福岡を拠点にアパレルブランドを展開しているichiさんにインタビュー。オンラインストアでも安心してお買い物できるようにと写真や商品説明にこだわりながらストアを運営されています。
このブランドなら安心と思ってもらえるように
STORES:
ブランドを始めたきっかけを教えてください。
ichi プレス 本多さん(以下、本多さん):
元々は九州の問屋だったのですが、時代のニーズに合った服がなく、ICHIというナチュラル系のブランドを2004年に始めました。
いい繊維メーカーさんと出会い、生地を作るところから手がけるようになったので、2014年に別ラインでichi Antiquesを始めました。ichi Antiquesでは、オールシーズン着られるリネンの服を中心に展開しています。
STORES:
どのようなきっかけでSTORESを始めたのでしょうか。
本多さん:
実店舗がないので、ブランドを表現する場として、オンラインストアやSNSを活用しています。以前は自社で構築したオンラインストアだったのですが、更新がしづらいなどの問題があり、新しいECサービスを探していて、STORESに出会いました。
使いやすそうで、見た目もシンプルだったのが決め手になりました。更新もしやすく、モバイルからも操作できるので、助かっています。
STORES:
オンラインストアの運営で気をつけている点はありますか。
本多さん:
オンラインストアも実店舗と同じだと思って運営しています。
店頭で接客するのと同じように、生地の特長を詳しく書いたり、何通りも着こなしを提案することを心がけています。
生地はデザイナーに特長を教えてもらったり、色味について詳しく書いて、ふくらみがでるように。着こなしについては、自分が普段着ているので、どうやって着ればいいのかをわかるように工夫しています。ワンピースだけど3通りの着こなしができるのを表現したり。
配送時には、布のショッパーに入れてから梱包しています。
オンラインストアだけどこのブランドなら安心と、お客様に思ってもらえるように気をつけています。
STORES:
写真も素敵ですよね。
本多さん:
写真はオンラインストアで一番時間がかかっている部分です。撮影時に何十枚も撮るので、その中から選んで、Photoshopで正方形にして、色味を調整しています。写真の加工さえ終われば、アイテム登録は終わったようなものだと思っています(笑)。
撮影はiPhoneかデジカメを使っています。一眼レフで、モデルさんに着こなしてもらって、陰影をつけて、というのもかっこいいとは思いますが、冷たいイメージになってしまうかなぁと。親しみをもってもらいつつ、お手本にもなるようにと意識しています。
新商品をアップする前日にオンラインストアのトップ画像を変更しています。よく見てくれているお客様だと、トップが変わると新しい商品が出る!と気付いてくれているみたいです。
Instagramがきっかけで海外へ
STORES:
集客で工夫していることはありますか。
本多さん:
Instagramは、ほぼ毎日更新しています。
毎月展示会をやっているので、展示会の様子をアップしたり、オンラインストアに新商品を追加した後には必ず告知をしています。
展示会の様子をアップすると、卸先のショップのお客様から「この商品を仕入れてほしい」と連絡が入るようで、Instagramはオンラインストアだけではなく、卸先にもいい影響があると感じます。海外への卸も、Instagramがきっかけで始まりました。
Instagramの販売連携機能の活用は考えていなくて、Instagramでは価格も載せないと決めています。ichiに興味を持ってもらうためのツールとして活用していければと思っています。
STORES:
今後の目標を教えていただけますか。
本多さん:
今は、オンラインストアに新商品を追加すると売り切れ、また別の新商品を追加するというサイクルになっているのですが、「再販はありますか」というお問い合わせが一番多く、再入荷お知らせもたくさんいただいているので、オンラインストア用の在庫を増やす予定です。
STORES:
今後も楽しみです。お話しいただきありがとうございました!
ショップ情報
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