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【ネットショップ開業】ネットショップ(ECサイト)の開業資金は最低限どれくらい必要?資金繰りの注意点も解説

ネットショップ開業資金はどれくらい必要?削れる部分は?


ネットショップ(ECサイト)を開業するには、ネットショップ開設や仕入れ先の確保などさまざまな準備が必要です。開業資金の用意もその中の一つ。

 

とはいえ、ネットショップを開業したことが無い人には、実際いくら必要なのか想像がつかないですよね。

 

開業資金が変わるポイントは、実はとてもシンプルで、ネットショップの開業方法と、どこまで機材や資材にお金をかけるかだけなんです。

 

この記事では、

  • ネットショップの開業方法とそれぞれのコスト
  • ネットショップに必要な機材・資材
  • ネットショップに最低限必要な機材・資材とコスト
  • ネットショップ開業資金の用意で失敗しないためのコツ

を解説します! 

これからネットショップを開業する方は、ぜひご参考ください。

 

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ネットショップとは

そもそもネットショップとは、ネット上のお店のことを意味します。

実店舗の開業では、初期費用やランニングコストにかなりの費用が発生しますが、それに比べ、比較的安く開業することが可能です。

ネットショップでモノやサービスを買うことは当たり前になり、さまざまな業種・業態でネットショップ開業・開設は拡大しています。

ネットショップと実店舗の違い

ネットショップ 実店舗

 

ネットショップと実店舗では、以下5つの違いがあります。


1.時間・場所の制限性
2.必要コスト
3.接客方法
4.集客方法
5.商品情報の入手方法

それぞれ、詳しく見ていきます。

1.時間・場所の制限性

実店舗が営業時間内にしか対応できないのに対し、ネットショップは24時間365日お客さま対応が可能です。


発送やお問い合わせ対応といった「ネットショップ運営」に関しては、対応時間が決まっていたり土日・祝日はお休みするとしているショップもありますが、『お客さまが商品を購入する』ことは営業時間や曜日、場所関係なく可能です。
また実店舗では、お客さまに足を運んでいただく必要があるため、遠方の方や海外の方はなかなか商品を購入できないことも多いと思いますが、ネットショップであれば日本全国、そして、海外の方にも商品を届けることが可能です。


ネットショップは時間や場所の制限がないぶん、営業の範囲は広くなるという点でメリットがあります。

2.必要コスト

実店舗の場合、お店を構えるために場所を借りる必要があります。また、お店の外装・内装の工事費や什器(商品を陳列する棚やテーブルのころ)などをそろえる必要があり、高額な費用がかかります。


ネットショップでも、例えば0から自分で作るとなると多額のコストがかかりますが、BASEや STORES ネットショップ 、shopifyなどのネットショップ開設サービスを利用すれば、低コストでネットショップを開設することができます。

3.接客方法

ネットショップは基本的には接客はありませんが、お問い合わせ対応や商品発送時、SNSなどを利用する方であればコメントなどでのやり取りがお客さまと接する機会になります。


実店舗であれば、直接顔を合わせてコミュニケーションを取ることが可能です。リピーターの方であれば仲良くなれる可能性もあります。

4.集客方法

ネットショップの場合は、インターネット検索で見つけてもらいやすいようSEO順位を上げていく集客方法があります。

実店舗の場合は、地図検索でお店を発見してもらえるようMEO対策をしたり、お店に来れる範囲のお客さまに、チラシやダイレクトメールなどでショップをアピールしていきます。

  

ネットショップも実店舗も共通した集客方法はSNS。InstagramやTwitterで成功されているオーナーさまも多くいます。

5.商品情報の入手方法

ネットショップの場合、サイトに掲載されている文字情報・写真からのみ商品の情報を収集します。実物を見ることができないので、サイトに掲載されている内容から想像をする必要があります。服やアクセサリーの場合は、動画を利用したりインスタライブ を利用すると良いでしょう。

実店舗の場合は、サイズや重さ、形といった商品情報を、直接手に取って確認することができます。サイズや重さ、形はもちろん、質や色合いなども実物から情報が得られるため、「本当に欲しいアイテムか」を判断することができるので、失敗がありません。

 


なお、ネットショップと実店舗の違いについては【徹底解説】ネットショップと実店舗の違いは?メリット・デメリットは?の記事にも詳しくまとめています。こちらも参考にしてください。

ネットショップを開業するには

実際にネットショップを開業するとなったら、どこから始めたらいいのか迷ってしまいますよね。下記のような手順で進めてみましょう。

 

ネットショップ開業の際、まず始めに下記4点は必ず確認しておく必要があります。

1. ショップのコンセプトを決める
2. 必要な資金や機材を確認し、準備する
3. 出店方法を決める
4. 必要な届け出がないか確認する

 

次は、商品の仕入れ、配送方法を決めます。

5. 商品を仕入れる
6. 商品の値段を決める
7. 決済方法を決める
8. 配送方法と送料を決める

 

最後に、ネットショップを開業した後にチェックする内容です。

9. 商品が売れる工夫をする
10. ネットショップの集客について考える

 

なお、それぞれの項目の詳細はネットショップを開業したい人必見!成功させる10の手順とおすすめの無料サービスを紹介の記事に詳しくまとめています。こちらの記事をしっかり確認して開業準備を進めましょう。

 

 

ネットショップの開業に必要な資金は、絶対に必要なものと削れるものがあります。どのようなサービスを活用するのかにもよりますが、実はそれほど多くの費用は必要ありません。

以下が、大まなネットショップに必要な費用です。

 

項目

費用

ネットショップの開業費用

初期費用:0円〜

月額費用:0円〜

ネットショップの運営費用

カメラ:0円〜数十万円

スマートフォン/パソコン:50,000円~数十万円

プリンター:15,000円~50,000円

包装資材やチラシ代:数千円

その他

インターネット通信費用:2,000~4,000円程度

営業許可申請:20,000円前後

人件費

 

この次の章から詳しく解説していきます。

ネットショップの開業方法による費用の違い

ネットショップを比較してみる

 

ネットショップの出店方法には大きく3種類あります。

  • オンラインモール型に出店する
  • カート型ASPを使う
  • ECサイト制作をする

ネットショップは出店方法によって、開設費用が大きく違ってきます。予算を決めるためにもどのような方法があるのか、正確に把握しておきましょう。

オンラインモール型に出店する場合

オンラインモール

 

一般的にショッピングモールといえば、大きな建物の中に複数のお店が入っているスペースのことを指します。オンラインモールは、そのインターネット版だと考えるとイメージがしやすいでしょう。大きなサイトの中に、複数のネットショップが出店している状態で、代表的なオンラインモールには、Amazonや楽天が挙げられます。

 

Amazonのように商品だけを出品する形態を「マーケットプレイス型」、実際にショップスペースを設ける楽天のようなオンラインモールを「テナント型」と呼びます。

 

実際にかかる費用ですが、初期登録料が数万円程度〜。その後は、売り上げに合わせた手数料がかかる形が一般的です。宣伝をしなくても最初からある程度の集客に期待できるというメリットがありますが、競合も多いので差別化が難しいという課題もあります。

 

サービス名

開設費(登録料+利用料)※1

Amazon.co.jp

年間6万円~

月額費用:4,900円

楽天市場

年間30万円~

初期費用:60,000円

月額費用:19,500円~

ヤフーショッピング

無料(※2)

※1…平成30年9月現在の情報です。最新の金額は各サービスより必ずご確認ください。

※2…開設費が無料のサービスには、一部機能や一部システムで有料となる場合があります。詳細は各サービスから確認をしてください。 

カート型ASPサービスを利用する場合

カート型

 

ASP型とは、事業者があらかじめ用意しているサイトを借りる形のことで、クラウド型と呼ばれることもあります。

オンラインモール型はたくさんのお店が立ち並んでいる中に自分のお店も出店するというイメージですが、カート型は路面店で自分のお店を立てて、運営するイメージです。

サイト自体はもちろん、必要なパーツや機能もあらかじめ用意されているので、ネットショップを手軽に始められるのが特徴です。

 

予算についても、月額数千円〜数万円程度に抑えることができます。リスクも少ないので初心者が手軽に初めてみたい場合におすすめの方法です。

 

ただし、モール型と異なり自分で集客をする必要があります。

 

なお、こちらの記事を書いている STORES ネットショップ もASP型のサービスです。

 

すこしでも初期費用をおさえたいのであれば、STORES ネットショップ のように誰でも簡単に専門知識がなくても立ち上げられるネットショップ開業サービスがおすすめです。

STORES ネットショップ がおすすめな理由は、STORES のフリープランが無料ネットショップ開設でおすすめな5つの理由をチェックしてみてください。

 

 

STORES ネットショップ 以外のASP型には、下記のようなサービスがあります。

 

サービス名

開設費(登録料+利用料)※1

STORES ネットショップ

 無料(※2)

BASE

 無料(※2)

MakeShop

年間10万円~

初期費用:10,000円

月額費用9,000円~

カラーミーショップ

年間2万円~

初期費用:3,240円

月額費用:1,332円~

※1…令和3年6月現在の情報です。最新の金額は各サービスより必ずご確認ください。

※2…開設費が無料のサービスには、一部機能や一部システムで有料となる場合があります。詳細は各サービスから確認をしてください。

ECサイト制作を依頼する場合

ショップサイトを0から制作し、自分で管理・運営する方法もあります。

 

制作費用ですが、これはサイトの規模やどこまで依頼するかで大きく変わります。

オープンソースやパッケージを利用して制作する方法もありますし、デザインからサイト設計までオリジナルのものを外部に依頼する方法もあります。

外部に依頼すると、数十万円から百万円、またはそれ以上かかる場合も考えられますので、独自のECサイトをゼロから構築したいと考えているのであれば開業資金がそれなりにかかるということを念頭におきましょう。

 

デザインパーツを自作したり、テンプレートデザインを活用するといった工夫次第では、費用を抑えることも可能です。 

 

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また、ショップサイトを0から作成した場合、独自ドメイン取得費用も必要になります。

ドメインとは

ドメインとは、インターネット上における住所を表すURLの一部に使用されるものです。URLでいうと、「〇〇〇〇.co.jp」部分がドメインになります。

独自ドメインを取得するためには、指定業者に申請が必要です。

 

ドメインにかかる費用

ドメイン名によって費用は変わりますが、一般的な「.co.jp」や「.com」でも、年間で数千円かかります。

年間で数千円と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、コストをかけずにサイト運営をしたい方にとっては負担が大きいのではないでしょうか。

しかし、STORES ならドメインが既に用意してありますので、ドメイン取得費不要でネットショップを開業することが可能です。

 

STORES ネットショップ のベーシックプランなら独自ドメイン取得可能!

独自ドメインを作りたいけどネットショップを0から作ったり、外部に依頼する費用は抑えたい方には、ベーシックプランがおすすめです。

ベーシックプランであれば、独自ドメインの作成ができますので、簡単にネットショップが作れる上に独自ドメインの取得ができちゃいます。

ネットショップ開業までに最低限準備しておくものは?

準備するものをチェック

 

ここまで、ネットショップの開業方法別に必要な資金を紹介しました。 

では、機材や資材などに掛かる費用について見ていきましょう。

PCやカメラなど商品登録に必要な機材代

ショップに並べる商品の画像、文章は自分で用意する必要があります。そのための撮影する機材や、ショップに商品情報をアップロードするためにインターネットに接続したデバイスが必要です。

 

用意する機材と費用の目安は、下表を参考にしてみてくださいね。 

 

機材 費用
カメラ 0円〜数十万円
スマートフォン/パソコン 50,000円~数十万円
プリンター 15,000円~50,000円

 

具体的にどのようなものが必要か、詳しく見ていきましょう。

カメラ

商品を撮影するカメラのスペック(機能)は、商品の見え方に関わってくるので重要です。解像度はもちろんですが、手ぶれ補正や明るさ補正は欲しい機能ですよね。

 

加えてレンズの種類でも、商品の見え方が変わってきます。広角レンズなら大きい商品を撮影しやすいですし、マクロレンズは小さなアイテムの細部まで見せてくれます。

 

しかし、一言でカメラといっても、一眼レフなどの本格的なカメラもあればスマートフォンについているカメラもありますよね?

 

そこで、まずはカメラの種類と金額をまとめてみました。 

カメラの種類 費用
一眼レフ/ミラーレス一眼 数万円〜数十万円
コンパクトデジタルカメラ 1万円〜3万円程度
スマートフォンのカメラ 既に持っている場合は追加費用はなし

 

最近は、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンに搭載されているカメラでもかなり高性能です。なかにはコンパクトデジタルカメラと同等か、それ以上の機能や性能を備えているものもあります。

 

そのため「カメラの使い方に自信がない」「新しいカメラを買うほどのお金はかけられない」という方も、撮り方のコツさえ身につければ手持ちのスマートフォンのカメラでも、とってもきれいな商品写真を撮ることができるので、安心してください。

 

商品の取り方のポイントに関しては、『【ネットショップの商品写真撮影のコツ】必要な機材や撮り方のポイント』でも詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。 

スマートフォン・パソコン

スマートフォンやパソコンは、ネットショップを運営する上で欠かせない機材です。スマートフォンだけでもいいですが、できればPCも1台は用意をしましょう。撮影した画像の加工やショップサイトの更新、メールでお客さまとやりとりをするにはPCの方が便利です。

 

ただし、特徴や性能を比較せずに選んでしまうと、後から利便性の悪さなどで不満を抱えてしまうこともあるかもしれません。

そうならないためにも、パソコンの特徴について少しだけ下記の知識を蓄えておきましょう。 

  持ち運び 画面のサイズ 費用 使用できる場所
ノートパソコン 15.6インチが一般的 5万円~20万円 自宅/オフィス
外出先/車内
デスクトップ × 液晶モニターによって異なる 10万円~数十万円 自宅やオフィスのみ

 

外出先でサイトやメールの確認、簡単な画像撮影であればスマートフォンの方が便利です。両方所有し、状況に応じて使い分けるようにしましょう。

 

なるべくコストを抑えて開業したいという方は、STORES ネットショップ やBASEのように、スマートフォンを使ってネットショップを開設できるカート型ASPサービスを利用することで、パソコンの費用を0円に抑えることができます。

プリンター

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ネットショップなのにプリンターが必要なの?と思う方もいるかもしれませんが、運営計画書などの書類や、お客さまへ発行する明細書や納品書の印刷のために、プリンターは多く利用されます。

 

最近は環境を考慮したペーパーレス化で納品書を発行しないネットショップも増えてきていますが、お客さまの安心を考えると、いつでも納品書が印刷できる環境を整えておくといいでしょう。

 

スペックによって費用は異なりますが、家庭用で15,000円前後、業務用で50,000円前後が相場です。また、使用する際にはインクカートリッジ代もしくははトナーカートリッジ代もかかってくるので注意しましょう。

 

環境によってはプリンターを設置するスペースがなかったり、プリンターを購入する費用を抑えたりしたいという人もいると思います。

 

その場合は、ラクスルなどのオンラインプリントサービスを利用し、伝票(領収書・納品書・請求書)のオンライン印刷を頼んだり、手書きの伝票であれば文具店などで800円程度から用意したりすることもできます。

必要に応じてオンラインサービスや手書きで対応し、機材費用の削減につなげましょう。

商品発送時の包装資材やチラシ代

商品が配送中に破損しないよう、梱包資材も必要です。あわせてDMや発注書などを同封するのであれば印刷費、紙代も必要になります。

 

商品の破損は、お客さまからのクレームや信用失墜、代替商品の発送などの問題を引き起こします。また、包装資材を安く抑えられればコストダウンにもつながげることも可能です。ここでは、梱包に必要な資材について、より詳しく見ていきましょう。

 

紙袋

大手の通販では包装にダンボールが利用されることが多いのですが、商品によっては紙袋の方が圧倒的に原価が安い場合があります。

 

ダンボール資材は大きさによりますが、1枚につき数百円を超えることも珍しくありません。一方、紙袋は20〜50円程度のものも多く、コストを抑えられます。

 

また、通常の紙袋よりは値段が高くなりますが、エアパッキン(プチプチ)つきの紙袋であれば、通常の紙袋よりも衝撃から商品を守ることができます。

 

こちらもダンボールと比較すると衝撃吸収力は衰えますが、紙袋よりは耐久性が強く、ダンボールよりも安い価格で資材を準備することができます。

 

紙袋で梱包・発送が可能なアイテムがあれば、全体的なコストダウンにつなげられるので、積極的に使用していくと良いでしょう。

 

ダンボール

商品を傷つけないためには、ダンボールに緩衝材を入れ、そこに商品を納めて配送するのが一般的なやり方です。陶磁器や電子機器など、デリケートな商品を包装するのであれば、ダンボールの方がいいでしょう。

 

インテリアなど、ある程度の大きさになってくると紙袋には収まりきらないため、ダンボールが必要になります。ダンボールはサイズごとに値段も異なりますし、置き場所の問題も出てくるため、必要な大きさと数を計算することが大切です。

 

紙袋よりもコストがかかりますが、商品を外部の衝撃から守り、高い耐久性を持つ点が大きなメリットと言えるでしょう。

 

ダンボールの購入は主に配送会社や資材店から購入することができます。

 

また、準備金に余裕がでてきたら、ショップのロゴを入れるなど、オリジナルデザインのダンボールを作成することで、よりお客さまに喜んでいただけるショップ作りへと発展させていくのもよいでしょう。

 

テープ

緩衝材の固定やダンボールを閉じるための梱包用のテープ、ラッピングのためのカラーテープ、細かい包装をするセロテープなど、テープは用途に合わせ複数種類が必要です。

 

テープの種類や特徴、費用について以下にまとめました。

 

テープの種類 特徴 耐水性 用途 平均費用(1巻)
クラフトテープ
  • 文字の記入が可能
  • 手で切れる
  • 出荷作業
  • ピッキング
  • 梱包作業
など
100円前後
布テープ
  • 強い粘着力
  • 文字の記入が可能
  • 手で切れる
  • 出荷作業
  • ピッキング
  • 梱包作業
など
200円前後
OPPテープ
  • リーズナブル
  • 密着性の高い粘着力
  • 出荷作業
  • ピッキング
  • 梱包作業
など
100円前後
養生テープ
  • 剥がしやすい
  • のりが残らない
  • 仮留め
  • 梱包作業
など
300円前後
マスキングテープ
  • 文字の記入が可能
  • 手で切れる
  • 剥がしやすい
  • のりが残らない
  • デザインが豊富
  • 仮留め
  • ラッピング
  • レター作成
など
100円前後

 

このように、テープは種類によって用途が様々ありますので、用途に適したテープを選び、梱包や出荷でトラブルが起きないようにしましょう。 

 

梱包の選び方は「【基本編】初心者におすすめのネットショップの梱包の選び方やコツ」でも紹介しているので、参考にしてみて下さいね。

ネットショップ開業で業種業態、規模によって必要なもの

営業許可申請(特定の商品を扱う場合)

 インターネットで商品を販売する場合、販売商品によっては販売許可や資格・免許が必要です。具体的には、以下の商品をネットショップで販売する場合、管轄の役所などに許可を申請する必要があります。

 

販売するもの 必要な許可・資格 確認・取得場所
食品 資格:食品衛生責任者
許可:食品衛生法に基づく営業許可
所轄の保健所
健康食品 資格:食品衛生責任者
許可:なし
所轄の保健所
都道府県の薬務課
中古品 資格:なし
許可:古物商許可

所轄の警察署(生活安全課)

酒類 資格:なし
許可:酒類の販売業免許
所轄の税務署

医薬品

資格:薬剤師、登録販売者など
許可:薬局開設許可、医療品販売許可、特定販売届出など
所轄の保健所
都道府県の薬務課

化粧品

資格:なし
許可:化粧品製造販売許可、医薬部外品製造販売許可

(どちらも製造・販売を行う場合に必要)

都道府県の薬務課

ペット

資格:動物取扱責任者
許可:動物取扱業
都道府県によって異なる(動物愛護相談センターなど)

輸入品

資格:食品衛生責任者など
許可:食品衛生法に基づく営業許可など
所轄の保健所など

 

例えば、酒類販売業免許の中でも、一般酒類小売業免許の場合は30,000円を税務署に支払う必要があります。また、酒類卸売業免許の場合は90,000円を税務署に支払う必要があります。

※すでに酒類小売業免許(一般または通版)を持っていて、条件緩和(解除)することで酒類卸売業免許を取得する場合は60,000円になります。

 

他にも、東京都で古物商許可を得る場合は手数料が19,000円必要だったりと、営業許可申請には意外とお金がかかるものです。営業許可申請は必ず必要なものですので、頭に入れておきましょう。

なお、営業許可申請の詳細はネットショップ開業で必要な手続き・資格まとめ。開業届は必要?の記事にも詳しくまとめています。こちらも参考にしてくださいね。

 

 

インターネット通信費

既にインターネット環境が整っていれば、新たにかかる費用はありませんが、これからインターネット環境を整えようと思っている場合は、インターネット通信費もコストとしてかかってきます。

なお、インターネットにかかる月額平均は2,000~4,000円と言われています。固定費としてかかる費用としてこちらも頭に入れておきましょう。

 

人件費

規模によっては一人で全て対応するのが困難となり、人手が必要になってきます。法人化し、正社員を雇うことになれば、給料だけでなく社会保険の一部を負担する必要も出てきます。

 

ネットショップ開業時の資金繰りで失敗しないために

通帳と電卓などで資金確認する人

 

開業の資金繰りで失敗すると、ある程度ショップが売れていても出て行くお金の方が大きくなってしまい、運営が立ち行かなくなってしまうことがあります。予算が足りずにスケールダウンしてしまう恐れもあるでしょう。

かといって、無闇にコストを抑えるのではなく、成果に大きく直結する部分には費用を多く出すなど、メリハリも大事です。

 

以下を参考に、開業の資金繰りで失敗しないためのポイントを押さえておきましょう。

はじめから規模を大きくしすぎない

個人でネットショップをはじめる場合に、最初から規模を大きくしすぎるのはリスキーです。

 

毎月、ショップにかかる運転資金が大きくなってしまうと、その分ノルマも大きくしなければお店が回らなくなってしまいます。開業初期の段階から大きなノルマの達成は難しく、お店を畳む原因になりかねません。

 

また、月々の運用資金が大きくなってしまうと、試行錯誤や方向転換も難しくなってしまいます。

 

資金が潤沢にあって試行錯誤することができ、すでにネットショップの経験があってノウハウがある状態で始める場合は別です。しかし、最低でも半年は運営できるランニングコストに抑えることと、失敗した場合にも飲み込めるリスクに抑えられるよう規模を調整しましょう。

資金調達の方法を調べておく

資金を確保する方法についても事前に調べておきましょう。補助金やクラウドファウンディングなどの制度を使うと、開業費用をかなり抑えられます。

 

補助金制度

補助金制度には「IT導入補助金」や「小規模事業者持続化補助金」といった制度があります。

ネットショップ開業 資金

 

「IT導入補助金」は中小企業生産性革命推進事業の一つで、通販サイトの作成やテレワーク環境の整備に対して補助金が出る制度です。最低30万円、最大450万円の補助金が出るため、高額ツールの導入などに際して有効です。

 

ネットショップ 開業資金

 

「小規模事業者持続化補助金」は、商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」及び、一定の要件を満たした特定非営利活動法人を対象とした補助金で、販路開拓等の取組や、あわせて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助してくれます。最大50万円の補助金が出ます。 

 

なお、ネットショップ開業時に使える補助金については、【2021年最新】ネットショップ開業で使える助成金・補助金制度まとめ!コスト削減方法もご紹介の記事にも詳しくまとめていますのでこちらもチェックしてみてくださいね。

 

クラウドファウンディング

 最近、耳にすることが多いクラウドファウンディング。

 

クラウドファウンディングは、インターネットを通じて不特定多数に向けて資金提供を呼びかけ、趣旨に賛同した方から小学ずつ資金を調達するという調達方法です。

 

手数料がかかったりリターンと呼ばれる返礼品を考えたりする必要はありますが、無在庫での販売や無料で資金調達が可能。中小規模のオーナーさんや個人でビジネスを始める方にとっては、リスク少なく資金調達を行うことができます。

 

アイデアや想いを持つ人は誰でも呼びかけることができ、また賛同した人も簡単に出資ができるため、誰でも手軽に行えることや拡散性の高さ、テストマーケティングも行えるといった点で注目され、知名度が上がっている資金調達方法です。

 

融資を視野に入れておく

本格的に事業を始めるのであれば、融資を申請するという方法もあります。融資を受ける先は、銀行や日本政策金融公庫、オンライン融資サービスなどのいくつかパターンがありますが、特に日本政策金融公庫は利率が低く、良心的です。税理士や弁護士などのプロに相談した方が、融資を受け取りやすくなります。

 

日本政策金融公庫は、新しく事業を始める場合やすでに事業を営んでいる場合に、資金を融資する金融機関のことで、国が100%出資をしています。小規模事業者・中小事業者・農林水産事業者に向けて融資をしており、電話での相談サポートやサポートセンターなど手厚いサポートも利用できます。

 

また、一定の要件を満たす方に限りますが、新創業融資制度という無担保・無保証人で利用が可能な仕組みもあります。

売り切れる数量を仕入れる

最初から大量に売ろうと在庫を抱えすぎてしまうと、在庫を抱えておくためのスペースが必要になります。貸倉庫のレンタルが必要になると、それだけで無駄な出費です。特に季節物や流行の商品は、時期が過ぎてしまうと売るのが難しくなってしまうので、処分費用がかかります。

 

開業したての頃は特に、在庫を大きく抱えすぎず、確実に売り切れる数量に抑えましょう。そのためには市場調査を行ったり、顧客分析を行ったりといったマーケティング分析を行うことも必要になってきます。

 

帳簿付けなどで日々チェックする

ネットショップ運営で、今、赤字なのか黒字なのか日々細かくチェックしましょう。ネットショップに限らず個人で事業や店舗を経営する際、お金の管理は重要です。

 

また、ネットショップ開業後は確定申告も必要になります。

確定申告は 1 年間の収支の申告です。1 月 1 日~12 月 31 日までの間の会計結果を提出するのですから、スケジュールとしてまとめると、以下のようになります。

1 月 1 日~12 月 31 日 : コツコツ収支を帳簿付け
1 月~2 月 : 昨年の会計結果をまとめ、確定申告の準備
2 月 16 日~3 月 15 日 : 確定申告

 

確定申告できるのは約 1 ヵ月間だけです。もし期限が過ぎてしまった場合、無申告加算税や延滞税が発生し、納める税金が高くなってしまう場合があります。

確定申告の期限に間に合うよう、また、年末年始にかけて大慌てで準備をすることにならないようにするためにも、できれば毎月コツコツと領収書の整理や記帳を行うことをおすすめします。

 

確定申告については、個人事業主の確定申告のやり方は? 期限や提出書類も解説でも詳しくご紹介していますのでこちらもチェックしてみてくださいね。 

  

ネットショップ開業には STORES がおすすめ!

これまでネットショップ開業資金にについてご説明してきました。やはり開業資金がかからないに越したことはないですよね。

こちらの記事を書いている STORES ネットショップ は、前述にもありましたが、ASP型のサービスを提供しています。

STORES のフリープランなら、初期費用0円で気軽に低リスクでネットショップを始められる上に、決済手数料が5%と無料ネットショップ開設サービスの中でも最安値。試しにチャレンジしてみたい方や、初回の固定費を抑えたい方におすすめです。

 

STORES ネットショップ のメリットに関しては、『ネットショップ開設で STORES を使うべき10のメリット』でも詳しくご紹介していますのでこちらもチェックしてみてくださいね。 

 

ネットショップ開業資金のまとめ

ネットショップの開業資金は、ショップの規模や出店方法によって大きく変わります。

 

ネットショップ開業初心者さんであれば、規模を大きくしない、在庫を抱えすぎないといった資金リスクを減らす工夫を施しましょう。

売り上げの目処がある程度立つようになってから機材や梱包など、よりこだわりたい部分に資金を使うことをおすすめします。

 

なお、ネットショップ開業については、2021年最新版】ネットショップ開業・開設手順はこれを見れば完璧!初心者〜上級者向けにご紹介』で詳しく解説しています。

完全ガイドですので、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

 

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