よく売れているネットショップは、なかなか売上を作ることができないと悩むショップと比べてどのようなところが違い、どんな工夫をしているのでしょうか。
サイトデザインが見やすいか?といった点も1つの要因として考えられますが、実は売れているネットショップの多くはプロモーション活動にも力を入れているということ、知っていましたか?
そこで今回は、ネットショップの売上をもっとあげていきたいという方に向けて、
- プロモーションって何だろう?
- ネットショップで簡単に利用できるプロモーションまとめ
についてご紹介していきます。
プロモーションってなに?
プロモーションは『4P』という言葉の1つです。
4Pとは、「100万円売り上げる!」などの目標を達成させるために使われるツール(製品・価格・広告・販促・広報活動といった手段)を4つの単語に分けた頭文字を集めた言葉で、
- Product(プロダクト:製品)
- Price(プライス:価格)
- Place(プレイス:流通)
- Promotion(プロモーション:販売促進)
から成り立っています。
これらの4つのPを効果的に組み合わせることで、「商品を買う」という行動をお客さまに起こしてもらうことができます。
そして、4つのPの中でも特に、『プロモーション』は『お客さまが「買いたい」と思う気持ちを掻き立てるための活動のこと』をさしており、
- 人的販売
訪問販売などのように、販売員がお客さまに直接商品を売り込みに行く販売活動 - 広告
テレビCM・新聞・web での広告活動 - パブリシティ
プレスリリースやインタビューを通して、会社や商品をニュースとして取り上げてもらう活動 - セールスプロモーション
メディアを使った広告の他、サンプル品や景品・試供品の配布などを行なう活動。販売促進とも言う。
の活動から成り立っています。
ネットショップにおけるプロモーションとは?
プロモーションが『お客さまが「買いたい」と思う気持ちを掻き立てるための活動のこと』であることは上で説明した通りですが、ではネットショップの場合、どのようにプロモーションを取り入れて行けば良いのでしょうか?
ネットショップにおけるプロモーションの取り入れ方を説明する前に、まずはネットショップが売れるようになるためのサイクルを考えてみましょう。
- 集客
一言で言うと、『ショップをたくさんの人に知ってもらう=ショップへの閲覧数をあげること』です。
ショップへのアクセスが増えることで、Googleなどの検索エンジンでもより上位に表示されるようにもなるので、さらにたくさんの人に自分のショップを知ってもらうことができます。- 購入
ネットショップに来たお客さまに商品を購入してもらうことを意味しており、コンバージョンとも言います。
コンバージョンという言葉は「何をゴールにするか」で意味が変わる(サービスによってコンバージョンが指す意味が違う)のですが、ネットショップの最終目的は「お客さまに商品を購入してもらうこと」がゴールなので、購入=コンバージョンとなります。- 再来・再購入
いわゆるリピーターの獲得です。
商品の質や値段、デザインはもちろん、お客さまとのコミュニケーションを密に取ることで、ショップそのもののファンになってもらうことで、リピーターを作っていきます。
1〜3番を繰り返し続けることで、ネットショップの売上を伸ばしていくことができます。
つまり、ネットショップでは、この流れを作っていくためのプロモーション(お客さまが「買いたい」と思う気持ちを掻き立てるための活動)を行なっていく必要があるのです。
では、具体的にどのようなプロモーションの種類があるのかを見ていきましょう。
「集客」のためのプロモーション
- SNSで商品やショップの情報発信する
販売商品や新作商品・セール情報といったショップの情報を投稿し、拡散していく方法です。
また、投稿時に「#ファッション/#新作」といったハッシュタグをつけることで、ショップのアカウントをフォローしていない方にも投稿を目に留めてもらうことが可能です。
SNSの使った集客方法については、SNSを活用してネットショップの集客をする方法の記事も合わせて確認してみると良いでしょう。
- ブログで商品やショップの情報発信する
SNSと異なり、ブログは長文で掲載することができますし、SNS以上に多くの写真を掲載することができたり、リンクを貼ったりすることができるので、SNSよりもたくさんの情報を掲載することができます。
また、ネットショップと連動させることができるブログサービスもあるので、ブログの記事から直接お客さまに購入してもらうことも可能です。
さらに、Googleなどの検索エンジンで検索される可能性もあり、SNSとは違った方向から新しいお客さまを集めることができます。
ブログを活用した集客方法については、ブログで集客!ネットショップの集客をブログを活用して行う方法まとめの記事も参考にしてみてください。
- 広告を利用して商品やショップの情報発信をする
新聞や雑誌の広告欄・ネット広告・SNS広告など広告にも種類がたくさんあります。
新聞や雑誌の場合は不特定多数の人に商品やショップの宣伝ができるので、一気にショップの認知度を高めることができます。また、ネット広告やSNSの広告は広告を出すターゲットを限定することができるので、不特定多数の人に広告をうつよりもより集客効果を生み出しやすくなります。 - 口コミを利用する
口コミを利用してたくさんの人に商品をみてもらう方法とは?の記事でも紹介したように、商品を実際に購入していただいたお客さまから、口コミ(レビュー)を投稿してもらいます。
お客さまからの口コミ(レビュー)は、不特定多数の人に広まるというメリットはもちろん、同じ悩みを持っている人の解決の場になることで、他のお客さまの購入決定を促すことができます。 - 展示会やイベントに参加する
イベント・展示会に出展して商品をたくさんの人にみてもらおう!の記事で紹介したように、展示会やイベントの中でも企業が主催者となって開催しているものは特に、バイヤーなどの企業関係者だけではなく、他のブランドを目的に来場したお客さまも多くいるので、新しいお客さまの層に自分のショップを知ってもらう大きなチャンスになります。
「購入」をねらうためのプロモーション
- 動画で商品やショップの情報発信をする
YouTubeのような動画配信サービスは、写真だけのアピールと違って360度方向から商品が確認できるほか、洋服の場合は実際に着用した際の雰囲気なども読み取ることができます。
また、ライブ配信などのは、リアルタイムで質問ができるので、購入時の不安が解消されやすく、文字+写真だけよりもより多くの情報を受け取ることができるので、お客さまの「欲しい!買いたい!」という意識を高めることができます。 - 季節性のイベントを開催する
母の日や父の日、バレンタインデーやホワイトデー、クリスマスなどのイベント時は、ネットショップに限らず売上をあげるチャンスになります。
こうしたイベントに合わせて、ネットショップ内で母の日特集として母の日におすすめなグッズを販売したりすることで、商品が見つけられやすく、購入へと繋げやすくなります。 - キャンペーンを行う
「本日送料無料!」「2日間限定!10%OFF」といったキャペーンをうつことで、購入を迷っているお客さまに購入の動機付けをすることができるので、コンバージョン(購入してもらうこと)に繋げることができます。
季節性のイベントを掛け合わせるとさらに効果的です。
母の日特集の1つとして、ラッピング無料サービス・メッセージカード同梱サービスなどのキャンペーンを行うことで、コンバージョンがあがる(=たくさんのお客さまが購入してくれる)ことに繋がります。
「再来・再購入」をねらうためのプロモーション
- キャンペーンを行う
「2回目以降に使える10%OFFクーポン」「初回購入から1ヶ月以内は送料無料」などのように、購入を狙う(コンバージョンをあげる)キャンペーンとは異なる内容でのキャンペーンを行うことで、より効果的に再来店・再購入を促すことができます。
また、「SNSで購入商品を紹介してくれたら5%OFFクーポンプレゼント」「口コミを投稿してくれたら送料無料」といったキャンペーンは、再来店・再購入を促すだけでなく、口コミ(レビュー)を同時にもらうことができます。
キャンペーンとは?
ネットショップにおけるプロモーションとは?で紹介したプロモーション例の中で出てきたキャンペーンについて、もう少し掘り下げてみましょう。
キャンペーンを行うメリット
キャンペーンを開催するメリットには、
- お客さまの満足度の向上
欲しかった商品をお得に購入できたという体験は、お客さまの満足度をアップさせることができます。 - ブランドへの興味喚起
各種キャンペーンの告知をすることで、ブランド自体の宣伝にも繋がります。 - リピーターの獲得
セールで購入したことがきっかけでお店の常連顧客となる可能性があることはもちろん、以前購入をしたお客さまからも、「セールをしているのなら…」と再来店・再購入を期待することができます。
といった内容があげられます。
基本的に、キャンペーンはポジティブなイメージをお客さまに持ってもらうことができるので、ショップの状態に合わせてキャンペーンを実施してみると良いでしょう。
ネットショップで簡単に活用できるおすすめのキャンペーン例
1. 値引きキャンペーン
期間限定で行う値引き(500円OFF、10%OFFなど)セールのことです。
基本的には最低購入金額が決められていることが多く、
- 3000円以上(税抜き)での購入で500円OFF
- クレジットカード決済で5000円以上(税込)ご購入で10%OFF
といった形で運用されるケースが多いです。
値引きキャンペーンは、「キャンペーンやってるならちょっとサイトを覗いてみようかな?」という集客の効果を持っていることはもちろん、「買おうか迷っていた商品が安く買えるなら今購入しよう!」とお客さまの購入意欲を促すことができます。
2. ポイント還元〇倍キャンペーン
消費購入時に利用できるポイントをいつもの倍つけるといったキャンペーンで、楽天などでよく見られるキャンペーン手法です。
通常時より早くポイントを貯めることができるので、ポイント還元キャンペーン時にできるだけたくさんの商品をお客さまに購入してもらうことができる、つまり、お客さまの購入単価(1人の人が1回のお買い物で購入する平均の金額)をあげる効果が得られます。
3. 送料無料キャンペーン
購入する際に送料が思っていた以上に高く、購入をためらってしまうこと、ありますよね?
市場調査メディアHONOTEによると、
- ネット通販のサイトを選ぶ重視ポイントとして送料無料であることが重要と回答した人は60%
- 送料が無料ではない時点で、購入を中止したことがある人は80%もいる
- 送料無料キャンペーン”の利用経験がある人は全体の80%
という調査結果が発表されており、多くのお客さまが送料にとても敏感になっていることがわかります。
つまり、送料無料のキャンペーンを行うことで、1多くのお客さまの購入意欲を促すことができます。
4. ノベルティプレゼント
「期間内に10,000円(税込)以上お買い上げのお客さまにオリジナルトートバッグをプレゼント!」といったキャンペーンのことをさします。
基本的には非売品(ショップでは販売されないアイテム)がノベルティとしてプレゼントされることが多く、
- 希少性効果(『限定と言われると欲しくなる』という心理効果)
- スノッブ効果(『他の人が持っていないものが欲しくなる』という心理)
をうまく刺激することで、お客さまの購買意欲を促すことができます。
キャンペーンを宣伝してお客様を呼び込もう
キャンペーンを開催したら、お客さまにキャンペーン内容を伝えなくてはキャンペーンを活用してもらうことができませんよね?
では、どのようにキャンペーンを宣伝して行けばよいのでしょうか?
メールマガジンでお知らせしてみよう
お客さまへメールマガジンを利用してクーポンをお知らせをしましょう。
メールマガジンを配信できるということは、メールアドレスをショップ側で把握している=自分のショップをフォローしてくれているお客さまや過去に購入・会員登録をしたことがあるお客さまにお知らせができるということになります。
つまり、ショップに対して何らかの興味を持ってくださっているお客さまへダイレクトにキャンペーンのお知らせができるので、よりキャンペーン効果を期待することができます。
メールマガジンでお知らせする場合は、少し明るめな雰囲気の本文にすると良いでしょう。
例えば、下記のような文章などを参考にしてみてください。
件名:【送料80円!】この季節に用意しておきたいタネ特集
秋も深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
お店で育てているモミジも、ちょっとだけ紅葉してきましたよ!
★10月末までの期間限定セール!ネ5袋まで送料80円★
さて、今の時期におすすめのタネをドドンとセールで大放出します!
今ならまだ間に合う!
春にきれいなお花畑になりますよ♪
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*【ピンク系ワイルドフラワーのタネ】
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この機会をお見逃しなく!
配信元・発行者
ショップ名:
ショップURL
問い合わせ先:メールアドレスや電話番号など
SNSを使ってお知らせしてみよう
SNSの場合、他の宣伝方法と一番に異なる点として、投稿を気に入ってもらったらリツイート、・シェアなどにより、ショップをフォローしていないお客さまにも拡散してもらうことができます。
クーポンコードなどがある場合は、大々的にクーポンコードを伝えることで、他のお客さまによる拡散効果によりさらなる効果を生み出すことができます。
ブログを使ってお知らせしてみよう
ブログの場合は文字数制限や写真投稿枚数の制限がなく、デザインも自由にカスタムできることが多いので、商品の紹介はもちろん、セールのお知らせも大々的に宣伝することができます。
また、ブログサービスによっては直接ネットショップのカートボタンをブログ内に貼ることもできるので、商品紹介+クーポンコード+カートボタンがひとまとめにあることで、より高いコンバージョン(お客さまが商品を購入してくれること)を獲得することができるでしょう。
ショップ上でお知らせしてみよう
ショップ上で目立つようにお知らせをしておく方法もあります。
仮に、SNSやブログ・メールマガジンを見ていなかったとしても、ネットショップにクーポン情報を記載しておくことで、サイトにアクセスしてきたお客さまはクーポンを使ってお買い物することができます。
キャンペーンの告知方法については、お得感満載でお客様の心を掴む〜クーポン機能の上手な使い方の記事でも紹介しているので、合わせて確認してみてくださいね!
キャンペーンを開催する時に注意しておきたいこと
これらのキャンペーンを開催する場合、費用は運営側が負担することになります。
むやみやたらにキャンペーンを開催してしまうとショップ側の負担が大きくなり、最悪の場合はネットショップの運営ができず、閉店せざるを得なくなる可能性もあります。
仕入れ値と販売価格、在庫数、そこから生み出せる利益を計算しながら、
- キャンペーンで負担できる金額
- 1人のお客さまが利用できる回数
- 期間
などを決め、計画的にキャンペーンを行うように注意しましょう。
まとめ
今回は、ネットショップに欠かせないプロモーション(お客さまが「買いたい」と思う気持ちを掻き立てるための活動)についてご紹介しました。
ネットショップにおいては、
- 「集客」のためのプロモーション
- 「購入」をねらうためのプロモーション
- 「再来・再購入」をねらうためのプロモーション
の3つのプロモーションがあり、具体的な活動例としては
- SNSやブログで発信する
- 広告を出す
- イベントや展示会に出展する
- 動画で配信する
- 口コミを利用する
- キャンペーンを開催する
といったものがあります。その中でも特に、キャンペーンは効果を出しやすく、
- 値引きキャンペーン
- ポイント還元〇倍キャンペーン
- 送料無料キャンペーン
- ノベルティプレゼント
などのキャンペーンを活用し、メールマガジンやSNS・ブログ、ストアのトップページでたくさんのお客さまに告知をしてみましょう。
こうしたプロモーション活動は即効性はありませんが、地道に繰り替えしていくことで売上という数字に効果が現れてくるはずなので、ぜひ挑戦してみてください。
なお、ネットショップの開業については、『2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
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