売上を伸ばすためにはSNSからの集客、ストアデザイン、商品開発などいろいろな面において創意工夫が必要です。しかしネットショップの運営はやらなければならないことが多岐に渡り、何から手をつければいいのかわからないまま日々の運営を続けているオーナーさんが非常に多くいます。
そこで本記事では、改善点を見つけるためのストアの分析において、見るべき数値と自分のストアが持つデータの集計方法についてご説明します。今回は、集計に使うための「数値振り返りシート」も配布しております。
ストアの現状を数値面から把握して、日々の改善活動にお役立てください。
【こちらの記事はこんな方におすすめ】
☑︎売上をもっと伸ばしたい方
☑︎売上が伸びずにお困りの方
☑︎データ分析が大事なのは分かっているけど、何から始めていいかわからない方
☑︎今の自分のストアの状態についてを知りたい
データ分析をはじめる前に
データ分析をはじめる前に、まずは売上アップに必要なSTEPと、売上の構成要素についてご説明します。
ショップ運営において「なぜ分析が必要なのか?」、「分析データのどこに着目すれば良いか?」を理解していきましょう。
売上アップに向けた3つのSTEPについて
ネットショップの売上アップは「課題の発見」、「改善施策の実行」、「振り返りと改善」の3つのSTEPで進めることが重要になります。
改善施策の効果を最大化させるためには、ネットショップの課題や施策の結果を正しく認識する必要があります。
課題を見つける
売上と集客の双方から数字を読み解き、「どこにネットショップの課題があるのか」を見つけましょう。売上においてはオーダー件数やオーダー単価が主な指標となり、集客においてはセッション数(来訪数)やその流入元について把握する必要があります。
課題に合った施策を行う
課題を見つけられたら、次は売上・集客それぞれの改善の施策に取り組みましょう。施策アイデアにお困りの際は、STORES ネットショップ運営ガイドを参考ください。
振り返りを行い、また改善する
改善施策実施後は数値で結果を確認しましょう。施策のどこが良かったのか?悪かったのか?振り返りを行い、次回の打ち手を検討しましょう。
把握しておきたい数値について
ネットショップを運営する上で、売上と集客のデータを把握することは非常に重要です。売上面では「構成要素」と、集客面では「セッションの流入元」の2つを理解しましょう。
売上の構成要素
売上は「オーダー数」✖️「オーダー単価」で構成されており、詳細に分解すると、以下の要素に振り分けされます。
売上アップにはいずれかの数値を上げる必要があるため、分析の際は以下要素の変化に着目してみましょう。
- 「来店者数」
- 「購入率」
- 「購入点数」
- 「商品価格」
セッションの流入元
セッションの流入元とは、メールマガジンやSNSなど、お客様がどこを経由してネットショップに来店されたのか?を指します。
集客の効果が高い媒体を特定することで、注力するものが明確になり、効率的に施策を実行できるようになります。
データ分析の準備をしよう
今回使用するツールは3つです。
売上のデータとセッションに関するデータをエクセルに集計することで、分析を行うための準備を行います。
なお、セッション数などのデータ取得に使用するGoogle Analyticsの設定がまだのお済みでない方は、こちらの記事を参考に、設定を行いましょう。
分析に必要な数値の取得の仕方、参照方法については資料内で解説を行っております。
下記よりダウンロードしてご確認ください。
データ分析の準備をしよう
数値の入力、反映が終わったら実際に数値を見てみましょう。
データ分析を行う際は、「数値が大きく変化(増加・減少)している項目」に着目してみましょう。
数値の変化には必ず要因があり、集客(SNSへの投稿内容)や販売商品、季節要因などが考えられます。
これらの要因を把握できると、効率的な施策を考えることができるようになります。
資料内では、初めて売上分析に取り組む人でも進められるように、分析の手順について解説しています。
ストアの売上の増減がどのパターンに当てはまるかを確認し、要因を特定してみましょう。(P15~21)
紹介した内容をもっと詳しく知りたい方へ
今回ご紹介した売上分析の方法については、資料でまとめて確認することができます。
いつでも販売の振り返りや分析ができるよう、資料はダウンロードして手元に持っておくことをおすすめします。