10万社以上に導入いただいている STORES 予約(ストアーズ 予約)は、さまざまな業種・業態でご利用いただいています。
今回は、奈良県・奈良市月ヶ瀬にてオリジナルレシピのほうじ茶作り体験や、お茶農家の暮らしを体感できる、たつみ茶園の巽さまにお話を伺いました。
出来立ての最高においしいお茶を体感してもらいたい
- たつみ茶園さまについて教えてください。
たつみ茶園は1957年に父の代から始まり、緑茶、ほうじ茶、和紅茶を製茶しています。
今までは、農協への卸がメインでしたが、6〜7年前から小売用の商品も作り始めました。
お茶は問屋で評価されるとき、味より青色の色味が綺麗なものが高く評価されます。でも、お茶を飲む消費者は味を重要視すると思うんです。
実際に、イベント出店で販売していておいしいと言ってもらえるお茶は、業界では評価が高くないもの。僕がおいしいと思うお茶は、お客さまもおいしいと評価してくれます。
問屋さんと消費者で好まれる味が違うので、そこから卸用とは別に小売用の商品も作っています。
- 2022年2月から、「月ヶ瀬茶焙煎所」をオープンされています。どのような経緯で設立にいたったのでしょうか?
イベント出店で実際にお客さまからのご意見をいただくようになってから、おいしいお茶を届けたいという思いが強くなりました。
そこから、お客さまの声を直接聞ける実店舗をいつか作れたらいいなと思い始めたんです。また、茶畑も見てもらいたいし、物販もできたらなと。
コロナウイルス感染拡大の影響で、国から補助金が出ることになったので、新規事業としてこの月ヶ瀬茶焙煎所を作ることにしました。現在はほうじ茶の焙煎体験と茶畑見学、物販を行っています。
ほうじ茶は焙煎したてが一番おいしいです。この月ヶ瀬茶焙煎所なら作りたての最高においしいほうじ茶を体感してもらえます。
本当は栽培した緑茶を一番味わってもらいたいですが、まずはほうじ茶の焙煎体験をすることで、おいしさに感動してもらいたいです。
そこでお茶のおいしさを知って、その後に緑茶も購入してもらえたら嬉しいなと思っています。
- 月ヶ瀬茶焙煎所ではオリジナルレシピのほうじ茶作りができるとのことですが、具体的にどのようなことができるのでしょうか?
オリジナルの焙煎体験では、50gの焙煎を2回行なっていただきます。
まず焙煎する茶葉を選んでもらうところから始まるのですが、お茶のマニアックな部分をお見せできるので、普段なら流通しないけどとてもおいしい茶葉を使うことが可能です。
焙煎度合いについても、確認しながらテイスティングをしてもらい製茶してもらいます。
こちらでログを残しているので、同じほうじ茶の発注や焙煎度合いをちょっと変更したい場合も対応可能です。
このオリジナルのほうじ茶は一般の方だけでなく、飲食店の方にも好評いただいています。コーヒーと違ってなかなかないので、とても喜んでもらえているんですよ。
オリジナルのほうじ茶作りだけでなく、茶畑にきてもらえたら、より深くお茶を知ることができます。私たちは家族で農業を営んでいるので、私たちの暮らしの日々みたいなものも見ていただけたら嬉しいです。
利用したことでお客さま側の便利さを感じ、管理者側のイメージもできた
- 予約システムを導入することにした経緯を教えてください。
運営をどうしていくかを考えたときに、設計してくれた方から「予約制を取り入れるのはどうだろう」と意見をもらったんです。
これからはウィズコロナで、 たつみ茶園は家族で茶を栽培、製茶している都合もあり、来店予約をしてもらうことにしました。
また、若い世代の人たちにお茶のことを発信し届けたいという思いもあり、そういう意味でも予約システムを導入した方がいいと思ったんです。
そこから予約システムについて調べ始めました。
- たつみ茶園さんは、ネットショップで STORES をご利用いただいていますが、予約システムにおいても STORES 予約 を選んでいただいたのは、何か決め手があるのでしょうか?
導入する決め手となったのは、予約するお客さま側の立場から STORES 予約 を利用して、自分のお店に落とし込んだときのイメージをすることができたからです。
私はサウナが好きなのですが、長野県にあるサウナ施設が STORES 予約 を導入していました。好きなものとリンクしたのもあり、予約をしてみて理解しやすかったですし、ページを作るときの参考にもなりました。
また、すでにネットショップ開設サービス STORES の利用や、STORES で働いている人とお会いしてお世話になる機会もあったので、信頼をしていましたし愛着がわいていたのもあります。
なので STORES 予約 を導入しました。
STORES 予約 のおかげで心にゆとりが生まれ、来店時に全力のおもてなしができる
- 導入する前から利用シーンのイメージができていたのですね!実際に STORES 予約 を導入してみて、いかがでしたか?
インスタのDMのやりとりで、予約を受け付けることはできますが、畑の仕事もあるので、すぐ確認することができません。また、定型文を用意していないので、打つのが大変です。
お店に来ていただいたときは、全力のおもてなしをしますが、その前のスケジュール調整などのやりとりでエネルギーを使いたくないと思っていました。
STORES 予約 を導入したことで、こちらが対応可能な日時を掲示でき、そこに入れてもらえます。こちらの都合を考慮できるので、お店を経営するというハードルを下げ、心にゆとりを持つことができました。
- 茶畑での農作業やお客さま対応に専念するサポートができているのは嬉しいです!
今までだったら、茶畑を見学したい場合、まずそういったことができるのかメッセージを送る必要があります。でもそもそもそんなメッセージを送っていいのかなど悩んでしまうと思うんです。
そういった分かりにくいことも、先にメニューとして提案をしているので、お客さまは意思表示ができるし、こちらも把握できます。それがとてもいいですね。
実際に茶畑を見て、そこで作られたお茶を飲んで、みなさん「おいしい」と言っていただけますし、お茶をちゃんと購入しようと思ってくれます。
気楽に茶畑を見学してもらうことで、後々に繋がっていくのが嬉しいですね。
- 嬉しい機能などはありましたか?
休憩時間などの隙間時間をしっかり作ることができるのがありがたいです。いきなりたくさんの人が来ることもなく、こちらでコントロールできるのは助かっています。
また、こちらが承認しないと予約が成立しない「承認制」の機能があるのはとても嬉しかったです。
一方的に予約を入れられてしまうと、急な何かがあったときに困ります。これがあることで、事前にこちらで予約を確認でき、お断りのラインを作れるのでいいですね。
茶摘みなどの体験メニューを増やし、ドリンクのテイクアウト販売をできるようにする
- たつみ茶園さまが目指すゴールや、直近の目標を教えてください。
今は、茶畑に足を運んでもらうきっかけ作りとして、取り組みやすい内容からスタートしています。
今後は農作業体験など、よりアドバンスなメニューを増やしていきたいです。そして、ご利用いただけるお客さまが増えたら、単発のイベントもできたらいいなと思います。
また、店舗ではお茶のテイクアウト販売をできるようにしたいです。
- 最後に、STORES 予約 の導入を検討されている方に一言メッセージをお願いします。
農作業以外のことにチャレンジしたくても、両立ができるか不安に思う農家さんが僕の周りには多いですが、こういう感じだったらできると思うのでおすすめしたいです。
もしお店をやるとしたら、お客さまがいつ来店するかわからないので、ずっと張り付いていないといけないし、畑作業もしないといけないとなると、アルバイトを雇わないといけない可能性も。でも全然人が来ない日もあると思います。
場所も大概田舎や奥まった場所なので、来店数もどこまで見込めるか分かりません。
こういった予約システムを利用すれば来店の調整ができるので、自分で販売したり、畑に足を運んでもらったり、やりたかったことができます。
どうしていいのか分からなかった方には、それを実現してくれる大きな存在です。こういうシステムを使うことで、より農業が身近な存在になって欲しいなと思います。
STORES 予約 の機能一覧をコンパクトにまとめた、サービス紹介資料です。STORES 予約 について詳しく知りたい方は下記のボタンより資料をダウンロードしてください。
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