今回は、「私のような失敗はしないで!」 観光・レジャー編をご紹介したいと思います。
(こちらは、Coubic hubのパネルデスカッションでお話いただいた 萬田ブルーベリー農園 の萬田さんのエピソードをもとにしております)
実家の萬田ブルーベリー農園の Web コンテンツ・マーケティング担当。ファンクリエイターズ代表。
サイバーエージェントで 8 年間、子会社のメディア事業立ち上げを経験。社内表彰式で MVP 賞などを受賞。実務経験を活かして、IT を武器とした集客・ファン作り専門の事業を立ち上げ、マーケティング支援をライフワークとしている。
失敗から学ぶ 2 つの教訓
開業したばかりの頃は、WEB 制作やコンサルティング契約を取るために、まずは実家との関係がある中小企業にアポを取り、挨拶と新規営業に駆けまわりました。
ゼロベースで新規に行かなかったのが功を奏して、契約が取れます。
自分だけの力で受注する初受注で「ガッツポーズ」。しかし、収入としてはまだまだ全然足りない状況でした。
貯金をしっかりしていなかったため【収入 - 所得 = 赤字】と貯金が減り焦る中、営業先を増やす日々。
そんな時、実家の農園のジャムを作ってくれている方に伝えるかどうか悩んだ末「独立して勝負しました」と伝えました。
これが後にビックバンを起こすことになります。
知らない番号から電話が鳴り始めます。
公的機関である東京都の方からで「知人から WEB に強い方がいると聞いた。審査があるがぜひ東京都のために手伝ってくれないか?」と言われ「ぜひ!」と即答します。
審査後、東京都(農林水産振興財団)の IT の専門家として無事登録され都内の農家支援の仕事が増えました。
そして、さらに電話が鳴ります。
商工会本部の方からの電話で「 IT に強い若い青年がいると聞いた。ぜひ力を貸してもらえないか?」と言われ「ぜひ!」と即答。
面接後、無事多摩地区を支援するコーディネーターに抜擢され多摩地区の中小企業の支援を行い、一気に業績が上向きます。
商工会本部の仕事が落ち着いてきた頃に、商工会の仕事の関係で国の機関の仕事を知ります。
中小企業庁が管轄する中小機構という所で創業支援を行っている機関で創業を支援する専門家をちょうど募集していました。
今までのキャリア(子会社の立ち上げ時期経験)と、この自身の創業期を通した経験が活かせるのでは? と思い応募。
久々の面接で緊張したものの、わずか 1 席のところになんと見事抜擢。晴れて国のビジネスコーチに選ばれ着任しました。
主要公的機関の取引も安定。
個人の WEB 制作・運用・マーケティング支援も増加で安定。
さらに、実家の農園の売上も倍々ゲームで増加。
個人の経営が 2 年がかりで安定化しました。
健康面には注意をすべき!
創業後すぐの出来事ですが、大腸を痛め病院へ早朝に緊急の処置を受けました。
サラリーマン時代の疲れと創業のプレッシャーか!? 早めの処置でその後の検査でも回復しましたがいきなりの洗礼を受けることになります。
健康面にもっと気を使っておけば良かったと後悔しました。
肉食から野菜・魚食へ一気にシフトして、食生活を見直しました。
チャンスは待ってくれない
創業期ではなく、まだサラリーマンとして働いていた頃に最大の後悔があります。
それは、実家のブルーベリーで価値ある加工品を作りたいなと考えていた時、ビールやワインを思いつき自社では作れないため、酒蔵へ何度かアプローチをしてみたが、あえなく全滅。仕方なく諦めました。
しかし、その後、酒屋さんがブルーベリービールを作りたいとフェイスブックで呟いているのを偶然見て、即アプローチします。
ブルーベリービールを一緒に開発することに!
家庭用ミキサーでブルーベリーを 1 日かけてペーストにし多摩地区の酒蔵と 3 社タッグでブルーベリービールを開発。
みごとフードイベントで販売制限をかけるほどの人気で大ヒット! メディア取材も殺到しました!
しかし、その喜びもつかの間、ビールの発起人がもちろん発案者なので商標含めビールの権利をすべて取られてしまいます。
喜びが一気にどん底へ。
最大の後悔を味わいます。
サラリーマンやりながら片手間でやっていてはダメだと痛みを持って知りました。
覚悟を持ってマーケティング支援のファンクリエイターズを創業。二度とチャンスは逃すまいと決意しました。
独立して勝負していなければ公的機関からのオファーは無かったはずです。
国の起業支援の立場にいるので、起業は想像通り厳しいですがリスクを負ってチャレンジしなければ掴めないものがあります。
「チャンスは待ってくれない」
「チャンスは誰にも回っていて目の前に来ることもあるがそこで取れなければ二度と掴めないことがある。」
私はブルーベリービールでのチャンスは逃しましたが自分のマーケティング事業でチャンスを掴むことができました。
みなさんも、目の前のチャンスを掴む勇気を持って欲しいと思います。
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