STORES に登録している商品がInstagramに自動的に連携され、Instagramショッピング機能が気軽に使えるようになるInstagram販売連携が始まりました!
この記事では、STORES に新しく追加された機能『Instagram販売連携』の使い方を解説します。
※Instagram販売連携機能は、STORES でストアを持っているオーナーさん向けになります。ご自身で STORES 以外のネットショップをお持ちの方で、Instagramを連携させたい方は、全4回の解説記事を参考に、Instagramショッピング機能を活用してみてください!
- Instagram販売連携機能とは?
- Instagram販売連携機能のはじめ方
- ステップ1. アイテムとFacebookページを連携
- ステップ2. Instagramアカウントの準備
- ステップ3: Instagramによる審査
- ステップ4: ドメイン認証をおこなう
- ステップ5: Instagramの投稿に商品をタグ付け
- さいごに
Instagram販売連携機能とは?
STORES のアイテム(商品)がInstagram・Facebookに自動連携される機能です。Instagram販売連携機能を使うと、STORES に登録した公開中のアイテムが1日1回、自動的にfacebookへ連携されるようになります。
アイテムの追加やセール価格が反映されるため、Instagramショッピング機能をリアルタイムに近い形で活用できてとても便利です。
Instagram販売連携機能は無料で使用できる機能で、プランに関わらずご利用いただけます。Instagram販売連携機能は全てパソコン・スマートフォンのどちらからでも設定でき、必要なのは初期設定のみとなります。
Instagram販売連携機能のはじめ方
Instagram販売連携機能を使うためには、STORES の管理画面(ダッシュボード)の設定変更と、Instagramアカウントの設定が必要になります。
すべての設定が無事に完了すると、Instagramの審査条件を満たすことになりますので、Instagram の審査が始まります。Instagramの審査(1週間程度)が終了すると、Instagramの投稿に商品をタグ付けできるようになります。
Instagramの審査をすでに通過している方は、STORES のアドオン設定を行った次の日には STORES のアイテムをタグ付けしてInstagramに投稿できるようになります。
本マニュアルに従って登録していただければ、Instagramの審査後にInstagramの投稿に商品をタグ付けできるようになります。
※本キャプチャは2018年時点のものです。予告なく、画面が変更になることがございます。また、Instagram・Facebookは必ず最新バージョンのものをご利用ください。
ステップ1. アイテムとFacebookページを連携
1-1. STORES のアドオンをONにする
まずは、STORES の管理画面でInstagram販売連携機能をONにしましょう。
STORES のダッシュボードを開きます。
左上のメニューボタンを押して、「機能を追加」ページにいきます。
機能を追加する
一覧の中から「Instagram販売連携」をONにします。
アドオンをONにすると自動的にストア設定の画面に移動するので、詳細設定内の「Instagram販売連携」を選択します。
Instagram販売連携の機能設定画面に移動し、設定手順が表示されます。さっそくSTEP.1の「アイテムとFacebookページを連携する」から「アイテム連携を始める」を選択しましょう。
1-2. Facebook側の設定を進める
1. 説明を確認し、アカウントを選択する
Facebookへのログインを求められた場合は、FacebookのIDとパスワードを入力してログインします。
2. ビジネスマネージャーを設定する
この画面を通じて、ストアをFacebookにリンクする作業を行います。
下記5つの項目を設定する必要があります。下記画面で次へを押しましょう。
・ビジネスマネージャー
・Facebookページ
・カタログ
・ピクセル
・広告アカウント
既にビジネスマネージャーを持っている方は下記の設定のページが表示されます。
この画面で各項目に設定されている内容を確認してください。
初めてビジネスマネージャーを作成する人はこちら
ここでビジネスマネージャーを作成できます。ビジネス名を入力してください。
また、ビジネスマネージャーのユーザー権限は、「社員アクセス」と「管理アクセス」の2つの権限がありますが、販売連携は「管理アクセス」の権限が必要です。ビジネスマネージャー上の「ビジネス設定」から「ユーザー」を選択すると、ユーザーごとの権限を設定・確認できます。
3. Facebookページを作成する
Facebookページをまだお持ちでない場合は、ページ名を入力してください。
既にFacebookページがある場合は、選択肢から連携するFacebookページを選択してください。
4. 広告アカウントを選択する
はじめて広告アカウントを作成する場合は、下記画面から広告アカウント名を入力してください。
今回の連携には必要ですが、勝手に広告が配信される事などはないのでご安心ください。
既に持っている広告アカウントを利用したい場合は、選択肢から選択してください。
5. カタログを選択する
カタログとはFacebookやInstagramでアイテムの情報を管理する機能です。
まだカタログをもっていない場合は、カタログ名を入力してください。
すでにInstagramで商品のタグづけをおこなっている場合は、現在ご利用されているカタログを選択してください。別のカタログを選択した場合、今までの投稿のタグが外れてしまいます。
既に作成済みのカタログから選択する場合
新規でカタログを作る場合
右上の「新規作成」リンクを押すとカタログ名を入力できます。
6. ピクセルを選択する
Facebookピクセルとは、広告の効果を測定するための計測コードのことです。今回の連携により、勝手に広告が配信されることはありませんのでご安心ください。
まだピクセルをもっていない場合は、ピクセル名を入力してください。
すべての選択が完了したら、「設定の確認」ページで「次へ」をタップします。
「STORES からアクセスできるページの設定」ページが表示されます。
商品情報の連携に必要な機能のみにアクセスします。STORES が投稿などをおこなうことはありませんので、ご安心ください。そのまま次へのボタンを押してください。
完了画面が表示されますのでかならず「完了する」ボタンをタップしてください。
これで、ステップ1. STORES の管理画面で設定する が全て完了です!
すでにInstagramの審査に通っているストアオーナーさんは、設定が完了すると次の日にはInstagramの商品タグで STORES のアイテムが選択できるようになります。
各項目の作成途中で何かエラーが出た場合などは、ページ下部にある「お問い合わせ」と「ヘルプセンター」をご参照ください。
「連携を解除」を押しても上手く解除できない場合は、一度アドオンページにいき「Instagram販売連携」をオフにして再度オンにすると連携解除できる場合があります。
ステップ2. Instagramアカウントの準備
Instagramで商品を販売するためには、Instagram で追加の設定が必要です。追加の設定をすべて完了すると、Instagramの審査が開始され、審査に通るとInstagramで商品がタグ付けできるようになります。
このステップでは、以下の設定を行います。
- Instagramをプロアカウントに切り替える
- InstagramをFacebookページに紐付ける
Instagram販売連携機能を使うには、お持ちのInstagramアカウントを「プロアカウント」に切り替えることが必要になります。切り替え方については下で紹介しているので、まだ切り替えていない人はこのページを見ながら設定してください。
すでにInstagramのアカウントをプロアカウントに切り替えている方は、FacebookページとInstagramアカウントのリンクを確認するから、Facebookページとリンクできているか確認してください。
2-1. Instagramをプロアカウントに切り替える
Instagramをプロアカウントに移行するとInstagramのアクセス解析やホーム画面にショップ情報の追加ができるようになります。
またフォロワーが1万人以上の方限定ですが「ストーリー」にリンクを貼ることができるようになります。
Instagramのビジネスアカウントの利用は無料なので、これを期に是非ビジネスアカウントを始めてみてくださいね。
Instagramのプロアカウントに関しては『Instagramのビジネスプロフィールとは?メリット・デメリットや設定方法を解説』という記事で詳しく紹介しているので、こちらも合わせて参考にしてみてください。
Instagram プロアカウントの設定方法
スマートフォンから Instagram のアプリを立ち上げて、右下の自分のアイコンをタップします。自分のホームフィードが表示されるので、右上にある三本線のメニューをタップし「設定」を選択します。
その後「アカウント」欄から「プロアカウントに切り替える」をタップしてください。プロアカウントには「クリエイター」「ビジネス」の2種類があるので、該当する方を選択します。
「ビジネス」を選択した場合
「クリエイター」を選択する場合、自身を最もよく表すカテゴリーを選択したのち、Facebookページとのリンク画面に進みます。「ビジネス」と同様、販売連携機能を使うにはFaceookページとの連携が必須です。
「クリエイター」を選択した場合
以上でInstagramをプロアカウント(クリエイター・ビジネス)に設定する手順は完了です。すべてのステップが適切に完了していれば自動で審査が開始されます。
2-2. Instagramがすでにビジネスアカウントになっている方へ
今回の連携で選択したFacebookページが、Instagramアカウントにリンクされているか確認しましょう。
正しいFacebookページがリンクされていない場合は、PCのFacebookからInstagramアカウントをリンクさせるか、一度、個人アカウントに戻してからInstagramをビジネスアカウントに再度切り替えてください。
FacebookページとInstagramアカウントのリンクを確認する
スマートフォンのInstagramアプリから、新規投稿をしてみてください。下の図のように、投稿時に紐づけたFacebookページ名が出ていたらリンクに成功しています。
Facebookページから、Instagramビジネスアカウントにリンクさせる
すでにInstagramビジネスアカウントを持っているけれど、Facebookページがリンクされていなかったり、別のFacebookページがリンクされている場合は、下記記事に従って、Instagramビジネスアカウントをリンクさせましょう。
3. Instagram ビジネスアカウントを、Facebook ページに紐付ける|【Instagramショッピング連携ガイド】STEP1. アカウントの設定をしよう
ステップ3: Instagramによる審査
ここまでのステップが問題なく終わると、Facebook・Instagramによるアカウントの審査が始まります。
具体的な審査方法は残念ながら非開示なので、心配な方はInstagramショッピング機能を始めるための条件を満たせているかどうかセルフチェックすることをおすすめします。
Instagramショッピング機能を始めるための条件
条件を詳しくみていきましょう。
オーナーさんの販売商品・形態に関する条件(1番目)と、Facebook・Instagramの設定に関する条件(2〜4番目)の2種類の条件があります。
- ビジネスで、提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している
- Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みである
- Instagramアカウントが所有権のあるFacebookページと接続されている
- Facebookページでショップセクションを追加もしくはビジネスマネージャでカタログを作成している
特に「ビジネスで、提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している」は、オーナーさんご自身の商品に関する審査なので、目を通しておくことをおすすめします。
また、審査は自分から申請するのではなく、Facebook・Instagram上で特定の状態になった段階で自動的に開始されます。審査が始まる状況についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、「審査が始まらない!」「どうすれば審査が始まるか気になる」という人は参考にしてみてください。
アカウント審査の審査期間は数日で、かかる期間は人によってまちまちです。
2〜3日で終わるオーナーさんもいれば、1週間かかるオーナーさんもいるようです。 審査が通るまで不安だと思いますが、条件が揃っていればきちんと通りますので安心してください。
ステップ4: ドメイン認証をおこなう
Instagram審査時、以下のような画面が表示され、ご自身のストアのドメイン認証を求められます。
① Facebookのビジネスマネージャーでドメインを登録
上記(例)の画面にて、「メールを受け取る」をクリックし、Instagramからビジネスマネージャへのリンクが記載されたメールを受信します。
メール本文内のリンクをクリックし、ビジネスマネージャにアクセスの上、ドメイン登録を行ってください。
メールを受信していない場合は下記手順でご登録ください。
- Instagramに登録しているメールアドレスで、Facebookビジネスマネージャにログインして、下記手順を行ってください。
- 「ビジネス設定 > ブランドセーフティ > ドメイン」からFacebookの認証ページを開く
- 「追加」ボタンを押して、ドメイン名の部分に「ストアのドメイン」を貼り付ける
- 「ドメインを追加」を押す
② 表示されたメタタグのテキスト部分を選択してコピー(赤下線部分)
Facebookのビジネスマネージャーの「ビジネス設定」>「ブランドセーフティ」>「ドメイン」を 選択して、下記の赤下線部分をコピーしてください。
③ コピーしたタグをSTORESのダッシュボードから入力してください
ダッシュボードの「ストア設定」から「instagram販売連携」を開いてください。
ドメイン認証の項目内にあるメタタグの登録(赤枠部分)に②でコピーしたメタタグを追加して保存するボタンを押します。
④ Facebookの画面に戻り認証ボタンを押します
Facebookビジネスマネージャーの画面に戻り、下記赤枠部分の「認証する」ボタンをクリックして完了します。
※認証後、48時間以内に販売連携が完了します。
ステップ5: Instagramの投稿に商品をタグ付け
ドメイン認証が完了するとInstagramアプリから通知が表示され、ショッピング機能が使えるようになります!早速投稿に商品をタグ付けしてみましょう。
準備. Instagramの設定を変更する
まずは、Instagramのオプションメニューを開いてください。
オプションメニューがわからない方は、『Insagram ビジネスアカウントの移行方法 |【Instagramショッピング連携ガイド】STEP1. アカウントの設定をしよう』をお読みください。
審査結果は オプション→「ビジネス設定」→「ショッピング」から確認可能です。
ビジネス設定にショッピングが載っていなかった場合は、Instagramによるアカウント審査が実施中か、審査条件を満たしておらず審査が始まっていない状態なのでご注意ください。
続いて、タグを紐づけたい製品カタログを選びます。
ここで選んだ製品カタログに登録されている商品を投稿画面で紐付けることができるようになります。
製品カタログは後から選び直すこともでき、製品カタログを後から変えても、過去に紐づけた製品はカタログから製品を消さない限りはタグ付けされたままになります。
設定が終われば、製品をタグ付けするのは、人をタグ付けするのと同じ方法ですよ!
① Instagramの新規投稿の画面を開く
Instagram で新規投稿する写真を選び、キャプション記入画面まで行きます。
ショッピング機能の審査が通っていると、新たに「製品をタグ付け」が選べるようになりますので、[製品をタグ付け]をタップします。
② 製品のタグ付けをしたい部分をタップ
投稿写真の中で、製品のタグ付けをしたい部分をタップします。
③ タグ付けする製品を選ぶ
Facebookに登録した製品リストが出てくるので、タグ付けする製品を選びます。
タグ付けする商品を選び、投稿すればInstagramへの投稿が完了です。
「STEP 3・4」で紹介した内容は少し難しい部分もあるため、詳しくは別記事で解説しています。もし作業していく上で「ここはどうすればいいんだろう?」となった場合、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
さいごに
新しくできたアドオン、Instagram連携機能は無事に設定できましたでしょうか。
ご不明な点が他にもありましたら、STORES のFAQや公式のヘルプも活用して調べてみてくださいね。
Instagram連携機能紹介ページ には実際にInstagramショッピング機能を活用されているオーナーさまの事例も載っているので、チェックしてみてください!
4. SNS を活用してネットショップの集客をしよう
STORES なら誰でも無料で
本格的なネットショップが作れます。
専門知識不要で豊富なテンプレートと
カスタマイズ機能で自分だけの表現が
驚くほどかんたんに!
\毎月10,000店舗開設/
ネットショップを無料作成