毎月10,000件のショップがお商売を始めている STORES(ストアーズ)には、個性豊かなショップオーナーさまがたくさんいらっしゃいます。
今回は、宮城県・仙台にお店を構える、ヨーロッパ発祥の鯉釣りスタイルであるカープフィッシングの専門店 CARPROAD の菅原さまにお話を伺いました。
お店がないなら、自分でつくる。趣味から本業へ。
- CARPROAD さんについて教えてください。
お店を始めたのは2016年8月なので、ちょうど今5年目です。
元々カープフィッシングは趣味でやっていましたが、当時日本ではあまり商品の取り扱いをしているお店がなかったんです。
でもそのときは不動産関連の会社をしていたので、誰かがお店を始めたらいいのにって思っていました。その後、事業を任せられる人ができ、誰もお店を始める気配がなかったので、じゃあ自分でやろうかなと。
最初は古くて小さい物件で始めました。
たまにお客さまが来て、お互いに好きな釣りの話ができる場所にしたいなという気持ちだったんです。片手間ではじめたので、正直ここまで大きくなるとは思っていなかったですね。
ネットショップをはじめてから、いろいろな地域のお客さまが利用してくれるようになりました。こだわりのあるお客さまからの商品要望がたくさんあって、どんどん品数が増えた結果、移転したり建て替えたり、大きくなってきたんです。
- 商品は海外輸入されていますよね。最初から繋がりがあったのでしょうか?
日本にカープフィッシングを持ってきたパイオニアの方と仲良くさせていただいていたのもあり、その方の繋がりでヨーロッパからの輸入をはじめました。
あとは、向こうの企業の問い合わせフォームに、翻訳アプリを使って英語で連絡もしましたね。
かなりの数の企業に送ったんですけど、最初はほぼ無視されました(笑)
それでも挫けず、SNSでDMを送るのを繰り返していたら、僕のSNSを見てくれる企業があったんです。日本でちゃんとカープフィッシングとそのお店もやっているとわかってもらえてから、取引がはじまりました。
ヨーロッパ製の商品は、従来の日本の商品より、スタイリッシュでおしゃれ、かつ理にかなっているのが魅力です。ただ、日本の市場は小さいので、あまり相手にされなかったんですよね。
なので、僕も頑張って普及活動などをしながら販売していきますというのを何度もアプローチしました。
迅速丁寧な応対で、信頼してもらえるショップを目指す
- 実店舗だけでなく、ネットショップをはじめたのは、きっかけがあったのでしょうか?
遠方のお客さまのご要望です。
最初は希望に答えて配送もしていたんですが、お客さまが欲しい商品を電話やLINEでヒアリングして対応する形だったので、すごく時間がかかっていました。
また地域特性的に、冬は寒すぎてお客さまが全然来なかったんです。毎日のお店の維持費用がもったいなかったので、トータル的に考えてはじめようと思いました。
PCは触れましたが、さすがに一から自分で作るのは非現実的だなと思い、ネットショップのサービスを検索していたら、STORES といくつかのサービスを見つけました。実は最初は別のサービスではじめたのですが、思ったような機能が使えなくて、困っていたんです。
その後、口コミを見て STORES がよさそうだなと思い、お引っ越ししました。
- ネットショップ開設後、お客さまからの反響はありましたか?
お客さまはすごく増えましたね。
初めてすぐはそこまで売れなかったですが、今はどんどん売り上げも増えてきました。
初めて購入してくれた方には僕の名刺を入れて送っているのですが、どの地域でも専門的なお店がないので、実際の使い方や商品の気になった点をお電話いただいています。
あとお客さまから決済方法の種類があるのもいいって聞きますね。電話やLINEで注文いただいて発送していたときは選択肢が少なかったので、皆さん結構喜んでいただいています。
実店舗をオープンするときに、SNSなどの使えるものは全て使ったんですけど、カープフィッシングをやっている人のコミュニティは結構閉鎖的な部分もあるんです。若い人はみんなSNSをやっているので、そこに告知をすればすぐに広がるだろうと思っていたんですけど、実際のお客さまは自分たちの年代よりももっと上の方が多くて、全然広まっていきませんでした。
でもネットショップを始めてから、県外・近県問わず、カープフィッシングをしている人たちの間で少し噂になったんですね。そこでやっと当初思い描いていた広がり方を見せてくれて、ネットショップはそういったきっかけにもなりましたね。
- ネットショップがきっかけでご来店も増えたんですね。運営で大切にされていることはありますか?
営業時間外でも、ご連絡いただいた質問にはできる限り対応して、「信頼してもらえるショップ」を目指しています。たくさんの商品があって、いろいろな質問をいただきますが、ちゃんと答えられるショップでありたいなと。新しい商品が入ったら勉強したり、実際に使ってみたりして、質問があった際にすぐに答えられるようにと、常に意識しています。
レジ導入の大きな課題をクリアし、業務を効率化できた STORES レジ
- STORES レジ を導入されたのは、運営になにか課題があったからでしょうか?
STORES レジ を導入する前は、在庫の管理が本当に大変でした。
実店舗で売れた商品の在庫をネットショップから減らす作業を、来店が続くと忘れることがあったんです。ネットショップで売れて、商品を確認したら在庫がないということもありました。
そこが、STORES レジ の導入で本当に助かっているところなんですよね。STORES レジ で会計さえしておけば、在庫が合わなくなることがないので、ありがたいです。
また、釣りに行く際に、事前にこの商品を持ってきて欲しいと連絡があって現地売りすることもあるんです。そういう事前の注文も STORES レジ で先に会計して在庫を減らしておいて、レシートと商品を持っていき、販売しています。今のところ使っていて、いいことだらけですね。
- 在庫管理が課題だったんですね。他のレジを使っていたこともあるんですか?
最初はホームセンターで買ったレジを使っていましたが、使い勝手が悪くてやめました。POSレジも導入したことがあるのですが、商品登録を一からやらなきゃいけなかったんですよね。
一個一個の商品登録が果てしない作業だなと感じ、今まで通りでやろうと思ってやめました。あと、結局は在庫の調整を後からやらないといけないこともやめた要因です。
その後は、機械を使わずに小銭入れを置いて、手書きで伝票を書いていましたね。
STORES レジ だとネットショップと商品が連動できて、何もせず最初からあったかようにはじめられました。それが本当に魅力的でしたね。
在庫を連携できることと、商品を登録することなくはじめられること、この2点がものすごく大きかったです。
- なるほど!レジの大きな課題を解決できたのが、STORES レジ だったんですね。
今は在庫を入れる時の数量さえ間違わなければ、ほぼずれることがないと思うので、安心していますね。今までは電話やLINEでの注文の際に、本当に在庫があるのか不安で、夜お店に戻って確認することもあったんです。絶対間違っていないという確信があるだけで、かなり負荷を減らせている実感がありますね。
使い方も全く違和感なく、非常にかんたんに使えています。今後アルバイトの人が入ったとしても、すぐに使えると思いますね。
日本でカープフィッシングをメジャーに
- 今後、こんな取り組みをしたい!こんなお店にしていきたい!など考えていることはありますか?
今は輸入品に大きく依存していますが、実はオリジナル商品を少しずつ作っています。最終的には今ほど頼らなくても、日本で質がよくて使いやすいものを生産して、広げていきたいですね。主催の大会もやっているのですが、その規模も大きくしていきたいと考えています。
また今は個人事業主としてやっていますが、将来的には法人化したいですね。
実は釣りのチームも持っていて、メンバーが輸入品やオリジナル商品を広めてくれたり、一緒に大会に出たりしているんです。一緒に事業をやりたいと言ってくれている人もいるので、もっと今の売り上げの水準を上げて、一企業として今以上に商品開発をやっていきたいです。
日本でもっとカープフィッシングをメジャーにしていくのが直近の目標ですね。
♦︎CARPROADのレジ周りをご紹介♦︎
使っているサービス・機材
- ネットショップ:STORES
- キャッシュレス決済:STORES 決済 &楽天ペイ
- レジ:STORES レジ(在庫連動機能ON)
- プリンター:スター精密(POP10-B1OF)
- iPad:iPad pro
写真:CARPROAD
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