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「おしゃれ、かわいいから始まる猫助け」保護猫活動を知ってもらうためにオリジナルブランドを立ち上げた - NECOREPA -

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毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。

 

今回は、保護猫活動の一貫としてオリジナルブランドNECOREPA(ネコリパ)を展開する株式会社ネコリパブリックの代表 河瀬さんに、オリジナルブランドを展開することになったきっかけやプレスリリースの活用について教えていただきました。

ブランドをきっかけに保護猫活動を知ってもらいたい

ーオリジナルブランドNECOREPAを作ったきっかけを教えてください。

 

当社は保護猫カフェという形で保護猫活動をしています。保護猫カフェは来店された方から入場料をいただき、保護猫たちのお世話をして新しい飼い主を探す場所なんですが、店舗によっては収支があわないため、運営費をまかなえるようにという目的がありました。

 

あとは、保護猫カフェってハードルが高いと思うんですね。猫が好き、猫を飼うことに興味がある人が勇気を持って入る場所だと感じていて、保護猫カフェに行ったことがある人は何%もいない。

 

2022年2月22日までに日本の猫の殺処分をゼロにするというのが私たちのミッションなので、保護猫活動を知らない人や興味がない人、猫自体にそんなに興味がない人でも、ブランドをきっかけにそういったことに気付いてもらったり、何か変わるきっかけ作りになればと思って、おしゃれやかわいいから始まる猫助けをコンセプトにブランドを設立しました。

 

ーショップを拝見しましたが、保護猫カフェが販売しているグッズとは雰囲気が違うなと感じました。

 

商品を作るのであれば本当によいものを作りたいと思い、ブランドプロデューサーとして一流のデザイナーに入ってもらって、どこに出しても恥ずかしくないデザイン性とクオリティの高い商品をという思いで作っています。

 

商品によって生産をお願いしている場所は違うのですが、工場のひとつは大手セレクトショップのオリジナル商品を生産を請け負っているところなので、技術力も高いですし、クオリティも高いと自負しています。

 

ー革製品や食品などもあり、商品の種類も豊富ですね。

 

革小物|NECOREPA STORE

 

 そうですね。革製品は国内の職人さんにお願いして作ってもらっています。
素材にもこだわっていて、ベジタブルレザーという科学薬品などを使わず、自然な伝統的なめし技術を用いた革をメインに使っています。

 

ー物販だと在庫を持つリスクもありますが、どのように管理されていますか?

 

在庫リスクはもちろんあるのですが、できるだけ小ロットで作ってもらえるようにお願いしています。あとは、商品を出したら完売できるように工夫をしています。また、現在販売しているマスクは受注生産にしていて、予約販売を活用することで在庫リスクを抑えています。

 

 

猫も救うマスク|NECOREPA STORE

 

ーブランドをきっかけに保護猫についての認知が広がっていると感じますか?

 

保護猫カフェが運営していると知らずに、おしゃれ、かわいいと思って買っていただいた方に店舗では直接お話したり、ネットショップでも保護猫活動に関するリーフレットを入れてお送りするようにしています。お買い物がきっかけで、保護猫カフェにいらっしゃった方もいますし、保護猫カフェには行けないけど、お買い物で猫助けができるとリピーターになっていただける方もいます。

 

写真で伝える

ー認知を広げるために実施していることを教えてください。

 

SNSとプレスリリースには力を入れています。

 

保護猫カフェは全店舗、Instagram、Twitter、Facebookを運用していて、猫たちのことを知ってもらうことを目的に1日1回は必ず発信するようにしています。各店舗に20匹ずつくらい保護猫がいて、SNSをきっかけに猫に新しい家族ができるかもしれないので、どのスタッフも熱心に発信しています。

 

 

 商品に関しては、本部で管理しているので商品ができ次第投稿したり、全店舗のアカウントで共通で投稿することもあります。

 

ープレスリリースも頻度高く配信されていますね。ご担当の方がいらっしゃるのでしょうか?

 

 

私が書いています!プレスリリース配信サービスで定額プランに入っているので、なるべく出すようにしています。

 

ネコリパブリックを始める前に家業でベーグルパンのお店をやっていて、通販でも販売していたので、メルマガを書いたり、文章を書くことに抵抗がないので、その延長線でプレスリリースも書いています。

 

ー色んなメディアに取り上げられていますが、ご自身でメディアに連絡されているのでしょうか?

 

店舗に取材に来ていただいたり、直接ご挨拶した方には、独自のメディアリストを作成して、情報をお送りするようにしています。

 

ープレスリリースに掲載されている写真も、商品写真もこだわりを感じます。

 

商品撮影時には、ブランドプロデューサーも同行して、ディレクションをしています。作っているからこそ、見せ方もわかっているので。ネットショップだと、写真でいかに伝えるかが重要だと思うので、角度なども気をつけながら撮影してもらっています。

 

 

電子チケット、ダウンロード販売を活用

ーモール型ECに出店されていて、なぜSTORESを始められたのでしょうか?

 

モール型ECでは、猫用品を販売していました。オリジナルブランドNECOREPAを立ち上げる時に、ブランドサイトとしてSTORESでネットショップを立ち上げました。

 

ー数あるネットショップ作成サービスの中でSTORESを選ばれたのはなぜですか?

 

NECOREPAは、シンプルでかっこよく見せたいという思いがあって、STORESだとシンプルでかっこいいサイトが簡単に作れるじゃないですか。また、立ち上げてすぐに大きな売上を作ることはできないので、初期費用がかかるショッピングカートを契約するよりも、まずは無料で手軽に始められので選びました。

 

またイベント実施時にはチケットを販売するのですが、電子チケットを販売できるのもよかったです。コンビニで発券するシステムを使っているのですが、電子チケットの方が圧倒的に手数料が安いし、管理もしやすいので、これはいいと思いました。

 

電子チケットにまだ慣れていないお客様が多いので、色んな質問が来るのですが、スタッフ用にマニュアルを渡していれば問題ないですね。それでも「チケットが見せられない」などの問い合わせがある場合には、管理画面からお名前を探して、入場してもらうようにしています。

 

ーダウンロード販売も活用いただいていますね。

 

ダウンロード販売は、カンパを集める時に使っています。保護猫の手術代に50〜60万円とかかかるのですが、手術する猫の写真を販売することでカンパになる。ダウンロード販売だとお礼状発送の必要もないので、決済手数料以外の金額が手術代に充てられることも嬉しいですね。

 

 

ーSTORESを利用する前にはどのようにカンパを集めていたのでしょうか?

 

銀行振込をお願いしていました。チェックするのも大変ですし、支援いただく方も面倒ですよね。モール型ECでもカンパ用の商品ページを作成していましたが、発送が必要なので、お礼状を送っていました。送料と手数料がかかってしまいますし、手間もかかってしまっていたので、ダウンロード販売はすごく助かっています。

 

ー他によく使われている機能はありますか?

 

Instagram販売連携ですね。Instagramからそのまま購入できることで、コンバージョンしやすくなりました!

 

自走できる仕組みを作る

ー今後挑戦したいことはありますか?

 

今はお店が営業できない状況ですし、今後も以前のように戻らない部分もあるので、お店をオンライン化しようと思っています。保護猫カフェの店中にウェブカメラをつけて、会員の方はいつでも猫を見られる仕組みを作り、お店のベースになる必要な経費はオンラインで稼げるようになれば、安定して運営できるかなと。それと一緒に物販のNECOREPAも広めていきたいですね。

 

NECOREPAは海外への販売準備を進めていて、STORESで英語専用のストアを作成中です。

 

また、不妊手術専門病院を立ち上げようと思っています。全員が保護猫活動はできないけど、不幸な猫を救いたいと思っている方が手術代を払えるようにオンライン決済ができればいいなと思っています。保護猫活動をしている方には「何匹分の手術代があるから連れてきていいよ」と伝えて猫を連れて来ていただき、支援いただいた方には「あなたのおかげで何匹の猫が手術できましたよ」と、そういった循環を作りたいですね。

 

ーお話を聞いていて、ビジネスとして継続することにこだわっていらっしゃるなと感じました。

 

保護猫のことはボランティアがやるべき、身銭を削ってやるべきという風潮があるんですが、それだと大規模にも、継続することもできません。行政に頼ればいいと言われますが、行政にも予算はないし、限界があります。サービスに対して対価をもらうことが一般的になれば救える猫も増えると思っているので、それを浸透させたいですね。

 

ボランティアでやることは全然悪くないけど、ボランティアやってる人が対価をもらえるように社会を変えていきたいです。大きな資金力がなくても、自走できる仕組みを作るのが大事だと思います。

 

necorepa.stores.jp

 

文:STORES Magazine編集部
写真:ネコリパブリック提供
 

 

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