こんにちは。クービック編集部です。
今回は、「私のような失敗はしないで!」フィットネス編をご紹介したいと思います。
(こちらは、Coubic hubのパネルデスカッションでお話いただいた TAKE IT EASY の丹澤さんのエピソードをもとにしております)
22 歳で税理士試験に合格し税理士法人トーマツに 7 年間勤務したのちベンチャーに転職。ライブドアでは当時 20 名程度だった社員が事業の成長とともに急増し連結 50 社になるまで財務担当執行役員として事業の成長を支える。その後ユナイテッドに転職し投資事業や組織再編、新規事業立ち上げに携わる。 2012 年に同社を退任後プロ格闘技二冠王の鈴木悟を代表に迎え西麻布にキックボクシングジム TAKE IT EASY をオープン。現在はインターネット事業に特化した税理士業も行っている。
失敗から学ぶ 2 つの教訓
ボクシング・キックボクシングジム TAKE IT EASYは、不動産契約からオープンまでが 2 ヶ月と非常に短期間での準備となりました。
サンドバッグを吊るす鉄骨やトレーニングスペースのマット設置、更衣室造作やシャワー設置等全てが初めてのことだらけ。さらに会員規約作成、法人登記、会費自動決済等の事務系の準備にも追われるも知人が経営するクラフトビール KAGUA との共同イベントでオープニングパーティーを無事終えます。
オープンから半年は知人が直接来てくれたり人を紹介してくれたりで徐々に利用者が増え始めます。
知人の紹介も半年を過ぎると減少し体験予約が減り始め、会員やビジターの利用頻度も安定せず月によって売上にばらつきがある状況が続きます。どうしたらこの低迷期を脱却できるか対策も浮かばないまま過ぎていく毎日。開業から 1 年半ジムの運営に専念しその頃はまだ税理士業を開業していなかったためどんどん減っていく預金通帳を眺めてはため息をつく毎日でした。
軌道に乗り始めたのは 2014 年 5 月頃からです。
ジム内に税理士事務所を設け開業し、金銭的・精神的に余裕ができたこともあってかその頃からジムの経営も安定します。
ホームページの検索順位が当初に比べ上がり始め体験に来られる方の 9 割以上が検索からという状況になります。
「キックボクシングをやりたい」「パーソナルトレーニングを受けたい」という意思を持って来られるのでその後の会員登録・ビジター利用の継続率がUP。月会費で月次の固定費が賄え、利用料の粗利がそのまま利益となる状況になり今に至ります。
教訓 1 : 最初に全てを揃えるな
キックボクシングジムに通ったことはあるけれどもキックボクシングジムを作ったり運営したことはもちろんない全くの素人だったのに人に相談もせず必要と思ったものを最初に全て準備してしまったために結局いらなくなったものやもっとコストを抑えられたものが後になって発覚。サンドバックを吊るす鉄骨は後で伸ばしましたし、OA フロアを補強せずにその上にマットを固定してしまっため今マット下のパネルがパコパコいっている状態なのですがマットが設備投資で一番高かったため限界まで補修を我慢しています。
最小限の設備でスタートし徐々に必要なものを揃えていくことをおすすめします。
教訓 2 : 水回りこそお金をかけろ
もともとオフィスだったスペースにシャワーを設置したため排水工事等本来水道業者が行うべき仕事を年末年始で業者がなかなか見つからず更衣室等を設置してくれた内装工事業者に依頼してしまったため後で大変なことになります。
シャワーを床にそのまま設置してしまったため高さが足りず排水がちょろちょろとしか流れない始末。さらにある日シャワーのホースが外れ更衣室の外まで水浸し。ありったけのタオルで水を吸収し絞るという作業を何時間も延々と続け、カーペットも全て剥いて水を切り、結局全てが元どおりになるまで 1 週間かかりました。原因を調べてみたらホースとホースのつなぎ目に接着剤等がなくただはめ込んだだけだということがわかり呆然。結局その後大金をかけて水回りを全て補修する羽目になりました。
ジムのような箱を作る人がいるかわかりませんが水回りだけはお金をかけることをおすすめします!
まとめ
失敗から学ぶ教訓は 2 つ!
・最初に全てを揃えるな
・水回りこそお金をかけろ
《編集部より》
形から入る!とモチベーションが上がるというのはあると思いますが、独立・開業時には最小限の設備でスタートし、徐々に必要なものを揃えていく方が良さそうですね。水回りに関してはたかが水回り、されど水回りな印象を受けました。
フィットネス業界で独立・開業をしようと考えている方は、ぜひ、参考にしてみてくださいね!
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