影するなど、とても工夫されている商品写真となりました!
STORES.jp賞
私たちSTORES.jpスタッフがSTORES.jp賞として選ばせていただいたのは、CARUTINA(カルティナ)でジュエリーを販売されているストアオーナー、美和子さん。
無反射ガラスの特性を上手に生かし、背景に植物のツタを写し込ませ、雰囲気のある写真を撮られていた点がとても素敵でした!
参加者みなさんが撮影された写真は、Twitterに掲載されていますので、
で検索してみてくださいね!
終わりに
イベント最後には、参加者のみなさんとTACOSの『T』ポーズで写真撮影!
TACOS終了後のアンケートでは、
- 雰囲気がとてもよかったです!
- 物撮りのスキルが上がりました!
- 物撮りのスキルが上がったと思います
- 自分で撮れると思っていたレベルを遥かに超えた写真が撮れました
- わからなかった事を直接質問でき、色んな方とお会いする事が出来たのがよかったです
などの感想もたくさんいただきました!
また、今回はアクセサリーを販売されている方が多かったこともあり、
『着画の撮り方の講座もやってもらいたいです!』
といった声もいただいたので、これからのTACOS開催テーマの参考にしようと思います。
イベント講師を快く引き受けてくださった竹鼻氏や香川氏、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
次回TACOS予告
2018年最後のTACOSは、大忘年会に決定!!
詳細や申し込みはこちら。みなさまのご参加、お待ちしています。
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What is TACOS?
- 第1回TACOSレポート