社員食堂は会社の福利厚生のなかでも従業員の満足度が高いものの一つです。
しかし、人数が多い場合には、昼休みの行列で満足度が下がってしまうことがあるのも事実。また混雑を避けるために予約制にしても、紙で予約を管理していると、予約するのに混雑してしまうこともあります。さらに紙やエクセルでの予約は、ミスが発生してしまう可能性も。
そこで今回は、社員食堂の予約に使えるシステムを7つ紹介します。予約システムを導入する際のメリットや選び方もお伝えするので、社員食堂の予約管理にお困りの方はぜひご一読ください。
社員食堂の予約に活用できるおすすめシステム7選
社員食堂の予約に適した特化型のシステム3選と総合型の4選、併せて7選を紹介します。
社食特化型の専門予約システム3選
Smile9
Smile9は株式会社エス・ケイ・エスが運営する予約システムです。社食特化型システムで非常に多機能なのが特徴的。
予約は1ヵ月の予約リストから日付と時間を選択してメニューを選ぶだけです。予約締め切り後でも総務などの管理者なら、急な予約や取り消しにも対応可能。
予約画面ではメニューの画像が表示されるため、予約するときから「たのしい食事体験」を味わえるのが特徴です。また栄養素情報、アレルギー情報も表示されるため、健康に配意したメニュー選びも可能で、従業員の健康増進にも役立ちます。
予約だけではなく、実績管理(喫食管理)が可能な「いただきます機能」も本システムの特徴です。これは予約した食事を取る際にICカードをカードリーダーにかざしてチェックする機能です。予約と違うものを取ろうとするとエラーが出るため、ほかの人の食事を間違えて取ってしまうことがありません。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
要問合せ |
月額費用 |
要問合せ |
手数料 |
要問合せ |
導入企業数 |
要問合せ |
運営会社 |
株式会社エス・ケイ・エス |
公式サイト |
リエイ
リエイは社員寮の管理会社である株式会社リエイが提供する、社食特化型システムです。Web上で予約するシステムで、1ヵ月分のメニューを見ながら事前予約ができます。
和食と洋食、肉料理と魚料理といった複数メニューから選択することも可能です。パソコンだけでなくスマートフォンからも使えるため、外出先からでも気軽に予約ができます。
管理業務をリエイに委託した場合は、システム利用料が無料なのもメリット。また食数はCSVでダウンロードできるため、集計が効率化できるのも特徴です。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
要問合せ |
月額費用 |
要問合せ |
手数料 |
無料 |
導入企業数 |
要問合せ |
運営会社 |
株式会社リエイ |
公式サイト |
ランチ・ワークス
ランチ・ワークスは京葉システム株式会社が運営する社食特化型システムです。約50社に導入実績があります。
ICカードを使って給与天引きまたはプリペイドによる代金の支払いが可能。また決済方式もセルフ決済、POSレジ決済、オートレジ決済などさまざまな方法を選択できます。
選んだメニューやカロリーを記録する健康管理支援機能があり、嗜好やカロリーの変化が具体的にわかります。従業員が血圧、体重を入力すれば、それらの変化も併せて把握でき、健康増進にも役立つ機能です。
ほかにも週単位で献立パターンが決まっている場合は、自動で献立を登録することもでき、事務作業を効率化できます。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
要問合せ |
月額費用 |
要問合せ |
手数料 |
要問合せ |
導入企業数 |
約50社 |
運営会社 |
京葉システム株式会社 |
公式サイト |
https://www.keiyo-system.co.jp/products/personnel02/personnel7-1 |
社食にも活用できる総合型予約システム4選
STORES 予約
STORES 予約 はヘイ株式会社が運営するシステムです。導入実績は10万社以上。
初期費用は無料で、月額料金無料のフリープランから月額66,000円のエンタープライズプランまで、5段階のプランが用意されています。プランのおもな違いは機能数や月間予約件数です。7日間のトライアルが用意されており、有料プランの機能を実際に試してみることができます。
導入の際はテンプレートが用意されているので、ガイドにしたがって作成できます。IT担当者がいなくても予約ページの作成が可能です。
専用アプリが用意されており、スマートフォンから簡単に予約やキャンセルが可能。ITやWebに詳しくない方でも予約しやすい仕組みです。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
フリープラン:無料 スモールプラン:9,790円(税込) チームプラン:19,690円(税込) ビジネスプラン:28,600円(税込) エンタープライズプラン:66,000円(税込) |
手数料 |
売上の4.9%+99円 |
サーバー |
クラウド |
導入企業数 |
13万社以上 |
運営会社 |
STORES株式会社 |
公式サイト |
RESERVA予約
RESERVA予約は株式会社コントロールテクノロジーが運営する総合型システムです。業界最大級の18万件以上の導入実績を誇ります。
初期費用は無料で、月額無料のフリーから月額22,000円のエンタープライズまで5段階のプランが用意されています。登録顧客の件数や利用できる機能数がプランによって異なります。
予約サイトはタブレットやスマートフォンなどに応じて画面が調整されるため、どのデバイスでもレイアウトが崩れることなくスムーズに予約が可能です。オンライン決済にも対応しています。
予約したことを忘れないようにリマインドメール機能もあるほか、残数の表示などにも対応しています。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
無料 |
月額費用 |
フリー:無料 ブルー:3,850円(税込) シルバー:5,500円(税込) ゴールド:11,000円(税込) エンタープライズ:22,000円(税込) |
手数料 |
売上の4.9% |
導入企業数 |
18万社以上 |
運営会社 |
株式会社コントロールテクノロジー |
公式サイト |
SELECTTYPE
SELECTTYPEは株式会社セレクトタイプが運営する総合型予約システムです。
予約フォームはモバイルデバイスに最適化されているため、スマートフォンからでも簡単に予約が可能。管理側からもパソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンから予約を確認できます。予約情報はカレンダーに表示され、そこから変更なども可能です。
予約フォームを作る場合、プランは月額無料のフリーから月額11,000円のプレミアムまで4段階のプランがあります。フリーの場合は予約が7日後までしかできませんが、ベーシックになると30日後まで可能。また保管できる顧客情報もプランによって違います。予約フォームのほか、Webサイト、問い合わせフォームも併せて使えるパッケージプランも用意されています。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
要問合せ |
月額費用 |
フリー:無料 ベーシック:1,650円(税込) プロフェッショナル:3,300円(税込) プレミアム:11,000円(税込) |
手数料 |
フリー:5.6% ベーシック:4.9% プロフェッショナル・プレミアム:4.6% |
導入企業数 |
要問合せ |
運営会社 |
株式会社セレクトタイプ |
公式サイト |
eReserve
eReserveは株式会社ASJが運営する総合型予約システムです。
予約用のWebサイトはモバイルデバイスに最適化されているため、タブレットやスマートフォンからでも予約がしやすいレイアウトになっています。管理画面はiPadからも確認できます。予約後に表示されるボタンを押すだけで、予約したスケジュールを自分のグーグルカレンダーに表示することも可能です。
予約システムの多くは、予約登録件数などに制限があることがほとんどですが、本サービスでは予約登録件数には制限がなく、容量による制限が行なわれているところがユニークな点。
料金プランはeReserveとeReservePが用意されています。プランの違いは決済代行に対応しているかどうかです。
項目 |
詳細 |
初期費用 |
eリザーブ:5,500円(税込) eリザーブP:11,000円(税込) |
月額費用 |
eリザーブ:7,150円(年払い)8,250円(月払い)(税込) eリザーブP:9,900円(年払い)11,000円(月払い)(税込) |
手数料 |
eリザーブ:決済代行利用不可 eリザーブP:3.2%(VISA、MASTER)4.5%(JCB、AMEX、DINERS) |
導入企業数 |
要問合せ |
運営会社 |
株式会社ASJ |
公式サイト |
最後にこれまで紹介した7つのシステムの特徴を表にまとめました。
タイプ |
初期費用・月額料金 |
手数料 |
詳細解説 |
導入はこちら |
|
Smile9 |
社食特化型 |
要問合せ |
要問合せ |
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リエイ |
要問合せ |
無料 |
|||
ランチ・ワークス |
要問合せ |
要問合せ |
|||
STORES 予約 |
総合型 |
初期費用無料 月額無料~66,000円(税込) |
4.9%+99円 |
||
RESERVA予約 |
初期費用無料 月額無料~22,000円(税込) |
4.9% |
|||
SELECTTYPE |
初期費用要問合せ 月額無料~11,000円(税込) |
4.6~5.6% |
|||
eReserve |
初期費用5,500~11,000円(税込) 月額7,150~11,000円(税込) |
3.2~4.5% |
社員食堂で予約システムを導入するメリット
社員食堂で予約システムを導入するメリットについて、ここでは3つ説明します。
①紙の予約管理の手間を省ける
社員食堂の予約を紙で行なっていると、数々のデメリットがあります。まず間違えやすいということです。間違って他の人の欄をチェックしたりメニューを間違えたりしてしまう可能性があります。
また紙の場合、集計作業が面倒ですし、ミスをする可能性もあります。紙の献立リストを作るのも負担の一つです。
予約システムを使えば記入ミスは発生しませんし、集計作業も自動で行なってくれるため、効率化が実現します。また、メニューはWeb上で確認できるため、紙の献立リストを作る必要もありません。
②混雑を回避でき社員の満足度が上がる
予約時に行列ができていると、じっくりメニューも選べません。しかし予約システムであれば、予約紙のあるところまでわざわざ行かなくても、自分の席でゆっくりメニューを選べます。
毎日の昼食は、従業員にとっても大きな楽しみです。マンパワーグループ株式会社が2015年に会社の福利厚生について調査したところ、実際にあってよかったと思う福利厚生は「食堂、昼食補助」がトップでした。予約システムがあれば混雑も減り、より満足度が上がることが期待できます。
③キャッシュレスで運営できる
予約システムはキャッシュレスにも適しています。事前に代金の支払いを済ませておけば、食堂の会計で混雑することもありません。
特化型システムは給与天引きに対応しているものがいくつかあります。人事・給与システムと連動させれば、面倒な集計作業も必要ありません。また総合型システムの場合は、クレジットカード決済など事前決済に対応しているものが多くあります。
社員食堂の予約に活用できるシステムの選び方
社員食堂の予約システムを選ぶ際のポイントについて説明します。
特化型か総合型か?
予約システムには大きく分けて特化型と総合型があります。特化型は社員食堂の予約システムに最適化されており、給与システムと連携できたり、喫食管理機能があったりするなど高機能です。
一方で総合型はあらゆる業種に対応できるようなシステムになっているため、給与システムとの連携や喫食管理機能のような社員食堂にだけ必要な機能はありません。しかしその分シンプルなシステムを作れます。また総合型は月額費用も安めのところが多く、ランニングコストを抑えることが可能です。
無料で試せるか?
いくらシステムが多機能でも、自分の企業に合っていないこともあり得ます。また従業員が使いやすいかどうかも実際に使ってみないとわかりません。その点、無料プランやトライアル期間があるシステムなら、とりあえず試してみることで自社に合っているかどうかを判断できます。
簡単に使えるか?
予約システムは使いやすいものであることも大切です。従業員のなかには、ITやWebに詳しくない方もいるからです。使いにくいシステムだと、費用をかけて導入しても、従業員が利用してくれない可能性すらあります。直感的に使えるようなユーザーインターフェースであることが重要です。
またパソコンからだけでなく、タブレットやスマートフォンからでも使えるようなシステムが望ましいです。
予約システムを導入して社員食堂の運営を効率化しよう
社員食堂の予約を紙やエクセルで行なっていると、誤った予約や集計ミスなどが起きがちです。それによって従業員の満足度が下がってしまうこともあるでしょう。予約システムはそうしたミスをなくして、社員食堂の運営を効率化するために最適なツールです。
今回紹介した予約システムにはそれぞれ特徴があるため、気になった予約システムをいくつか試してみて、自社に合ったシステムを選びましょう。
なお、予約システムについては『【無料あり】おすすめ予約システム15選!価格・特徴を徹底比較〜2021年最新〜』もご覧ください。
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