毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。
「京都に行くなら酢橘堂さんにぜひ」同僚に教えてもらったものの、訪れる機会がないまま気になる存在だった酢橘堂(すだちどう)さん。ほぼ毎日更新されているSNSで登場する古道具はどれも素敵だけど、シンプルな写真と文で紹介されています。日頃、商品説明は大事とオーナーさんに伝えている身としては、「この紹介で売れるのだろうか?」と疑問が浮かびました。その疑問を解くべく、どういう思いで酢橘堂を運営されているのか、メールでのインタビューを行いました!
店舗とネットショップを運営されている方の参考になるお話も伺ったので、ぜひご覧ください。
直感的にモノと向き合う機会を提案すること
ーはじめに、酢橘堂を始めたきっかけを教えていただけますか?
数年前に京都の町屋を借りてポップアップを開催したことが酢橘堂の原点です。いつか実店舗を持ちたいと漠然と考えていましたが、今の敷地が空き区画になったタイミングでお店を持つことを決意しました。
すでに始めていたKENTO HASHIGUCHIのブランド事業と生活に纏わるヴィンテージ雑貨を掛け合わせることで、私たちの提案したいことを酢橘堂として表現しています。
ー酢橘堂さんが提案したいこととは何でしょうか?
直感的にモノと向き合う機会を提案することです。
ビンテージ雑貨をより身近に、直感的に気に入ったものを選んで欲しいので、ブランドや年代等の情報を強く押すことはしません。
情報は先入観を与えてしまい本当に欲しいものを見つける妨げになりうるからです。また古い物は現代品とは違い使用上不便なこともありますが、包み隠さずお伝えしモノそのものの良さとして感じ取っていただければと考えています。
古物を扱っているけど、俗に言う古道具屋のようにならないように、お店は清潔に保ち、モノは一つ一つ丁寧に洗い、並べるときはモノどうしの感覚もしっかり空けて、お店の雰囲気全体としてではなく、一つ一つのモノ単体をちゃんと見てもらえるような空間になるようにしてる。いや、店長がしてくれてる pic.twitter.com/gd9e27e8dg
— kento hashiguchi (@KentoHashiguchi) 2020年6月25日
ーたしかにSNSやネットショップでもブランドや年代等は書かれていないなと思っていたのですが、そういう意図があったんですね!
お店とネットショップはどのような立ち位置で運営されているのでしょうか?
実店舗は酢橘堂を空間として表現し、楽しんでいただくための拠点です。私たちの感性を空間としてそのまま落とし込んでいるので時間の経過とともに雰囲気がガラリと変わることがあってもいいと考えています。
ネットショップは商品ひとつひとつを吟味する場所だと思っています。遠方ですぐにはご来店が難しくても酢橘堂を楽しんでいただくひとつの手段としてご活用いただいております。
ー7月から店舗受取の注文をネットショップで始められていますが、なぜ始められたのでしょうか?
【店舗受取について】
— 酢橘堂 (@sudachidou) 2020年7月3日
オンラインストア購入品を店舗受取できるようにしました!購入から2週間以内に来店できる方対象です。「絶対に欲しい…でも次行く時までに売切れないかな…」と心配な方へ。送料は受取時に返金します
詳細はこちらhttps://t.co/h1JMKgUFOq
酢橘堂の商品は基本的に一点ものです。欲しいものが決まっていて店舗に行く予定を立てていたのにネットショップで売れてしまった…というお客様の声を聞き、店舗受取を始めました。
ネットショップで購入していただくことで確約となり、またもしも店舗へ来られなかったとしてもお客様の基本情報は記入いただいているので発送が可能であることが便利です。また店舗受取をきっかけにお店に足を運んでくださる機会が生まれると期待しています。
ー新型コロナウィルスの状況もあるので、とてもいいお取り組みだと思います。お店を運営されている方はぜひ参考にしていただければと思います。
お客様の暮らしに馴染んでいることが嬉しい
ー数あるネットショップ作成サービスの中でSTORESを選んでいただきましたが、利用されている中で良さを感じる部分はありますか?
特別な知識がなくても直感的に操作しやすく自由度が高いところが好きです。更新に手間が掛からないので、億劫になりません!
またネットショップの機能だけでなく、NEWS欄等もあり酢橘堂のホームページとしての役割も果たしてくれています。
ーありがとうございます。店舗の営業日の告知等にも活用いただいていて、嬉しいです。お商売をやっていて嬉しかったことを教えていただけますでしょうか?
酢橘堂から旅立ったものたちがお客様の暮らしの中で馴染んでいる写真を見る時が一番嬉しいです。お花を飾ったり、料理を盛りつけたり…私たちの手元にある時は想像もつかなかった姿を見せていただいています。
ーInstagramのタグ付けされた写真を拝見しましたが、ものが暮らしの一部になっているのを感じました!最後に、今後、挑戦したいことや展望を教えてください。
今後は国内の作家さまの個展を不定期で展開できればと考えております。だだ単に作家ものを販売するのではなく、酢橘堂との掛け合わせで生まれる新しいアイデアを提案できる展示を目指します。
ー酢橘堂さんの世界観があるからこそ、素敵な展示になりそうですね。これからも応援しています!
写真:酢橘堂 提供
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