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【ヨガの独立・開業】ヨガインストラクターを目指すと決めたら知ってもらいたいこと

景色

 

ヨガを伝える道を歩んでいくために、必要な知識と考え方をお伝えします。

「ヨガ歴はどのくらい必要なのか」

「資格って必要なのか」

といった基本的なことから、

 

「収入は得られるのか」

「どんな働き方があるのか」

といったことまで。

 

実際にヨガを伝える仕事をしてどんな風に生活してきたのかを例に挙げながら、ヨガの知識がない人にもわかるようにお伝えしようと思います。

ヨガインストラクターの資格の有無・養成講座の選び方

 ヨガインストラクターの資格は「ヨガ指導者養成講座」という講座で勉強することで取得できます。学校のように通う形式もあれば、合宿で取ることもできます。自動車免許に似ていますね!

資格の有無

実は、ヨガインストラクターの資格は国家資格ではないので、持っていなくてもヨガインストラクターやヨガ講師を名乗ることができます。事実、半世紀前の高名な先生たちは養成講座を出ていません。そう、資格がなくてもなれるんです。

ただし、そういった先生たちは家元と言える先生の道場に住み込みで弟子入りしたりして学んでいました。なので資格の有無よりも、先生から「教えてもいいよ」という太鼓判をもらっています。

 

ただし、一般的なヨガスタジオは資格を持っていないと門前払いなので、働くためには資格は必須ですね。

だからといって、ヨガ歴が長さや、養成講座をいくつも受けているとか、知識が豊富かどうかは、いいヨガインストラクターの条件ではありません。

講座の選び方

 現代では、住み込みをして学ぶという習慣がありませんので、養成講座で資格を取るわけです。

おすすめの選び方は、養成講座の卒業生から生の声を聞くことですね。ネットに上がっているクチコミや感想は講座主催者のバイアスがかかったものが多いので、実際に話を聞いたほうが当たり外れが減ります。身近な卒業生は、あなたのヨガの先生ですね。

自分がヨガを伝えたい人の特性や、働きたい場所によっても選び方は変わります。例えば高齢者向けの福祉施設でヨガを伝えたいなら、椅子を使ったシニアヨガの講座を受講します。

特に方向性が決まっていないなら、50時間から200時間のまとまった指導者養成講座を受けておけばオールマイティに活動できます。 

資金集め、時間の確保、家族や同僚との話し合い

 ヨガ指導者養成講座の費用は高額です。200時間の養成講座の相場は40万円。50時間の講座でも15万円くらいです。車を買うのと同じくらいの経済的負担です!

また、合宿タイプの養成講座に通っている期間は仕事ができないので、十分な貯蓄が必要です。長いものだと1ヶ月に渡るので、仕事は休まなければいけません。

大金と長い時間を投資するわけですから、家族や同僚とよく話し合います。熱意を証明すること。協力をしてもらえるよう説得をしましょう。

ヨガインストラクターとして働くには

 ヨガインストラクターというとフィットネスクラブやヨガスタジオ、カルチャーセンターでレッスンをするというイメージが一般的かと。実は、これ以外にも多くの場所で活動するインストラクターがいます。

活動場所

 私の場合ですと、生徒さんが管理している店舗の待ち受けスペースを借りてイベントを定期的に開催しています。

友人の話ですと、公園やビルの屋上で青空ヨガをしたり、企業の会議室を借りて福利厚生としてヨガを教えています。

自宅の一部を開放してヨガのレッスンをしたり、逆に訪問して出張レッスンをしている人もいますね。この辺の話はたくさんあり、尽きることなくお話できるので、次回以降の記事で書いていこうと思います!

活動形態

 平日はOLやサラリーマン、または主婦(主夫)をしながら、土日に活動する副業インストラクターが多いです。安定した収入があったほうが、レッスンの呼び込みに躍起になったり、生徒さんの数に一喜一憂しなくて済みます。

憧れのヨガの仕事のみで家族を養っていく先生もいるにはいます。そういう人は雑誌にひっぱりだこの「スター講師」です。

 

ある作家さんの話だと「作家業だけで食っていくプロは日本では50人程度。どの業界もそのくらいだと思いますよ」とのこと。同じようにレッスンや取材だけで家族を養えるのはひと握りですね。

ヨガスタジオの経営者という選択肢もありますが、経営者という仕事とヨガインストラクターのダブルワークと考えたほうがいいですね。 

ヨガインストラクターってどのくらい稼げるの?

 具体的にどれくらい稼げるのかという話をします。 

平均的なヨガスタジオ

60 分のレッスンあたり、2,000 円から 5,000 円が相場です。時給換算で 5,000 円ですが、フルタイムに 8 時間ぶっ通しでレッスンはできません。がんばっても 1 日で 3 本くらいです。

サラリーマンをしながら土日に 2 本レッスンをしたとすれば、月収 1 万 6 千円から 4 万円程度の副収入となります。交通費やヨガウェアなどの費用もかかるので、手取りはもう少し少なくなるでしょうね。

完全歩合制のヨガスタジオ

 集めた生徒の人数によって収益が大きく変わるのが完全歩合制のヨガスタジオの特徴です。東京の相場では、スタジオ代などを引いて 1 人あたり 1,000 円程度です。人を集められないとコンビニのアルバイトより収入が下回ることも。  

自主開催のイベント

私が自主開催し続けているイベントを例に出すと、1 回の参加費が 1,500円。毎月 4~7 人集まります。場所代や交通費などを引くと手取り分は少なくなりますが、8,000 円程度の収益を出すことができます。

個人レッスン(パーソナルレッスン)

中には個人レッスンのみで生計を立てているヨガインストラクターもいます。こういう個人レッスンでは 90 分あたり 8,000 円から 12,000 円ほどの値段設定が妥当です。フィットネスのパーソナルトレーナーを参考にするといいですね。安すぎると収入にならず、高い場合はブランディングを頑張らなければなりません。

ちなみに私の活動はイベント開催と個人レッスンがメインです。ヨガスタジオに所属していたときは週に 10 本以上レッスンをしていたこともあります。

ヨガインストラクターへの道を踏み出すために

 繰り返しになりますが、ヨガインストラクターとして活動するには知識量とかヨガ歴とか、資格うんぬんではありません。

信頼できる先生から「あなたなら大丈夫」と太鼓判を押されること。ヨガの言葉でこれを「シャクティパッド」と表現したりします。

ヨガ歴やポーズの上手さは関係ありません。自分の中に確固たる勇気があることが全てです。ヨガは知識を詰め込む学問ではありませんし、ポーズを競い合うスポーツでもありません。

 

このことを知っているだけでも、ちょっと安心できませんか?まずは、信頼のおける先生を見つけに行きましょう!

 

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