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「コーヒーで福岡の街と人の創造性を高める」街の良さを再発見できるお店 - manucoffee -

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毎月10,000件のショップがお商売を始めているSTORESには、個性豊かなショップオーナー様がたくさんいらっしゃいます。

 

福岡にあるmanucoffeeさんは、コーヒー屋さんだけど色んなグッズやアパレル、野菜の販売もしている。なぜコーヒー屋さんなのにアパレルや野菜まで販売しているのか、どうコーヒーに関係があるのか、気になったのでメールでのインタビューをお願いしました。

 

また、新型コロナウイルス禍での取り組みについても教えてもらったので、実店舗を運営されている方はぜひ参考にしていただければと思います。

コーヒーを通して街をデザインする

ーmanucoffeeを始めたきっかけを教えてください。

 

manucoffeeの1号店である春吉店は、アメリカ・オレゴン州ポートランドから福岡に来ていたポール・ギルスがアメリカに帰国することになり、彼のお店である「Porland Roasting Cafe」を引き継ぐ形で2003年にオープンしました。当時、出会ったスペシャルティーコーヒーの衝撃に突き動かされてのことでした。

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manucoffee 春吉店

manucoffeeが大切にしているのは、まず第一にコーヒーの質を追求し続けること。そして、コーヒーショップ以上の存在であること、コーヒーで福岡の街と人の創造性を高めることです。

 

コンセプトは「LOCAL IS THE BEST !」。manucoffeeが生まれ育った福岡の街にできることは、街の良さを再発見できるようなお店づくりを行うこと。そして、街と人とmanucoffeeの連鎖によって、「福岡の新しい魅力」を生み出していくことだと考えています。

 

ーmanucoffeeさんはコーヒー以外の物販や野菜販売など、売られているものが多岐に渡りますが、どのような思いや狙いがあるのでしょうか?

 

グッズ全てにストーリーやコーヒーとの繋がりをもたせています。コーヒーを広めていくためのブランディングやmanucoffeeというお店を楽しんでもらうためのアプローチとしつつも、コーヒーをきっかけに人・街・異なるカルチャーが出会い、融合し、新しい何かを創造していく。コーヒーを通して街をデザインする、そんなイメージを持ちながらやっています。

 

また、店内では福岡のアーティストや音楽を紹介しています。そんなアーティストとの交流や商品デザインの依頼をきっかけに生まれたアイディアを商品化することもあります。

 

あくまで基本はコーヒーですが、お店を続けていくうちに目の前で起こるさまざまな出会いから、グッズや企画、イベントなどが生まれています。そこから、お話ししたような街との関わり方などを意識するようになりました。

 

ーコーヒーを通して街をデザインする、って素敵ですね。

 

現在manucoffeeでは、毎週土曜日(不定期)、店頭で野菜を販売していますが、これにもコーヒーにまつわるストーリーがあります。

 

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毎週土曜日(不定期)、manucoffeeクジラ店の店頭で行われている野菜「マヌベジ」の販売の様子

コーヒーを滝れる際に必ず出るコーヒーかす・チャフ(薄皮)というものがあります。そのまま廃棄すれば、環境負荷の高い生ゴミになってしまいます。manucoffeeでは土壌研究の専門家・金澤バイオ研究所とこの問題に取り組むことで、これらを肥料に転換させ、100%天然の高品質有機肥料「マヌア」というプロダクトを生み出すことに成功しました。

 

 

 

ーなぜ野菜?と思っていたのですが、そのような背景があったのですね。生ゴミを減らすことから、野菜作りに繋がっているとは驚きです!

コーヒー屋として街に何かできたと思えた時が嬉しい

ーアーティスト支援プログラムも実施されていますよね。

 

はい、アーティスト支援プログラム「ARTIST IN COFFEE FARM」は2018年にスタートさせました。manucoffeeがコーヒー豆を仕入れるコーヒー農園にアーティストを一定期間招き、アーティストはその地に滞在しながら作品を制作します。その後、作品をmanucoffeeのギャラリーで展示・販売。街のコーヒーショップを起点に、コーヒー生産者と消費者、地場のアーティストを有機的につなげることを目指しています。

 

第1弾では、イラストレーターNONCHELEEE氏をニカラグアに招聘し、作品を制作してもらいました。

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ーこの取り組みもコーヒーを通したものなんですね。
4月には新型コロナウイルスの影響を受けて、一部店舗を休業されたり、時短営業をされていたかと思います。その期間中、どのようなことが課題でしたか?

 

コーヒー豆をお客さまにどのように届けるか、というのが課題でした。

 

そこで、在宅の時間が増えてコーヒーの消費量が増える方に対しては、お得なコーヒーおすすめセットの提案をしたり、店舗に来れない方に対して、メッセンジャーズ便(自転車)を提案しました。

 

ーオンラインストアをデリバリーの注文窓口としてご活用いただいたんですね。商品ページにも販売期間やデリバリー対象地域などが書かれていて、非常にわかりやすいと思います。
数あるネットショップ作成サービスの中でSTORESを選んでいただいたのはなぜでしょうか?

 

決済手段の豊富さが魅力でした。また、実際に使ってみるとダッシュボード(管理画面)がシンプルで使いやすく、ストアデザインの自由度も高いと感じています。

 

ーありがとうございます。2003年からmanucoffeeを運営されていらっしゃいますが、お商売をやっていて嬉しかったと感じることを教えていただけますか?

 

manucoffeeの常連同士で出会って、その後結婚したカップルが3組います。コーヒー屋として街に何かできたと思える風景や光景を見れたときは嬉しいですね。あとは、親子連れで来ていたお客さまのお子さんが大きくなって1人でお店に足を運んでくれることもあります。

 

ー冒頭で仰っていた、街と人とmanucoffeeの連鎖を感じる瞬間ですね。最後に、今度挑戦したいことを教えていただけますか?

 

いろいろなお話しをしましたが、まずはコーヒー屋として、豆の拡販をしてきたいですね。そのためにも、コーヒーの味や魅力について、信頼性のあるインフォメーションを充実させたいと思っています。また、マヌアプロジェクトをもっと多くの方に知っていただき、「マヌベジ」を届けられればと考えています。

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文:STORES Magazine編集部
写真:manucoffee提供
 
 

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