商品選びにつきものの「仕入れ」ですが、大きなコストがかかる仕入れだけに、不安を感じているネットショップオーナーは多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 仕入れた商品が届かない
- 支払ったのに配送されない
- 別のものが届いた
- 偽物の商品だった
といったネットショップの仕入れで起きるトラブルと、そのトラブル対策方法についてご紹介します。
仕入れた商品が届かない?
仕入れた商品が到着しないというトラブルの場合、
- 商品の紛失
- 商品の返送
- 商品が配送されていない
などの要因が主に考えられます。
商品の紛失/商品の返送
商品の紛失や商品の返送が原因で仕入れた商品が到着しない場合があります。
このトラブルは、追跡番号をつけておくことで確認することができる他、配送会社や仕入れ先に商品が到着していない証明として提出することもできます。
追跡番号で証明することで、状況によっては
- 配送会社にて損失の負担をしてくれる
- 仕入れ先が再送/返金してくれる
場合もあるので、追跡番号をつける配送方法は少し高くはなりますが、必ず追跡番号をつける発送方法にして対策を行いましょう。
また、万が一商品の紛失/返送のトラブルにあってしまった場合は、配送会社や仕入れ先に確認の連絡を取り、今後の対応について相談を行いましょう。
仕入れた商品が配送されていない
仕入れた商品が届かない場合、商品そのものが仕入れ先から配送されないというトラブルも考えられます。
そういったトラブルを事前に防ぐためには、仕入れ先の連絡先(メールアドレスや電話番号)、住所、担当者氏名は取引を開始する前に必ず確認して対策を取るようにしましょう。
万が一、商品が配送されていない・仕入れ先とも連絡が取れないというトラブルにあってしまった場合は、取引の履歴や仕入れ先の情報をもち、消費者センターや警察に相談し、指示をもらうようにしましょう。
また、インターネットでの仕入れなど、仕入れの仲介サービスを利用している場合は、サービスの運営元に連絡をとり、返金などについて確認を取りましょう。
■トラブルに合わないための対策
①追跡番号をつけた配送方法にしよう
②仕入れ先の連絡先(メールアドレスや電話番号)、住所、担当者氏名は取引を開始する前に必ず確認しよう
■万が一トラブルにあってしまったら
配送会社や仕入れ先に連絡をしましょう。それでも話が進まない場合は、消費者センターや警察に相談し、対応の指示をもらいましょう。
仕入れた商品と違うものが届いたら?
商品の仕入れ時に発生するトラブルとして、仕入れた商品と違うものが届いたというケースもあります。
仕入れ先のミスになるため、仕入れた自分たちでトラブルを未然に防ぐことが難しいのですが、「事前に仕入れ先へ商品について最終確認の連絡を行う」などの対応をすることで、少しでも防ぐことができます。
では、万が一仕入れた商品と違うものが届いた場合はどうしたら良いのでしょうか?
この場合は、すぐに仕入れ先に確認を行うことが重要になります。商品到着から数日以内であれば返品や交換の対応をしてもらえる場合もあるので、商品が到着したらすぐに検品を行いましょう。
また、返品や交換対応の場合には納品書や領収書など、取引の履歴・証明なる資料が重要になるので、取引が終わるまで納品書や領収書は大切に保管するようにしましょう。
■トラブルに合わないための対策
①仕入れ先と商品の最終確認を取るようにしよう
②商品が到着したらすぐに検品をしよう
③納品書や領主書など、取引の証明になる書類は大切に保管しよう
■万が一トラブルにあってしまったら
すぐに仕入れ先に連絡をし、返品・交換の依頼をしましょう。それでも話が進まない場合は、消費者センターや警察に相談し、対応についてサポートをもらいましょう。
仕入れた商品が不良品だったら?
仕入れた商品が不良品だったというケースもあります。
この場合も、2. 仕入れた商品と違うものが届いた時の対応と同様の対応が必要です。
すぐに仕入れ先に確認を行うことで、返品や交換の対応をしてもらえる場合もあるので、商品が到着したらまずすぐに検品を行いましょう。
また、返品や交換対応の場合には納品書や領収書など、取引の履歴・証明なる資料が重要になるので、取引が終わるまで納品書や領収書は大切に保管するようにしましょう。
■トラブルに合わないための対策
①商品が到着したらすぐに検品をしよう
②納品書や領主書など、取引の証明になる書類は大切に保管しよう
■万が一トラブルにあってしまったら
すぐに仕入れ先に連絡をしましょう。それでも話が進まない場合は、消費者センターや警察に相談し、対応の指示をもらいましょう。
仕入れた商品が偽物だったら?
仕入れた商品が偽物だったというトラブルもあります。
このトラブルは、自分で未然に防ぐよう対策をする必要があります。
偽物を仕入れないためには、仕入れの際に
- ブランドのマークを使っていないか
- 似ている商品になっていないか
を確認し、少しでも疑問に思った場合は仕入れ先に確認を行うようにしましょう。また、できる限り疑問に思った商品の仕入れは行わないようにしましょう。
万が一偽物を仕入れてしまった場合は、ユニオン・デ・ファブリカンなどのような知的財産権を保護する団体などに相談をし、偽物かどうかを見極めてもらうと同時に、すぐに仕入れ先に連絡をし、返品・返金について話し合いを行うようにしましょう。
偽物と知っていて商品を販売した場合は、ネットショップを閉店せざるを得なくなる場合もありますし、場合によっては罰せられる可能性もあるので、十分な注意が必要になります。
■トラブルに合わないための対策
①ブランドのマークを使っていないか、似ている商品を作っていないかを確認しよう
②心配な場合は、仕入れ先に質問をして確認を取ろう
③少しでも疑問が残る商品は仕入れをしないようにしよう
■万が一トラブルにあってしまったら
①知的財産権保護団体などに偽物かどうかの確認や相談をしよう
②仕入れ先へ連絡をし、返品や返金について話し合いをしよう
まとめ
最後に、ネットショップの仕入れで起きるトラブルとその回避方法をまとめました。
初めて仕入れる方、仕入れ経験があまりない方は特にトラブルに巻き込まれないために、下記7点を心がけましょう!
【まとめ】トラブル予防のため仕入れで心がけるべき7点 |
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