- どれくらいの人が見てくれているのかな?
- 自分のサイトはどのように検索されている?
ネットショップに関わらず、WEBサイトを運営している方なら誰でもが知りたい情報ではないでしょうか。
でも、Google Analyticsを始めとした様々な分析ツールがある中で、
- どうやって数字を分析すればいいの?
- 数字の見方がわからない!!
- ネットの解説は難しすぎてイマイチわかりにくい
なんていうことありませんか??
そこで今回は、STORESに備わっている「アクセス解析」の具体的な数字分析の方法についてご紹介していきます!!
どうして自分のネットショップを解析する必要があるのか?
メリット1: どんな人に見られているかを把握することができる
いくらネットショップといえど、実態は自分のお店と同じようなもの。そのため「自分のお店にどんな人が来ているか」を把握することは非常に大事です。
今までネットショップの分析をしてこなかったけど、いざ分析をしてみたら、自分の想定していないお客様層から多く見られていた...!なんてことがあるかもしれませんよね。
そのため、ネットショップを始めたばかりなどの早い段階からアクセス解析機能を使用して、客観的に自分のネットショップを理解することが必要になってくるんです。
メリット2: お客様の客層に応じた施策が行える
2つ目のメリットは「お客様の客層に応じた施策が行える」という点です。
客層がわからない状態で施策を行った場合、それがネットショップの客層に合わないような施策であったら、たとえオーナー様の中で自信のあるものだったとしてもその施策は空回りしてしまいます。
それとは逆に、自分のネットショップをしっかりと分析した上で施策を行った場合、ネットショップに来るお客様を想定した最適なキャンペーンなどができる確率が高まります。
メリット3: 施策の効果を測定し、改善することができる
この記事で紹介する最後のメリットは「施策の効果を測定し、改善することができる」という点。
ネットショップにアクセス解析機能を導入していない場合、集客の見込めそうな施策を行ったとしても、
- どれくらいのお客様が来訪したのか
- どのページが多くみられたのか
- どのくらいのお客様が購入までしてくれたのか
といった数値がわからず、「結局この施策って効果あったのかな?」となってしまうことに繋がります。
一方アクセス解析機能を導入している場合、施策を行う前・行った後でお客様の数や購入率にどの程度変化があったのかが一目瞭然。そのため、
- この施策はどのような効果があったのか?
- この層のお客様をより増やすにはどのような改善をしていけばいいか?
など、今後に繋がる多くのフィードバックが得られます。
STORESのアクセス解析機能で出来ること
STORESの機能として提供している「アクセス解析」では、上記写真のように画面一覧でたくさんの情報を確認することができます。
各数値が表している数字は何?
まずは上の画像の赤い枠、①の部分から見ていきましょう。
1.グラフ
大きく表示されているグラフでは、直近1週間および直近1ヶ月の間にあったストアへのアクセス数を把握することができます。
どちらも前期間(14日前〜8日前・60〜31日前)とのアクセス数比較ができるので、ストアへのアクセス数の伸びを視覚的に把握することができます。
2.ページ閲覧回数
「ページ閲覧回数」では、ストアが週・月でどれくらいの方に見られているかをチェックできます。
Aさんが3つのページを、Bさんが2つのページを見たときはページ閲覧回数は5回になります。
3.訪問者数
自分のネットショップを訪問してくれた人数が表示されます。
ページ閲覧回数と具体的にどう違うのかというと「ページ閲覧回数」の場合、Aさんが3つのページを見たときは「3」とカウントされるのに対し、「訪問者数」の場合、Aさんが3ページ見た場合でも訪問者数は1としてカウントされます。
つまり、この数が多ければ多い程、たくさんの方に見られているという指標の1つと言えます。
ネットショップを開設したばかり…という方は、まずは訪問者数を増やすということを目標としても良いかもしれませんね!!
※ただし、自分が自分のネットショップを見たときもカウントされてしまうので注意が必要です。
4.新規訪問率
「3.訪問者数」の中から、初めてネットショップを訪問してくれた方の割合を示しています。
- 値が高い: 新規のお客様が多い(リピーターのお客様が少ない)
- 値が低い: リピーターのお客様が多い(新規のお客様が少ない)
となるので、自分のストアに来ているお客様の傾向を分析する際に便利な値となっています。
新規の方の訪問率が高いようであれば、新規購入者向けのクーポンを発行してみたり、リピーターの方が多い場合はメールマガジンなどで新商品などのアプローチを図るなど、数字に合わせて施策を取ることができます。
また、
- 2回目以降ご利用いただけるクーポンの効果測定
- ネットショップのURLをSNSやHPに貼り付けた時の効果測定
といった判断材料として役立てることも出来ます。
5.平均滞在時間
訪問したお客様が、どれくらいの時間ネットショップに滞在しているかが平均値で表示されます。
- 滞在時間が長い: 多くのお客様が長時間ネットショップを見ている
- 滞在時間が短い: 多くのお客様が短時間でネットショップを離脱している
となるので、この値を参考にするだけでネットショップにどういったアクションを取れば良いかがわかりやすくなります。
より詳細にネットショップの分析をしよう
基本的な数値について把握できるようになったら、今度は画像の緑の枠、②の部分についても数字を分析していきましょう!!
1.人気コンテンツ
ネットショップの中でアクセス(閲覧)の多いページのランキングが表示されます。
お客様がどのページに注目しているかを数字で把握することが出来るため、お客様のニーズを分析することができます。また、人気のページと同時に不人気のページも把握ができるため、不人気のページを見直すための指標にすることも出来ます。
2.閲覧されているデバイス
お客様がどのようなデバイスを使用してストアにアクセスしているかを円グラフで確認することが出来ます。
もしスマートフォンでのアクセスが少ない場合は、スマートフォン版サイトの表示をより見やすいものに変更するなど、閲覧状況に応じた対策を取ることが可能です。
3.参照元
お客様がネットショップを訪問する前のページを表示しています。
- 検索エンジンからネットショップへアクセスされたのか
- 他のホームページなどでピックアップされた際のリンクからアクセスされたのか
- 広告からアクセスされたのか
など、お客様がどんなルートで自分のネットショップに訪問したかを確認することができます。
STORESのアクセス解析機能を設定する方法
STORESではアクセス解析の設定方法もとっても簡単!
たったの2ステップで設定が出来るんです!
PCの場合
- 機能追加をクリック
- アクセス解析の機能をONに設定
スマートフォンの場合
- 機能追加をタップ
- アクセス解析の機能をONに設定
この2ステップで終了です。
アクセス解析は機能をONにした以降のものがデータとして解析されるので、なるべく早めに設定してみましょう!!
STORESのアクセス解析機能を使ってみよう
ここまでこの記事では
- STORESのアクセス解析画面で見られる情報
- STORESでアクセス解析機能を設定する方法
について紹介してきましたが、ここからは実際に「アクセス解析機能をどのように活用していけば良いか」を、具体例を交えながら紹介していきます。
具体例1: キャンペーンの前後での流入数の変化が知りたい
多くのオーナー様が悩んでいる点の1つに「クーポンやメールマガジンでキャンペーンを実施したけど、その効果がどれくらいあったかわからない」というものがあります。
確かに、せっかくキャンペーンを行ったのにその効果が分からないと、次からキャンペーンをするのは辞めようかな...と消極的になってしまいますよね。
STORESのアクセス解析機能を使えば、そんな心配はしなくて大丈夫です。
メルマガ配信・クーポン発行などSTORESの機能を使った施策は、上の画像のように自動でアクセスグラフにメモが追加されるので、キャンペーンの効果がグラフ形式で簡単に分かるようになります。
また、STORESの機能を使わないキャンペーンを行った場合でも、手元にいつやったかを記録しておくことで、同様にグラフ形式でキャンペーンの効果を確認することができます。
もちろんGoogle Analyticsを活用することによってより正確な値を求めることはできるが、「効果があった・なかった」といったレベルの内容を知りたい場合は、STORESのアクセス解析機能で十分ではないでしょうか。
具体例2: 平均滞在時間を読み取ろう
先ほど『より詳細にネットショップの分析をしよう』の部分でも紹介した「平均滞在時間」ですが、この値1つとっても多くのことを分析することができます。
平均滞在時間があまりにも長い場合
平均滞在時間があまりにも長い場合(10分以上など)、一見すると「たくさん見てもらえている!」と喜ぶべきことかもしれませんが、実はサイトの構造が分かりにくいものになっている可能性があります。
この場合、お客様が目当ての商品まで迷わずたどり着けるような構造にサイトを変更しないと「平均滞在時間は長いけど売り上げが伸びない」状態になってしまう可能性もあるので、サイト構造はしっかりと考える必要があります。
平均滞在時間があまりにも短い場合
逆に平均滞在時間があまりにも短い場合(1分未満など)、オーナー様が販売している商品の魅力が100%お客様に伝わりきれていない可能性があります。
どんなに魅力のある商品を販売しているとしても、説明文が適当であったり写真が暗いものになっていたら、その魅力も十分に伝わりません。
この場合、まずは販売している商品の説明文や掲載している写真が商品の魅力を十分に引き出しているかを確認してみましょう。
また、滞在時間が短い場合はネットショップ内の1つの商品しか見てもらえていない可能性もあります。こういった事態を無くすため、個別商品ページにはその商品と関連する商品や、ストア内の人気商品を掲載するようにしましょう。
まとめ
スポーツ選手が自分の弱みを克服・捕捉する練習をするように、自分のネットショップを客観的に数字で分析し、現状の把握・今後の改善策を考察しているネットショップは、成功のためのワンステップとなります。
今回ご紹介した機能は、STORES で独自に提供しているアクセス分析の機能になりますが、「Googleアナリティクスを設定してみよう!〜ネットショップのアクセス分析〜」でも紹介したように、Google Analyticsを使えばもっと詳細な分析を行うことも可能です!!
次の記事では、Google Analyticsを使ったアクセス解析の詳しい見方をご紹介するので、まずはSTORESのアクセス解析からぜひ数字に慣れてみてくださいね!!
なお、ネットショップの開業については、『2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』で詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
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