行列ができる飲食店や人気のカフェに居酒屋、グループの中でも売上げが良い美容院や携帯電話ショップに、ほぼ必ずといって良いほど設置されているのが黒板POP。
街で見かける黒板POPが、人目を惹くためにどのような工夫をしているかを観察しながら、集客力アップにつながる黒板POPのつくり方を考えていきましょう!
- 集客力アップのための黒板POPのつくり方①まずは道具を揃えよう!
- 集客力アップのための黒板POPのつくり方②書き方のポイント6箇条!
- 集客力アップのための黒板POPのつくり方③PRしたいことをストレートに!
- 集客力アップのための黒板POPのつくり方④コラージュにも挑戦しよう!
- 集客力アップのための黒板POPのつくり方 まとめ
集客力アップのための黒板POPのつくり方①
まずは道具を揃えよう!
黒板やホワイトボード、ブラックボード、コルクボードなどにチョークやマーカーで「おすすめ商品」や「サービス内容」を楽しく明るく描くことで、人目を惹き集客効果を高めているお店は沢山あります。
中でも街で見かけることの多い、黒板を使ったPOPと、ブラックボードを使ったPOPの、まずは必要な道具からご紹介します!
まず、黒板POPに必要な道具から・・
- 黒板・・・言わずもがなですね。
- チョーク・・・黒板専用のものがこすれてにじみにくくオススメです。
- 定着スプレー・・・画面を保護するためのスプレーです。屋外に出す看板などは、さらに強力なウレタン系のつや消しスプレーニスを塗布しておきましょう。
つぎは、ブラックボードPOPに必要な道具です!
- ブラックボード
- ボードマーカー
- ボードイレイサー(ホワイトボード消しのようなもの)
黒板POPに必要なチョーク、ブラックボードPOPに必要なボードマーカーなどの材料は比較的安価に導入できますし、何よりも繰り返し使えてコスパが良いというメリットもあります。
手書きの味やオリジナリティを活かしてお客様の目を惹くことのできる集客ツールではありますが、スタッフの「描くスキル」も必要です。時にはユーモアや季節感を盛り込んだり、お店のコンセプトを表現したりと、センスも求められます。
集客力アップのための黒板POPのつくり方②
書き方のポイント6箇条!
「絵を描くのも苦手だし、センスって言われても・・・」とお考えの方にも取り入れやすいコツをお伝えします。飲食店のポップや居酒屋の黒板でもすぐに取り入れられるので是非試してみてくださいね。
1. 営業時間と店舗名を書く
「おしゃれ!」「カワイイ!」「カッコいい!」と目を惹く事はもちろん大事ですが、営業時間と店舗名を確認するためにPOPを見てくださるお客様も多いですし、これは一番大事な項目です!
2. 基本、文字はホワイトで書く
基本的に、お客様はお店の前を「歩いて」通り過ぎていくので、ボードの色とのコントラストでパッと目を惹く、少し遠くからでも読めるようなPOPが理想です!
3. 文字の大きさ・太さに強弱をつける
お店の伝えたいことに優先順位をつけるためにも、項目によって文字の大きさ・太さを変えてメッセージに強弱をつけましょう!例えば期間限定のキャンペーンの内容などが、パッと伝わると効果的です!
4. たくさんの色は使わない(1色~4色)
あまりゴチャゴチャと欲張りすぎても、本当に伝えたい内容が伝わらなくなってしまうので、注意が必要です!
5. 丸や四角など文字を囲う形でグループ分けする
これも「分かりやすさ」の追求です!立ち止まってよーく見てくれるお客様ばかりではないことを、意識しましょう!
6. 写真やイラストを適度に使う
少しレベルが高いですが、メニューの写真や季節感を演出する装飾も、目を惹く大事な要素です!では、実際に街で見かけた黒板POPを参考に、人目を惹く黒板POPのつくり方を考えていきましょう!
集客力アップのための黒板POPのつくり方③
PRしたいことをストレートに!
みなさんは日頃、飲食店の黒板POPや居酒屋のポップ看板をきちんと見ていますか?他のお店や自分のお店のポップを見比べることで、何をPRすればいいのか、そのヒントがもらえます。また、自分だったら、どんなポップに目を惹かれるかな?と考えながら歩くことも大切です!
具体的な黒板POPの事例を見ながら、お客様に「おっ!」と関心持ってもらえるようなポップ演出のポイントをご紹介します。街中のコンビニや飲み屋さんのポップ看板をチェックしてみてください。どれもダイナミックで、働くスタッフやお店のの魅力を伝える、オリジナリティやセンスが強調されているものが多いように思います。
しかしよく見ると、言いたい事をしぼって価格や値下げ額(=数字)が明確に分かるように書いています。また、何を販売しているのかが遠くからでも分かるように、時にはイラストを使い、またメリハリのあるポップ作りをしています。
例のポップもシンプルではありますが、PRしたい事を明確に提示して、見た人に分かりやすいポップとなっています。これなら遠くから見ても、「鍋 始めました!」と一番伝えたいことが目に飛び込んできますね!
「装飾」として目を惹くことも大切ですが、伝えたい「情報」がパッと伝わることも、大切な要素です!
出典:インスピ
集客力アップのための黒板POPのつくり方④
コラージュにも挑戦しよう!
「手書きのイラストに自信がない」という場合は、メニュー写真を切り貼りして、文字と組み合わせると黒板全体が鮮やかになり、視覚的にもメニューやサービス内容が分かりやすくなる効果があります。
特に飲食店では、「美味しそう!」と思ってもらうことが最重要課題なので、例の黒板POPように、見ただけで味が想像でき、お店に入りたくなる写真を使うのは非常に効果的です!書体も可愛くて目を惹きますね!
また、カップなどの実物を使って立体的なPOPにすることで、より具体的に商品をイメージしやすく、可愛らしさも演出できます。この例も、見ただけで「美味しそう!」ですし、価格もパッと伝わってきますね!
出典:wiki 黒板
だんだんとアートの域に入っていきますが、こうして美意識を働かせて季節感を表現するのも目を惹くポイントです。葉っぱの大きさにも強弱があって、色味も秋らしくて素敵ですね!
ハロウィンやクリスマスなどのイベントに合わせた装飾、春なら桜、秋なら紅葉など季節感を演出する装飾をすることで、より注目度もアップします!装飾は、百円ショップや、販促グッズを販売しているお店などで購入する事ができますので、ぜひフレーム部分に飾ってみてはいかがでしょうか?
出典:インスピ
集客力アップのための黒板POPのつくり方 まとめ
飲食店や居酒屋などのお店の黒板POPを例に挙げながら、書き方・つくり方についてご紹介してきました。黒板POPは、それだけを特集した本が出版されるほど、面白くて奥の深い世界です。
お店の外観の一部として、黒板POPに注目しているお客様も多く、お店にとって「第二の看板」とも言える大事な要素です。
普段から何気なく通り過ぎている街の中に、溢れている黒板POP。街を歩く際には、POPを作る側の視点になってお店を観察してみてはいかがでしょうか?販促ツールのデザインやキャッチコビーなどを考えるためのヒントが、きっと見つかるはずです。
「おっ!」と足を止めてもらえるような黒板ポップを作成、設置し、集客力アップにつなげましょう!